バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

セルロース系バイオマスからのエタノール製造新技術を共同開発

2006年12月07日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
 財団法人 地球環境産業技術研究機構(RITE)とHondaの研究開発子会社である株式会社 本田技術研究所(以下Honda)は、植物由来の再生可能資源であるソフトバイオマス※1からエタノールを製造する技術に関する共同研究の成果を発表した。Honda Press Information 2006-09-14

◇ホンダ、フレックスフューエル車を06年に…どんなアルコール混入率でも
 ホンダは、アルコール混合率にかかわらず走行できるフレックス・フューエル車を2006年中に市場投入すると発表した。Response 2005年7月20日

バイオセンサチップおよびその製造方法

2006年12月07日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-143601 出願日 : 2005年5月17日
公開番号 : 特許公開2006-322717 公開日 : 2006年11月30日
出願人 : 石原 一彦 外1名 発明者 : 石原 一彦 外1名

発明の名称 : センサチップおよびその製造方法

【課題】 バイオセンサなどのセンサチップであって、試料中の生体成分がセンサチップ表面に非特異的に吸着することを効率的に防止することができるセンサチップおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 表面にシラノール基を有するガラス基板3と、このガラス基板3の表面の一部に形成され金を材料として含む金電極5を備えたバイオセンサ用のセンサチップ1であって、金電極5の表面には少なくともホスホリルコリン類似基,チオール基,および活性エステル基を分子内に含有する重合体(A)が吸着しており、ガラス基板3の表面には少なくともホスホリルコリン類似基および有機ケイ素基を分子内に含有する重合体(B)が結合している。また、このセンサチップは、センサチップ1の表面を共重合体(B)で表面処理する工程と、センサチップ1の表面を洗浄して金電極5の表面から共重合体(B)を除去する工程と、センサチップ1の表面を共重合体(A)で表面処理する工程により製造される。

加工が容易で平坦性と表面精度が良好なバイオチップ用基板

2006年12月07日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-150330 出願日 : 2005年5月24日
公開番号 : 特許公開2006-329686 公開日 : 2006年12月7日
出願人 : 株式会社ハイペップ研究所 外1名 発明者 : 軒原 清史 外1名

発明の名称 : バイオチップ用基板及びバイオチップ

【課題】 固定化が容易であると同時に自家発光することなく加工が容易で平坦性と表面精度が良好なバイオチップ用基板を提供すること。
【解決手段】 バイオチップの基板本体を金属で形成すると共に、該金属製基板本体上に活性基を有する炭素層を形成したものをバイオチップ用基板として用いる。
【効果】 バイオチップ用基板は、基板本体が金属製であるので、加工が容易であるのみならず、割れや欠けを生じないので取り扱い性に優れ、高度な平坦性と表面精度を達成することができ、このため、蛍光の検出時に光学系の焦点を合わせ難いという問題が生じない。さらに、基板本体が金属製であるので、蛍光を自家発光することがない。さらに、炭素層がアミノ基等の活性基を有しているので、生体関連物質を容易に固定化することができる。

抗リガンドの検出及び/又は定量に有用な改良バイオチップ

2006年12月07日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2006-201229 出願日 : 2006年7月24日
公開番号 : 特許公開2006-330000 公開日 : 2006年12月7日
出願人 : オウトジエノミクス・インコーポレーテツド 発明者 : ビジヤイ・マハント 外1名

発明の名称 : 改良バイオチップ

【課題】リペプチド、ポリヌクレオチド、炭水化物、薬理活性分子、細菌もしくは真核細胞及び/又はウイルスを含む種々の抗リガンドの検出及び/又は定量に有用な改良バイオチップを提供する。
【解決手段】改良バイオチップは支持体と連結されたマトリックス層を含み、マトリックス層は複数の所定位置に複数のリガンドを含み、リガンドは試料液に含まれる抗リガンドに結合する。好適マトリックス層は支持体の自己蛍光、入射光吸収、電荷効果、及び/又は表面凹凸を低減する多機能マトリックス層であり、所期バイオチップは付加マトリックス層を含むことができる。

クモの糸と生物由来シリカを融合させたナノ材料

2006年12月07日 | NEWSクリッピング
 貝殻、生物の骨などの自然界に存在する材料は、有機物と無機物が互いにナノスケールからマクロスケールで融合または複合された構造体になっている。このような材料を人工的に造るのは、現在においても、困難な場合がほとんどである。自然界では、膨大な量のシリカ(二酸化ケイ素)が生物によって産出・利用されている。その生物の代表例が単細胞の珪藻注1)であり、シリカでできたナノスケールの美しい模様をした細胞壁のバイオシリカが作られている。現在の工業的なシリカの製造方法では、高温において化学合成する方法が採用されており、室温における水性プロセスでシリカを作製することは不可能である。科学技術動向November 2006

