自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

「これがまぁ終(つい)の栖(すみか)か

2024-07-16 | Weblog
 雪五尺」小林一茶。高校2年を修了した春休み、この句碑を見ようと、熱海で親戚の集まりに参加した後、家族と別れ、ひとり、上野駅から夜行急行に乗った。黒姫と改称されたばかりの駅(旧柏原駅)で下車し、少し歩いて句碑の前で見出しの写真。一茶は生まれ故郷の柏原に戻って、ここが終焉の地になるかと思って吟じたと言われる。
 この後は、小諸懐古園の藤村の「千曲川旅情のうた」の詩碑を見に行く。鉄オタでもあったので、野辺山駅で降りて、散策し、塩尻経由で帰宅したことがある。一茶の句は自然体で好きでもあった。
 
 今日は、新冷蔵庫が我が家にやってきた。ドアポケットに一升瓶と4合瓶が入る。嬉しいネ。よく考えると、この冷蔵庫、前の冷蔵庫並みにもってくれれば、23年後は96歳だ。そこで、「これがまぁ、終の冷蔵庫か・・・」と思って高校生の時を思い出した。冷蔵庫が先にくたばるか、自分が先にくたばるか、見ものでもある。楽しみ、楽しみ。
 
 ついでに、昨日は市役所から8月からの国民健康保険証が送られてきた。しかし、「これがまぁ、終の保険証か、こん畜生」とマイナカードやスマホに縁のない(持っていない)老人は嘆くのである。嫌だ、嫌だ。
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