HATFIELD & THE NORTH / HATTITUDE

ハットフィールズのネット限定ＣＤの第二段がリリースされた。
前回と同じように、ＢＢＣライブや様々なライブ音源、デモで構成されている。
曲名がオリジナルのものでなく、このシリーズ用に変更されているのも
前回と同じ。様々な音源を収録してあるのに、一回のコンサートのライブ盤の
ような構成で仕上げてあるのは流石である。

デジパックを開くと、若き日のピプ・パイルの写真と共に、
「In memoriam Pip Pyle 1950-2006」の文字が・・・。
2006年8月28日に亡くなったピプ・パイルの追悼盤の様相も呈している。
改めてこれを聴きながら、最初で最後となってしまった来日公演を見ることが
できて本当に良かったと思い返すのだ。
確かに演奏は人によっては不満の残る部分もあったかもしれないが、
例えデイブ・スチュワートがいなくても、私は「永遠のハットフィールズ」という
身勝手で個人的なロマンすら感じながら演奏を聴いていた。
それにしても、日本公演のライブ盤の話はどうなったのだろう。
「イングランド」よりも先にハットフィールズを出すべきじゃないだろうか。

先に出た「HATWISE CHOICE」と並べると、おお、これも赤盤と青盤じゃないか。
もっとも青盤のほうが先に出たのだけど。（笑）
ＢＢＣはともかく、小出しにされるライブ音源の音が素晴らしくいい。
いっそのことソフト・マシーンばりに、ライブ音源を沢山リリースして欲しい
くらいである。ＢＢＣライブも時系列で収録されているわけではないし、
まだまだ多くの音源が残されている。

改めてこれらの音源が時系列でリリースされるのも良し、一年に一枚ずつ
今回のような編集盤がでるのも良し。次は3作目なのでタイトルは
「ハットトリック」がいいな。何れにしろ次も楽しみに待っていよう。
誰かの追悼盤になるのは御免だけど・・・・。