ノロウイルス猛威 感染性胃腸炎、過去10年で最速増

2006年12月07日 | NEWSクリッピング
 「おなかのかぜ」と呼ばれる感染性胃腸炎が全国で猛威をふるっている。国立感染症研究所がまとめる全国約3000の小児科医療機関の定点調査では、過去10年間で最も速いペースで患者が増加。大半はノロウイルスが原因とみられ、抵抗力が低い乳幼児や高齢者は特に注意が必要だ。

 ノロウイルスによる感染性胃腸炎の症状は、下痢や嘔吐(おうと)、腹痛など。同研究所の感染症情報センターによると、11月13日からの1週間で定点1施設あたりの患者数は16.4人となり、昨年同時期の約2.7倍に達した。例年より1カ月ほど速いペースで、今後さらに増える可能性があるという。 朝日新聞2006-12-07

超高性能プラスチック、微生物で原料を生産

2006年12月07日 | NEWSクリッピング
 従来のプラスチックより耐熱性などに優れる「超高性能プラスチック」の原料を、微生物によって生産する仕組みを、東大大学院農学生命科学研究科の堀之内末治教授らのグループが突き止めた。
 石油に依存せずに、耐久性に優れ、応用範囲が広いプラスチックの大量生産に道を開く研究として注目される。読売新聞2006-12-06

出願番号 : 特許出願2003-427496 出願日 : 2003年12月24日
公開番号 : 特許公開2004-283163 公開日 : 2004年10月14日
出願人 : 東洋紡績株式会社 発明者 : 堀之内 末治 外5名

発明の名称 : アミノヒドロキシ芳香族カルボン酸の生産に関与する遺伝子およびアミノヒドロキシ安息香酸類の製造方法

【課題】3-アミノ-4-アミノヒドロキシ芳香族カルボン酸類を生合成で製造する方法を提供する。
【解決手段】特定の塩基配列を有する3-アミノ-4-ヒドロキシ芳香族カルボン酸類の生合成遺伝子。特定のアミノ酸配列を有する3-アミノ-4-ヒドロキシ芳香族カルボン酸類生合成関連タンパク質。該遺伝子を組み込んだ組換えベクター。該組換えベクターによって形質転換した形質転換体。並びに、該形質転換体を用いて3-アミノ-4-ヒドロキシ芳香族カルボン酸類を製造する方法。

赤色酵母由来の乳化剤

2006年12月07日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2006-39651 出願日 : 2006年2月16日
公開番号 : 特許公開2006-255692 公開日 : 2006年9月28日
出願人 : 株式会社カネカ 外1名 発明者 : 河原 秀久 外2名

発明の名称 : 赤色酵母由来の乳化剤

【課題】安全性の高い、単独で高い乳化性と乳化安定性を示す新規な乳化剤、当該乳化剤を用いることで得られる脂溶性物質を含有する水溶性組成物、及び、これらの製造法を提供すること。
【解決手段】赤色酵母を培養液中で培養して得られる培養液中の糖タンパク質複合体を、有効成分として含有してなる乳化剤。また、当該乳化剤及び脂溶性物質を含有してなる水溶性組成物。さらに、当該乳化剤及び水溶性組成物の製造方法。

カンタキサンチンからアスタキサンチンへの変換

2006年12月07日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2005-147332 出願日 : 2005年5月19日
公開番号 : 特許公開2006-321761 公開日 : 2006年11月30日
出願人 : 株式会社クラレ 発明者 : 森 俊樹 外2名

発明の名称 : アスタキサンチンの製造方法

【課題】 カンタキサンチンからアスタキサンチンを高収率でかつ非常に少ない副生物量で製造する方法の提供。
【解決手段】 カンタキサンチンとトリフルオロメタンスルホン酸トリアルキルシリルエステル(アルキル基の炭素数はそれぞれ1~4である)とを、テトラヒドロフランおよび/またはトルエン並びにトリアルキルアミン(アルキル基の炭素数はそれぞれ2~4である)の存在下、-20~20℃で反応させてカンタキサンチンビス(トリアルキルシリル)エノールエーテルを生成させ、該カンタキサンチンビス(トリアルキルシリル)エノールエーテルを、テトラヒドロフランおよび/またはトルエン中、過酢酸と-25~10℃で反応させてアスタキサンチンビス(トリアルキルシリル)エーテルに変換し、ついで該アスタキサンチンビス(トリアルキルシリル)エーテルを第一級アルコールと反応させることを特徴とするアスタキサンチンの製造方法。