適当にスキャンしたので大きさがアレなのだが(笑)、掲載写真はキング・クリムズンの「LARK'S
TONGUES IN ASPIC」の40周年記念の大箱の中に収納されたCDのジャケット。
満を持しての登場だけあって、今回はそれまでの40周年盤とは一線を画す豪華15枚組。
13枚のCDと1枚のDVDとブルーレイ・ディスクで構成される。
輸入盤で1万円ちょっとで購入できる。1万円を超えるブツを安易に安いとか言いたくはないが
15枚組ということを考えれば、或いはこれまでに登場した2枚組の値段と比べれば単純に
1枚あたりの単価は安いということになる。
しかしながら、最も重要なのはその中身である。オリジナル・ミックスの2012年リマスターや
U.S.プロモ盤からの収録、2012年ミックスも素晴らしいが、オルタネイト・テイク&ミックスを
収録したCDに多くのファンは感動するのは間違いない。オリジナル仕様では聴くことができなかった
ちょっとしたギターのフレーズを耳にするだけで「おお!」と唸るのは私だけでは無いだろう。
更には『KEEP THAT ONE , NICK』と題されたチャプター無しの通しで79分を超える
スタジオ・リハーサルを収録したCDにも驚かされる。クリムズンのこれほどまでに良好な
未発表スタジオ録音を聴くことなんて、今まで皆無に等しかったのだから。
DVDやブルー・レイは手っ取り早く高音質でそれらのスタジオ録音を楽しめるようになっているが
私にすれば、まずは映像である。有名な72年10月17日のドイツはビートクラブでの映像を
綺麗な画質で4曲見ることができる。当日演奏された3曲と、そのうちテレビ放送されたバージョンの
1曲で、計4曲ということなのだが、やっとビートクラブの映像を満足できる形で手にした
悦びは大きい。ギターを肩からかけたままメロトロンを弾くロバート・フリップの神々しさよ。(笑)
スタジオ録音の4枚のCDとDVDだけでも1万円の価値はあるというものだ。
ビートクラブ出演時の音声CDを含む9枚のライブ盤(7公演)の中で、4枚(3公演)はDGMで
CD化されており、3枚(2公演)はDGMでダウンロード購入が出来た。残る2枚(2公演)は
ブートレグではお馴染みであるが、オフィシャル発売は初めて。熱心なファンの方にとっては
重複もあるだろうが、実質CD5枚分のライブは初CD化なので、これはこれで価値がある。
どれも元々が貧弱なカセット録音なので、音質を云々するとキリが無いがクリムズンの演奏を
少しでも多く楽しみたいなら、文句は無いだろう。
充実したブックレットも良いし、チケットの半券に記されたHPにアクセスすると72年12月13日の
レインボー・シアターでの音源をMP3でダウンロードもできる。あれだけ高音質のDVDやブルーレイでの
再生に拘りながらMP3でのダウンロードというのが笑わせてくれて気に入った。
掲載写真は添付されたポストカード。ジョン・ウェットンが2枚も入っていてなんだか得したのかな
なんて一瞬思ったのだが・・・。
本当はジェイミー・ミューアのポストカードが
あったのでは、と思うとちょっと残念。(笑)まあ、いいや。
とりあえず、素晴らしいプロダクションであるのは間違いない。
72年から74年にかけてのライブはDGM LIVEやコレクターズクラブの通販で大量に手に入るので嬉しい限りです。お金も大量にかかりますが(笑)
僕もこのボックス注文しました。(まだ届いてませんが)
宮殿ボックスもこれぐらい豪華だったらよかったなーと思ってしまいました。
Crimsonもリリースがいっぱいあるので大変です。(汗)
私も「戦慄」〜「レッド」の時代が一番好きです。
苦手なのは「リザード」。(笑)
近年のクリムズン関連のリリースは、アルバム・ジャケットが気に入らないので買ってないものが多いです。
宮殿ボックスも、LPサイズの大箱でしたが、やはり
内容は今回の箱の方が充実していると思います。
DGMの大量リリースには、ギブ・アップでした。(笑)
当方もボックスを購入し中身に満足しております。
でも、ポストカードはミューア抜きの4人のものでした笑
ミューアのがあるようでしたら見てみたいです。
ポストカードは4枚でしたか。
検証するには、後お一人くらいの情報が欲しいですね。
本当は5枚入で、ミューアのものを入れ漏れたなんて可能性を否定したいので。(笑)
収録された音と映像には私も大満足です。
ポストカード、自分のはミューア入りの5枚でした。
はじめまして。
さっき、赤黒のHPを見ていたら、この箱に封入されている
中身の写真があり、ポストカードはミューア入りの
5枚でした。う〜む。(笑)