今年3月にケンドラ・モリスを取り上げた際に、彼女が歌うピンク・フロイド・カバーの
ことを書いたが、カバー曲を集めたアルバム「MOCKINGBIRD」がリリースされた。
デビュー盤でソウル・フィール溢れるオリジナルを聴かせたのに、2作目でカバー集と
いうのは、なんだか不思議な感じだ。
元々は1STアルバム発表前から録音が行われていたカバー曲録音のプロジェクトの
評判が良かったので、それをさらに発展させて1枚のアルバムに昇華させたというのが
真相で、取り上げられたミュージシャンの年代もジャンルも幅広い。
サウンドガーデンやレディオヘッド、更にはメタリカといった名前とビーチ・ボーイズや
ディオンヌ・ワーウィック、ジェリー・ロンドンを並列でカバーできる歌手というのは
ちょっと考えられない。しかし、アルバムをセットすれば聴こえてくるのは紛れもなく
ケンドラ・モリスの声で、アルバムはアレンジの妙もあって見事な統一感をもって
その存在をアピールする。
実のところ、ここに収録された曲のオリジナルの半分くらいは聴いたことがないのだが
このアルバム自体は気に入っている。それでこそ、カバー曲集の目的は達成なのだ。
カバー曲が好きな割にはそれほど多くの曲に精通していないで、私が知る範囲での物言いに
収束するのがお恥ずかしい限りだが『WALK ON THE WILD SIDE』(LOU REED)や
『MISS YOU』(THE ROLLING STONES)といった曲を何故女性ミュージシャンがカバーする
例が多いのか、暑さで朦朧とする頭で考えてみたい。
それにしても暑いですね、、、異常です
なぜ多くのカバーが?と考えてみましたが、どちらもベースラインが印象的です
男性が耳でベースを聴くのに対して、女性はお腹に響かせて聴く、と昔習った気がします(笑)
暑くて暑くて、大変ですね。
熊谷と館林で、日本一争いしている場合ではないですね。
カバーの件、実に的確な回答、ありがとうございます。
正に核心でしょう。
ベースラインの異様な曲って耳を惹くのですが、
体で聴く人には負けます。
そういえば、女性のベーシストって意外と多いですよね。