日本のプロ野球も前半戦が終了、いよいよ次はオールスター戦である。
おいおい、そんなに野球が好きなのかい?と問われると、そうでもないわけで。
今時の若い衆には理解できないかもしれないが、昔は学校や職場で環境が変わると
「どこのチームが好きなの?」とか聞かれたものだ。
「チーム」であり「クラブ」でないところに注目して欲しい。(笑)
いや、そんな話はどうでもいい。オールスター戦である。
ロックのレコードにも「オールスター戦」と呼ぶに相応しい派手な面子でのアルバムが幾つか
あるが、その中でも私のお気に入りは「ピーターと狼」である。
セルゲイ・プロコフィエフの原作を、当時の精鋭ミュージシャン達がロック版に仕立て直した盤で
原作の内容を知らない方でも、有名な「ピーターのテーマ」のメロディーを聴けば
聞き覚えがあるという人も多いはず。
このレコードの面白いのは、キーボードやシンセ、ギターやドラムズ等の楽器が通常の
ロックのフォーマットで使われるよりも遥かに多彩な表情や音色を聞かせるという点だ。
狼役のブライアン・イーノのシンセと、アヒル役のクリス・スペディングが絡む「WOLF AND
DUCK」のバトルは個人的ハイライトで、楽器の表情がこれほどまでに豊かな演奏は
一聴の価値あり。この曲以外のアヒル役のギタリストはゲイリー・ムーアなのだが、
ここでのゲイリーの演奏も実に多彩で面白い。ハード・ロックは銭になるのだろうけど、
こういう演奏でアルバムを作ってくれればとすら思う。
狩人役のドラマー陣も豪華。コージー・パウエル、フィル・コリンズ、ビル・ブラフォード、
そしてジョン・ハイズマン。メイン・ドラムスはフィルなのだが、「PETER'S THEME」での
ドラムスはコージー。マンフレッド・マンの煌びやかなシンセとブランドXのベーシスト、
パーシー・ジョーンズとの絡みはバッチリで、タイトなドラムスを聴くことが出来る。
ドラマー勢ぞろいの「HUNTERS」では、とりあえずクレジットはあるものの、名前に
期待して曲を聴けば「あれ?」となるのも事実。
本来なら最も盛り上がるはずの大団円であるオリジナルの「ROCK AND ROLL CELEBRATION」が
一番お粗末な曲という、笑えないオチもある。
先に名前を挙げた人以外にはゲイリー・ブルッカー、アルヴィン・リー、キース&ジュリー・
ティペットらが参加。もうお腹いっぱい。
これから聴いてみようと思う未聴の方がいれば、できれば日本盤のLPを探していただきたい。
詳細なクレジットは勿論、物語の進行に則したイラストと簡単な解説が、アルバムを聴き進め
より深く理解する上で、これ以上ない最良の手助けになる。
まあ、騙されてみてください。(笑)
原作でも重要なのがナレーション。次回はこのロック版「ピーターと狼」でナレーションを
担当した人を取り上げます。
おいおい、そんなに野球が好きなのかい?と問われると、そうでもないわけで。
今時の若い衆には理解できないかもしれないが、昔は学校や職場で環境が変わると
「どこのチームが好きなの?」とか聞かれたものだ。
「チーム」であり「クラブ」でないところに注目して欲しい。(笑)
いや、そんな話はどうでもいい。オールスター戦である。
ロックのレコードにも「オールスター戦」と呼ぶに相応しい派手な面子でのアルバムが幾つか
あるが、その中でも私のお気に入りは「ピーターと狼」である。
セルゲイ・プロコフィエフの原作を、当時の精鋭ミュージシャン達がロック版に仕立て直した盤で
原作の内容を知らない方でも、有名な「ピーターのテーマ」のメロディーを聴けば
聞き覚えがあるという人も多いはず。
このレコードの面白いのは、キーボードやシンセ、ギターやドラムズ等の楽器が通常の
ロックのフォーマットで使われるよりも遥かに多彩な表情や音色を聞かせるという点だ。
狼役のブライアン・イーノのシンセと、アヒル役のクリス・スペディングが絡む「WOLF AND
DUCK」のバトルは個人的ハイライトで、楽器の表情がこれほどまでに豊かな演奏は
一聴の価値あり。この曲以外のアヒル役のギタリストはゲイリー・ムーアなのだが、
ここでのゲイリーの演奏も実に多彩で面白い。ハード・ロックは銭になるのだろうけど、
こういう演奏でアルバムを作ってくれればとすら思う。
狩人役のドラマー陣も豪華。コージー・パウエル、フィル・コリンズ、ビル・ブラフォード、
そしてジョン・ハイズマン。メイン・ドラムスはフィルなのだが、「PETER'S THEME」での
ドラムスはコージー。マンフレッド・マンの煌びやかなシンセとブランドXのベーシスト、
パーシー・ジョーンズとの絡みはバッチリで、タイトなドラムスを聴くことが出来る。
ドラマー勢ぞろいの「HUNTERS」では、とりあえずクレジットはあるものの、名前に
期待して曲を聴けば「あれ?」となるのも事実。
本来なら最も盛り上がるはずの大団円であるオリジナルの「ROCK AND ROLL CELEBRATION」が
一番お粗末な曲という、笑えないオチもある。
先に名前を挙げた人以外にはゲイリー・ブルッカー、アルヴィン・リー、キース&ジュリー・
ティペットらが参加。もうお腹いっぱい。
これから聴いてみようと思う未聴の方がいれば、できれば日本盤のLPを探していただきたい。
詳細なクレジットは勿論、物語の進行に則したイラストと簡単な解説が、アルバムを聴き進め
より深く理解する上で、これ以上ない最良の手助けになる。
まあ、騙されてみてください。(笑)
原作でも重要なのがナレーション。次回はこのロック版「ピーターと狼」でナレーションを
担当した人を取り上げます。
本名は全然違いますもんね。
ピーターはJガイルズ・バンド結成以前に
ボストンでD.J.をしていて、その時のニック・ネームで『Wolfa Goofa』を名乗っていたので、
そこからきたのでは、と思うのですが。
ミック・ジャガーに対抗したので無いことは
間違いないですよね。なんせ「ジャガー」の綴りが
違いますから。(笑)
豪雨は大丈夫だったのでしょうか。
ナレーションを務めたのはボンゾ・ドッグ・バンドのヴィヴィアン・スタンシャルです。
ああ、これじゃあ予告の意味が無いか。(笑)
国内LP、探してみます。