バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

生産能力10倍に 香川大が希少糖研究拠点を整備

2006年12月05日 | NEWSクリッピング
 香川大(一井真比古学長)は、希少糖研究の中核を担う「希少糖生産ステーション」を香川県木田郡三木町池戸の同大農学部キャンパスに整備した。微生物の培養から糖の結晶化まで、希少糖の一連の生産を同じ室内で行えるように機器を集め、生産効率を高めた。同大希少糖研究センター(何森健センター長)や民間企業などが、“夢の糖”の実用化に向けた研究を進める。四国新聞2006-12-05

多発性骨髄腫の細胞遺伝子治療に、レトロネクチン®をライセンス

2006年12月05日 | 医療 医薬 健康
ピーター・マッカラムがんセンター(メルボルン)が行なう悪性血液腫瘍の一種である多発性骨髄腫の細胞遺伝子治療に、レトロネクチン®をライセンス
http://www.takara-bio.co.jp/news/2006/12/04.htm
多発性骨髄腫は悪性血液腫瘍のひとつで、免疫応答の重要な役割を担う抗体を産生する細胞ががん化することにより発症する疾患です。がん化した細胞は、骨髄のいたるところで増殖し、周囲の骨を破壊し、さらに免疫システムの異常や腎障害といった深刻な症状を引き起こします。多発性骨髄腫の発症率は毎年10万人中約3~4人で、特に高齢者に多く発症することが知られています。

特異認識型細胞固定化基材によるマイクロバイオプラントの創製

2006年12月05日 | 創薬 生化学 薬理学
平成17年度成果報告書 平成16年度採択産業技術研究助成事業04A02025  平成17年度中間
NEDO報告書バーコード 100008514 開始年度 2004 (年)
作成者 東京医科歯科大学岩崎泰彦

要約 16年度に合成法を確立したヒドラジド基を有するリン脂質ポリマー(PMBH)上で、非天然糖鎖を誘導したハイブリドーマ(抗体産生細胞)を固定することに成功した。PMBH表面に固定された細胞は、遊離の細胞に比べ高い抗体産生能を持つことがわかった。 細胞膜に倣い糖鎖を導入したリン脂質ポリマー(PMBL)も新たに合成し、この糖鎖に対するレセプターをもつ細胞だけを選択的に固定できることを明らかにした(特願2006-130635)。

バイオ塾情報創庫 新着情報 2006-12-05

2006年12月05日 | 医薬工学 製剤 DDS
◇生細胞内遺伝子診断を可能にする新技術の開発
  http://blog.drecom.jp/bio21st/archive/117
◇ゲノム情報を利用したヒト由来タンパク質の効率的生産のための新規酵母発現系の開発
  http://blog.drecom.jp/bio21st/archive/118
◇光活性化型リガンドによるマイクロパターン幹細胞培養技術の確立による設計可能な人工組織素子の開発
  http://blog.drecom.jp/bio21st/archive/119

◇エネルギー代謝工学を利用した効率的微生物生産システムの構築 平成17年度中間
   北海道大学和田大 :NEDO報告書バーコード 100008522
◇医薬品業界の動向~一層求められる効率化と国際化の両立
  登録日:2006/11/16 発表元:大和総研
  http://www3.keizaireport.com/jump.cfm/-/ReportID=48806/
◇インド製薬産業の現状―市場、企業動向と環境変化への戦略
  登録日:2006/11/06 発表元:みずほコーポレート銀行
  http://www3.keizaireport.com/jump.cfm/-/ReportID=48409/

生細胞内遺伝子診断を可能にする新技術の開発

2006年12月05日 | からだと遺伝子
平成17年度成果報告書 平成16年度採択産業技術研究助成事業 
作成者 京都大学山東信介
要約 1.自己切断型プローブの合理的及びSELEX法による配列最適化を実施・検討した。2.非修飾核酸を利用した遺伝子診断法MB-mRNA法を細胞外検出に特化させ、RNaseH activity-coupled MB-mRNAシステムを開発した。本系を用いて、より高感度・高塩基選択的な核酸配列検出に成功した。また、核酸配列を可視化検出、及び、3色マルチカラー検出する系の構築に成功した。3.細胞膜内での応用に向けた研究を実施した。NEDO報告書バーコード 100008511

RNA構造を標的とした抗C型肝炎ウイルスペプチドの探索と創薬化

2006年12月05日 | 創薬 生化学 薬理学
平成16年度~平成17年度成果報告書 平成16年度採択産業技術研究助成事業 
作成者 国立感染症研究所石井孝司

要約 HCVの3'UTR領域を標的としたスクリーニングにおいて陽性を示すペプチド9配列が検出され、そのうち3配列はHCV特異的であり、かつ共通のモチーフを有していた。今回検出されたペプチドは、感染モデルセルラインにおいてIFN、RIBに匹敵するウイルス増殖抑制効果を示した。また、試験条件においては細胞毒性が観察されなかったことから、細胞内において標的RNAに選択的に結合し、ウイルスゲノムの複製を効率的に阻害していると考えられる。さらにこのペプチドは、特別な処理などを行わずに培地に投与しただけで細胞内に移行し、有効な活性を示すことが証明された。 NEDO報告書バーコード 100008496

