2016年に購入したブツの中から選定する、恒例の「HARRY'S ROCK AND ROLL
VILLAGE認定ロック大賞」(笑)の時期がやってきました。まずは映像部門。
01 THE ROLING STONES / TOTALLY STRIPPED
02 PETE TOWNSHEND'S DEEP END / FACE THE FACE
03 THE ROLLING STONES / HAVANA MOON
04 FRANK ZAPPA & THE MOTHERS OF INVENTION / THE LOST BROADCAST
05 有山じゅんじ / ラグタイムの流儀~弦で紡ぐありやまな音楽~
06 RCサクセション / SUMMER TOUR '83 渋谷公会堂~KING OF LIVE COMPLETE
07 KING CRIMSON / RADICAL ACTION (TO UNSEAT THE HOLD ON MONKEY MIND)
08 IAN HUNTER / STANDED IN REALITY
09 ゴダイゴ / COLLECTORS DVD BOX 2
10 外道 / 外道 LIVE 2015
ストーンズの「TOTALLY STRIPPED」はブルーレイ4枚組仕様。「TOTALLY STRIPPED」
本編の意義も今になってより深く理解できたが、何より3公演分の映像が一挙に登場した
のは驚きであった。「HAVANA MOON」でのキューバ公演の熱狂も素晴らしかった。
まさか、有山じゅんじ名義の映像が出るなんて。いや、純粋に嬉しい驚きである。
しかも、単なるライブでなく自身がギターを抱えての教則ビデオのような趣であるが、
しっかりと重要曲を歌ってくれるので音楽物としても楽しめる。合言葉は「ウキウキ」である。
RCサクセションの映像は元々は発売を前提として撮影したものではなく、記録用であったと
思われるがそれ故に今の目で見ると様々な不備があるが、それを差し引いても価値ある
リリース。そう言えば数年前に「コブラの悩み」の完全版リリースのアナウンスがあったが
当たり前のように発売中止になってしまった。それを含めて今後の発掘にも期待。
キング・クリムズンは3CDと1ブルーレイで構成されたライブ盤の映像。高松公演を
ベースにしているのが四国の出としては泣けてくる(笑)が、それ以上に6人の演奏者、
特に3人のドラマーがどこをどう叩いているのか見分けられるのが重要。トリプル・ドラムスの
必然と意味合いを確認できるのは映像ならでは。
イアン・ハンターは驚異の30枚組「STANDED IN REALITY」に収録されたDVDを選出。
貴重なPVの数々、懐かしい「IAN HUNTER ROCKS」のDVD化だけでも満足であるが
初登場の79年の演奏まで見ることができるなんて・・・。
外道は今でも聴く者を楽しませ、そして驚かせる。PANTAやROLLYといったゲストの
登場も両者のファンでもある私にはポイントが高い。
来年も、ROCKで行こうよ!。
>まさか、有山じゅんじ名義の映像が出るなんて
ほんとですね、こんなものが出ていたなんて知らなかったし、教則本というのも意外ですが、
彼にはまだまだあのおだやかな演奏を伝えてほしいです。
わたくしの選出する関西3大ギタリストは、内田勘太郎、有山じゅんじ、故塩次しんちゃんですので、
そんな意味でも彼の音を残していただければ、と思います。(山岸潤司氏は、既にニューオーリンズの人になっているため、欄外)
>キング・クリムズン:トリプル・ドラムスの必然と意味合いを確認できるのは映像ならでは。
確かにこういうのを具体的に把握するには、ライブか映像となりますね。あたしゃ、いまだにあの時代の意義がよくわからんです。
その前?のエイドリアン・ブリューの音は惚れてましたけど。
教則物といっても、ガチガチなレッスン物とは全く違い、本人も意識しているのか無意識なのかわからない右手の動きのニュアンスをカメラで追っているという感じです。左手でなく、右手なのが肝です。
現行クリムズンはドラマーが三人ですが、ギタリストも二人いるので、フリップが何処を弾いているのかいないのかがわかるので映像はありがたいです。
80年代クリムズンは今頃になって面白さがわかってきました。(笑)