バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

抗がん剤標的分子の正確な遺伝子発現制御を解明

2006年12月08日 | NEWSクリッピング
理研横浜研究所ゲノム科学総合研究センターの畠山眞里子チームリーダーと東工大の下平英寿助教授らの研究グループは、成長ホルモンを投与した時に発生する遺伝子発現量の変化を計測し、得た遺伝子発現変化量を統計学的な手法で解析した結果、受容体が遺伝子発現量を精密に制御していることを突き止めました。理研プレスリリース2006-12-06

史上最高の熱安定性を持つタンパク質を発見

2006年12月08日 | NEWSクリッピング
- ”かたち”が生みだす約150℃の熱安定性 -

 生体の主な構成素材であるタンパク質が機能を発揮するためには、その“かたち”である立体構造が重要な鍵になります。しかし、タンパク質の立体構造は、熱や酸性度(pH)の変化など、わずかな環境変化に敏感に反応して壊れてしまいます。ところが、温泉の源泉付近など、水の沸騰点近くで生育する微生物が生産するタンパク質は、熱安定性が高いことが知られていました。 理研プレスリリース2006-07-13
◇史上最高の熱安定性を持つタンパク質発見のいきさつ
  理研ニュース2006年12月号

重イオンビームを用いてイネの耐塩性変異系統を作成

2006年12月08日 | NEWSクリッピング
「日本晴」で世界初の塩害耐性栽培の新品種誕生
土壌に塩分が集積し、土壌環境や農業に深刻な被害をもたらす塩害は、アフリカ諸国やパキスタン、中国などアジアの諸外国で深刻化している。このため、耐塩性作物の育成方法の研究開発が望まれている。当研究所と東北大学は共同研究により、理研の大型加速器「リングサイクロトロン」から発生する炭素の重イオンビームを「日本晴」という品種のイネに照射し、わずか2年半で耐塩性の新品種を生み出すことに成功した。 理研ニュース 2006年12月号

ミトコンドリアDNA複製開始に遺伝的組換え開始と共通の装置が働くことを解明

2006年12月08日 | NEWSクリッピング
ミトコンドリアDNA複製の常識の一端が覆る
◇ポイント◇
 ・謎であった細胞質遺伝の基本問題(ホモプラスミー)を分子の機能で解く
 ・RNAの合成とされたミトコンドリアDNA複製開始と、細胞質遺伝の定説を書き換える
 ・神経や筋肉などの老化やミトコンドリア症対策について手掛かりに
理化学研究所 プレスリリース

ヘビースモーカーの遺伝子解明?大阪大グループ

2006年12月08日 | NEWSクリッピング
 ヘビースモーカーとそうでない人では、特定の遺伝子の働き方が微妙に違うことを、大阪大学の研究グループが突き止めた。たばこに含まれるニコチンへの依存度が変わってくるという。禁煙したくてもなかなかたばこをやめられない人を対象に、将来、血液検査などで遺伝子を調べ体質にあったきめ細かな禁煙指導が可能になりそうだ。
 阪大の東純一教授らは、喫煙者と喫煙歴のある約300人に協力してもらい、遺伝子を調べた。1日の喫煙本数が多く、朝起きてすぐたばこを吸う人をニコチン依存度が高いヘビースモーカーに分類し、比較した。日経ネット2006-12-06

色落ちしにくいノリを簡単に判別できる遺伝子を発見

2006年12月08日 | NEWSクリッピング
水産総合研究センター 

 独立行政法人水産総合研究センターでは、窒素不足によるノリの色落ちを、短時間かつ簡便に判別可能とする遺伝子群を発見しました。これは、窒素が欠乏した状態になってから24時間後という短い時間で変動する遺伝子群をマイクロアレイ技術により確認したもので、培養実験による品種間の色落ちの違いとも一致しました。日経ネット プレスリリース2006-12-07
http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr18/181207/besshi.htm

成長ホルモンおよび血清アルブミンに対する組換え融合タンパク質

2006年12月08日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平9-524098 出願日 : 1996年12月19日
公表番号 : 特許公表2000-502901 公表日 : 2000年3月14日
出願人 : デルタ、バイオテクノロジー、リミテッド 発明者 : デイビッド、ジェームズ、バランス

発明の名称 : 成長ホルモンおよび血清アルブミンに対する組換え融合タンパク質

アルブミンおよび成長ホルモンの融合タンパク質、またはいずれかの変異体の融合体が酵母中で良好に分泌され、血清および保存安定性を増加した。


野菜抽出物、その製造方法およびヒト用または動物用医薬における利用

2006年12月08日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願平10-543772 出願日 : 1998年4月16日
公表番号 : 特許公表2000-503684 公表日 : 2000年3月28日
出願人 : フェファ・ナムローゼ・フェンノートシャップ 外1名 発明者 : ジレサン,ユベール・ジャン・マリー・フランソワ

発明の名称 : 野菜抽出物、その製造方法およびヒト用または動物用医薬における利用

本発明は、次の工程、a)野菜物質をパルプになるまで圧搾し;b)得たパルプを水また有機溶媒で冷処理または熱処理し;c)一定の濃度を得るまで溶媒を除去し;d)得た抽出物を1以上の下記方法によって選択的にさらに精製する:熱凝固法、硫酸アンモニウムでの精製、沈降、ゲルまたはイオン交換樹脂のクロマトグラフィーを含む方法によって得られる生物活性植物抽出物に関する。

ヒト成長ホルモンの分泌生産方法

2006年12月08日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平11-194510 出願日 : 1999年7月8日
公開番号 : 特許公開2000-78989 公開日 : 2000年3月21日
出願人 : 三井化学株式会社 発明者 : 本城 勝 外4名

発明の名称 : ヒト成長ホルモンの分泌生産方法

【課題】 微生物を用いた20KhGHのより効果的な分泌生産方法を提供し、ペリプラズム抽出溶液中に夾雑する不純物蛋白質がより少ない、微生物を用いた20KhGHの分泌生産方法を提供する。
【解決手段】 大腸菌OppA蛋白質の分泌シグナルまたはその改変体をコードする遺伝子の直後に20KhGHをコードするDNAを結合したDNA配列及びシグナルペプチダーゼ1をコードするDNAを含む組換えプラスミドを構築し、該プラスミドで大腸菌を形質転換し、該大腸菌形質転換体を培養して20KhGHを大腸菌のペリプラズム中に分泌生産させる。
【効果】 20KhGHが大腸菌のペリプラズムに従来の方法に比べ効率よく分泌できる。また、得られるペリプラズム抽出溶液は夾雑蛋白質が少ないため20KhGHの精製が容易である。

微生物の高感度な免疫 学的検出測定法および定量方法

2006年12月08日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平10-295968 出願日 : 1998年9月11日
公開番号 : 特許公開2000-88854 公開日 : 2000年3月31日
出願人 : 株式会社ユーエムエー 発明者 : 狩山 英理

発明の名称 : 微生物(細菌,眞菌,ウイルス,産生物質)の高感度な免疫 学的検出測定法および定量方法

微生物を物理的,免疫的に固層に吸着分離し,微生物を認識する第1次抗体を反応,洗浄後,当該第1次抗体を認識する第2次酵素標識抗体を反応,洗浄し,当該固相上酵素活性を2重に増幅増感測定する高感度な微生物の検出定量測定法.
【課題】 微生物を固相上に吸着高感度に検出測定する系である.
【解決手段】 第1次抗体に多量結合する酵素標識第2次抗体を選択,増幅する測定系である.