やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

與次郎稲荷神社/東根市

2005-06-16 | 山形の鳥居、を巡る
新しいカテゴリー「山形の鳥居」を始めます。
以前から、鳥居の色々な種類や形に興味があったのですが、
気が付くと、山形は石鳥居の宝庫の県でした。
有名無名にこだはらず、鳥居のある風景を探して行きたいと思ひます。

仕事がひと段落したので、天童市の現場の下見を済ませ、
足を伸ばして東根市へ行きました。
「與次郎稲荷神社」の石鳥居から始めたいと思ってゐました。
東根市の友人に所在を教へてもらひ、お蔭ですぐ分かりました。

「寂れた処ですよ」と云はれて行ったのですが、
小さな境内の入り口に、小さく、少し柱の太い石鳥居がありました。
かつての、山岳信仰(月山か、葉山か?)の名残りの鳥居のやうですが、
境内の木々がうまく雨風をしのぎ、痛みはそれ程ではなく、
最初の場所に選んでよかった、と無人の境内で写真を収めて来ました。

閑話 
所在を教へて頂いた友人が、「昔は、あそこでサーカスがあった」と
懐かしんでゐました。
現場に行ってみると、左程大きな境内でもなく、この中で? と思ったのですが、
確かに、神社の大きさ(イメージ)は、人の加齢に反して小さくなってゆくやうです。
小生の生家の近くにも八幡神社があり、少年時代、そこは無限の大宇宙だったはずですが、
十年ほど前に立ち寄った時は、こんなに狭かった? と思った記憶があります。
神社や鎮守の森が子供達の遊び場の首位から滑り落ちて久しいです。
”大宇宙”を外から見てしまふことが、よい事なのか否か、
考へさせられることしきり、でした。(-_-)ウーム