腸管出血性大腸菌を示すための培地およびそれを示す方法

2006年12月05日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平9-536806 出願日 : 1997年4月14日
公表番号 : 特許公表2000-508176 公表日 : 2000年7月4日
出願人 : ランバック,アラン 発明者 : ランバック,アラン

発明の名称 : 腸管出血性大腸菌を示すための培地およびそれを示す方法

本発明は、α-ガラクトシダーゼ酵素の基質である色原体化合物を含有する、腸管出血性大腸菌、特に血清型O157および/またはO11を示すための培地に関する。また本発明は、検体中の腸管出血性大腸菌を示すための方法にも関する。

芳醇でアレルギー反応の起こりにくい酒類、及びそれを生産することのできる製造方法

2006年12月05日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平10-374041 出願日 : 1998年12月28日
公開番号 : 特許公開2000-189147 公開日 : 2000年7月11日
出願人 : 株式会社アレルゲンフリー・テクノロジー研究所 発明者 : 杉山 宏 外6名

発明の名称 : 酒類及びその製造方法

【課題】 大量の糠を生じさせることなく、芳醇でアレルギー反応の起こりにくい酒類、及びそれを生産することのできる製造方法を提供する。
【解決手段】 前記酒類は、分子量33kDのタンパク質の質量(A)に対する分子量60kDのタンパク質の質量(B)の質量比(B/A)が4以上であるタンパク質除去処理米を醗酵させることにより得られる。前記製造方法は、分子量33kDのタンパク質の質量(A)に対する分子量60kDのタンパク質の質量(B)の質量比(B/A)が4以上であるタンパク質除去処理米を醗酵させる工程を含む。

新規な組み換え体DNA及び耐熱性ホタルルシフェラ―ゼの製造法

2006年12月05日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平11-271 出願日 : 1999年1月5日
公開番号 : 特許公開2000-197487 公開日 : 2000年7月18日
出願人 : キッコーマン株式会社 発明者 : 辰巳 宏樹 外2名

発明の名称 : 耐熱性ホタルルシフェラ―ゼ、耐熱性ホタルルシフェラ―ゼ遺伝子、新規な組み換え体DNA及び耐熱性ホタルルシフェラ―ゼの製造法

【解決手段】 野生型ホタルルシフェラーゼのアミノ酸配列において、313位のアミノ酸、又は北米ボタルのルシフェラーゼの313位と同等位置のアミノ酸が疎水性アミノ酸に変異されていることを特徴とする耐熱性ホタルルシフェラーゼ、野生型ホタルルシフェラーゼのアミノ酸配列において、217及び315位のアミノ酸、又はゲンジボタル若しくはヘイケボタルの217及び315位と同等位置のアミノ酸が疎水性アミノ酸に変異されていることを特徴とする耐熱性ホタルルシフェラーゼ、当該耐熱性ルシフェラーゼをコードする遺伝子、当該耐熱性ルシフェラーゼをコードする遺伝子を組み込んだベクター、及び当該ベクターを用いた耐熱性ホタルルシフェラーゼの製造方法。
【効果】 本発明耐熱性ホタルルシフェラーゼ遺伝子の発現により得られる耐熱性ホタルルシフェラーゼは、ATP等の微量検定等において極めて有用である。また本発明の耐熱性ホタルルシフェラーゼの製造方法により、効率よく上記ルシフェラーゼを得ることが可能であり、産業上極めて有用である。

細菌由来のコエンザイムQ10の側鎖合成遺伝子

2006年12月05日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平11-32657 出願日 : 1999年2月10日
公開番号 : 特許公開2000-228987 公開日 : 2000年8月22日
出願人 : 鐘淵化学工業株式会社 発明者 : 松田 英幸 外6名

発明の名称 : コエンザイムQ10の製造法

【課題】 Rhizobiaceae科に属する細菌由来のコエンザイムQ10の側鎖合成遺伝子を利用することにより、微生物によってコエンザイムQ10を効率よく生産する。
【解決手段】 Rhizobiaceae科に属する細菌よりコエンザイムQ10の生合成に関与するキー遺伝子、デカプレニル2燐酸合成酵素の遺伝子を単離し、該遺伝子を大腸菌などの微生物に導入して発現させることにより、コエンザイムQ10を効率よく生産させることが可能となる。