
カンタベリー・サウンドの最高峰にして、我が永遠の
憧れのバンド、ハットフィールド&ザ・ノース。
72年末の結成から解散する75年までに2枚の
アルバムを残すが、これは75年発表の2枚目。
カンタベリー・サウンドという言葉は、ソフト・マシーンや
キャラバンのメンバーが、その地出身のため、二つのバンドを
中心に入り混じる音楽シーンを語るときに、便利に使われる
ものだ。めんたいビートといっても博多と北九州ではシーンは
違っていただろうが、思い起こすのは、ブルーズやロックンロール
を基本にしながらも、突っ走る性急なビートである。
では、カンタベリー・サウンドといわれて私が想起するのは・・・。
擬音にすれば「もわ~ん」。何のこっちゃ。(笑)これは初期の
キーボードやシンセ、メロトロンを組み合わせてできる音を
ボキャブラリーの少ない中で言葉に置き換えたのだが、
実際はジャズをベースにしたバンドも多く、リズムは複雑で
「もわ~ん」どころではない。本当のところ、最初に想起するのは
リチャード・シンクレアの「声」なのである。キャラバン時代から
全く変わらない魅力的な優しい声。これこそが私にとっての「肝」
であったりする。
面子はまさにオール・スター。元キャラバン、元マッチング・モール、
元ゴング、元エッグ。この4人が皆ソングライターであるというのが
強みで、パワー・バランスは難しかったろうが、アルバムの曲は
絶品だらけである。プログレ・マニアの「至宝」として
祭り上げるのではなく、曲構成、変化する楽器の音色、美しい
ボーカルを楽しめるロック・アルバムとして広く聴かれるべきだと思う。
よくプロデュースされている。
MC5、STOOGESといった活動期間が短いが残したアルバムがすべて
好きなバンドの音源というのは、あるだけで貴重だ。2者とも解散から
今にいたるまで、どのくらいの権利がクリアされているのかわからないが
多くの編集盤、アウトテイク、ライブがリリースされている。
ハットフィールズに関しては70年代に活動期間中の2枚のアルバム
以外には編集盤「AFTERS」と最近リリースされた「BBC LIVE」
くらいなものだ。
前者は未CD化でLPは入手困難、後者はネット販売と手軽には
聴くことが出来ないのがなんとも残念である。
先に書いたが、アルバムはすんなり耳に入るような感じで、うまく
まとめられている。が、メンバーはツワモノぞろい。アンダーグラウンド
で流通する幾つかのライブテープでは、演奏者自身に緊張感を
強いるような即興場面が多く展開される。ポップな面とハードな面の
2面性を併せ持った優れたバンドだったことがよくわかるというものだ。
ろくでなしの集まり?
とんでもない!!。
憧れのバンド、ハットフィールド&ザ・ノース。
72年末の結成から解散する75年までに2枚の
アルバムを残すが、これは75年発表の2枚目。
カンタベリー・サウンドという言葉は、ソフト・マシーンや
キャラバンのメンバーが、その地出身のため、二つのバンドを
中心に入り混じる音楽シーンを語るときに、便利に使われる
ものだ。めんたいビートといっても博多と北九州ではシーンは
違っていただろうが、思い起こすのは、ブルーズやロックンロール
を基本にしながらも、突っ走る性急なビートである。
では、カンタベリー・サウンドといわれて私が想起するのは・・・。
擬音にすれば「もわ~ん」。何のこっちゃ。(笑)これは初期の
キーボードやシンセ、メロトロンを組み合わせてできる音を
ボキャブラリーの少ない中で言葉に置き換えたのだが、
実際はジャズをベースにしたバンドも多く、リズムは複雑で
「もわ~ん」どころではない。本当のところ、最初に想起するのは
リチャード・シンクレアの「声」なのである。キャラバン時代から
全く変わらない魅力的な優しい声。これこそが私にとっての「肝」
であったりする。
面子はまさにオール・スター。元キャラバン、元マッチング・モール、
元ゴング、元エッグ。この4人が皆ソングライターであるというのが
強みで、パワー・バランスは難しかったろうが、アルバムの曲は
絶品だらけである。プログレ・マニアの「至宝」として
祭り上げるのではなく、曲構成、変化する楽器の音色、美しい
ボーカルを楽しめるロック・アルバムとして広く聴かれるべきだと思う。
よくプロデュースされている。
MC5、STOOGESといった活動期間が短いが残したアルバムがすべて
好きなバンドの音源というのは、あるだけで貴重だ。2者とも解散から
今にいたるまで、どのくらいの権利がクリアされているのかわからないが
多くの編集盤、アウトテイク、ライブがリリースされている。
ハットフィールズに関しては70年代に活動期間中の2枚のアルバム
以外には編集盤「AFTERS」と最近リリースされた「BBC LIVE」
くらいなものだ。
前者は未CD化でLPは入手困難、後者はネット販売と手軽には
聴くことが出来ないのがなんとも残念である。
先に書いたが、アルバムはすんなり耳に入るような感じで、うまく
まとめられている。が、メンバーはツワモノぞろい。アンダーグラウンド
で流通する幾つかのライブテープでは、演奏者自身に緊張感を
強いるような即興場面が多く展開される。ポップな面とハードな面の
2面性を併せ持った優れたバンドだったことがよくわかるというものだ。
ろくでなしの集まり?
とんでもない!!。
遅レス失礼。
ユニオンで、大量の既発CDを中古で見たのですが・・・。売却した人の中には後悔した人も
少なくないでしょうね。
最近、ちょっとレコ屋へ行ってないのですが、
多分今ごろは「CAN」のCDが溢れかえっていたりして・・。(笑)