自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

すいとん

2024-09-01 | Weblog
 台風の影響もあって、チャリには乗っていない。絵の作業に根をつめているが、進捗ははかばかしくない。
 さて今日は1923年の関東大震災から101年目。小学校の頃、始業式を済ませて昼頃に帰宅すると、この日の昼食は「すいとん」に決まっていた。
 親父は震災当日、東京市深川区(現 江東区)佐賀町で3歳だった。(下の弟は生後6か月)。子ども9人の5男であった。全員、命は無事だったようだが、家は焼けた(深川区の世帯の92.7%が焼失)。震災後、被災地では「すいとん屋」が流行ったという。小麦粉を練って、団子にして、汁で食べる。身を寄せた先でも食べたのであろう・・・。
 祖父は自営業。震災後、再建の見通しもなく、兄弟は親戚などに預けられ、バラバラになったようだ。私の父やその下の弟は祖父とは離れ、母(祖母)と共に母の実家に戻った。
 その辛苦の話を聞き、「すいとん」を食べるのが家族の行事だった。
 もっとも、出汁は効いていたので、まずくはなかったが・・・。今作れば、具沢山、贅沢なものになるだろうなぁ・・・。
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