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HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

第一面のレゲエ

2015-07-17 04:29:56 | REGGAE

        

セルジュ・ゲンスブールは79年から81年の3年間で、ライブ盤を含む3枚のレゲエ・
アルバムをリリースしている。その集大成ともいうべき組物が2種リリースされた。

何れも3枚のCDを収めている10インチ・サイズのハード・カバー本のような装丁で、
フランス語と英語で書かれたライナーと当時のレアな写真が28ページにわたって
掲載されている。

左の「GAINSBOURG & THE REVOLUTIONARIES」は3枚のディスクにそれぞれ
先に書いた3枚のアルバムを収録し、ライブ盤を除く2枚にはボーナス・トラックの
ダブが収録されている。スタジオ盤の「AUX ARMES ET CAETERA」と「MAUVAI
SES NOUVELLES DES ETOILES」は04年に2枚組CDとしてダブを大量に
含んだDX盤が出ているが、そこにも未収録の初登場トラックが8曲ある。

以前も書いたが、レボリューショナリーズ&アイ・スリーズがバックを担当した
スタジオ盤は、純粋に何処に出しても恥ずかしくないレゲエ。ゲンスブールの最早
歌唱とはいえない(笑)呟きは粋な大人のディー・ジェイと思えば何の違和感も無い。

ライブはスタジオ盤より強烈な磁場を作り出していて、アイ・スリーズこそ不在だが
ここでの強靭な演奏を聴けば、レゲエという音楽が如何にタフであるかということを
思い知る。

思えば最後のレゲエアルバム「MAUVAISES NOUVELLES DES ETOILES」は
コンパス・ポイント・スタジオでの録音である。英米のミュージシャンより一歩遅れて
76年のアルバム「L'HOMME A TETE DE CHOU」でレゲエに取り組み『MARILOU
REGGAE」を録音したゲンスブールであったが、アルバム1枚をまるまるレゲエで
統一した白人はゲンスブールが初めてではなかろうか。トーキング・ヘッズに先を
越されたというか、彼らの動向を意識したかどうかは知らないが、その後大ブームに
なるこのスタジオを早い時期に使用したというのもゲンスブールらしい。
尤も、AC/DCに後れをとっているが。(笑)

掲載写真右は「GAINSBOURG IN DUB」と題された3枚組。4曲を除いて全て
2015年に初登場のトラックである。ダブの製作はスタジオのエンジニアや
プロデューサーが中心になるので、オリジナル・トラックを録音したバンドや歌手の
あずかり知らずになるケースが多いのだが、今回のダブもゲンスブール云々を意識せず
スピーカーから飛び出る音の気持ちよさに耳を委ねればそれでいいのだろう。

何れにせよ、酒も煙草も女性も音楽も好きな私はゲンスブールに憧れ続けるのだが
彼の諸作を耳にする度に憧れは増幅し、追いつけない理想像の大きさと掴もうとすれば
遠ざかる幻影に抗うべく酒を飲むしかないのであった。


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