まだまだ続く「俺ベスト」シリーズ本年度第四弾は、思い描いた選曲と曲順で完成した
イアン・ハンターである。近年はボーカルに年齢の深さを感じないこともないが、
アルバムの出来は優れたものが多く、精力的なツアーを続けていることもあって現役感は
一向に薄れることはない。
個人的に思い入れの強すぎる数曲が、気分を感傷的にさせる一瞬がどうしても訪れるが
そんなことは関係ない。モット・ザ・フープル時代と合わせての選曲で、恨みつらみの
ロックンロールを楽しむのだ。
それでは、覚書を兼ねて、ここに曲目を記す。
DISC 1
01 GOLDEN AGE OF ROCK ' N ' ROLL
02 ROCK AND ROLL QUEEN
03 THE MOON UPSTAIRS
04 CLEAVELAND ROCKS
05 WHO DO YOU LOVE
06 ALL OF THE GOOD ONES ARE TAKEN
07 WHAT FOR
08 WAY WITH WORDS
09 SOUL OF AMERICA
10 ALL AMERICAN ALIEN BOY
11 I GET SO EXCITED
12 NOW MUCH MORE CAN I TAKE
13 HYMN FOR THE DUDES
14 BALLAD OF MOTT THE HOOPLE (26TH MARCH 1972 , ZURICH)
15 SATURDAY GIGS
16 NOW IS THE TIME
17 BOY
DISC2
01 ONCE BITTEN TWICE SHY
02 JUST ANOTHER NIGHT
03 SOMETHING'S GOIN' ON
04 ROLL AWAY THE STONE
05 UP AND RUNNING
06 FUN
07 BEG A LITTLE LOVE
08 WILD BUNCH
09 GOOD GIRLS
10 APATHY 83
11 WALK ON WATER
12 ALL THE YOUNG DUDES
13 WALKIN' WITH A MOUNTAIN
14 SWEET ANGELINE
15 HONALOOCHIE BOOGIE
16 FUSS ABOUT NOTHIN'
17 GOLDEN OPPOTUNITY
18 STILL I LOVE ROCK AND ROLL
19 OLD RECORDS NEVER DIE
ロックンロールを知ってしまったことで失った時間もあろうが、知らない人が
得られなかった時間を与えられたことで、人生に価値を見いだせたことを感謝したい。
イアンハンターの「俺ベスト」シリーズともなると、ロッケンロールだらけで、
楽しすぎますな。
>ロックンロールを知ってしまったことで失った時間もあろうが、
>知らない人が得られなかった時間を与えられたことで、
おらはこの類を聴き始めて45年。
失ってしまったきまじめさや誠実さをうらやんでもしょうがないが、
聴き続けた結果、同好の友人を2人得たのだけが良かったとも言える。
派手だったり渋かったり地味だったり(笑)で、微妙な
盤もあるのですが、そこはイアン・ハンター、楽しい
ことこの上ないです。
音楽を聴いている過程で、或いは聴き続けた結果、
得難いものを得ることができたと思えるのは、
素晴らしいことだと思います。