HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

YOU CAN DO A LOT WITH 100 WOMEN - 49

2010-06-05 11:04:52 | ROCK

今回、ボウイ・カバー集を編むにあたってデュラン・デュランのカバーは1曲も使わなかった。
当初『DIAMOND DOGS』を使おうと思っていたのだが、私が所持するあの悪名高きカバー集
「THANK YOU」は外盤だったことを忘れていた。先日書いたデフ・レパードと同じように、
このアルバムも日本盤CDは2曲多く収録されていて、そのうちの1曲が『DIAMOND DOGS』なのだ。
で、結局件の曲はベックのバージョンを気に入っていたこともあり、それを使うことにした。
彼らには『FAME』のカバーもある。しかし、それも別のカバーと競い合った結果、使わないことに
した。

掲載写真はユーリズミックスが83年に発表した「TOUCH」。ユーリズミックスもビジュアル的に
インパクトがあった。アニー・レノックスの男装のイメージは強烈で、その性別不詳ぶりは
当時の私に女性の短髪に対する恐怖症さえ植えつけたのであった。半分冗談で半分本当。(笑)
もちろん今では経験値を上げているので、そんなことはない。
このアルバム中最大のヒットは『WHO'S THAT GIRL?』。プロモ・ヴィデオが面白く長髪のかつらを
被って女装(失礼)したアニーと男装のアニーがキスをするシーンが印象的だ。男装のアニーが
なんとなくプリンスっぽいのが興味深い。(笑)デイブ・スチュワートが様々な女性を伴って
アニーが歌うクラブに現れるのだが、その中にマリリンがいてゾッとさせられるしバナナラマの
メンバーもいるのが、時代を感じさせる。
アルバムの中で一番好きなのは冒頭の『HERE COMES THE RAIN AGAIN』で、アニーの低音が
シンセの音色や打ち込みのリズムとマッチしていて、今聴いてもゾクゾクする。

アルバム「TOUCH」は2005年に、シングルや12インチのカップリング曲それに未発表曲等
7曲のボーナス・トラックを加えたリマスター盤がリリースされた。
そこに収録された未発表曲がボウイ・カバー『FAME』である。未発表だけあってトラックの
完成度は元々のアルバム収録曲ほどではないが、アニーの声の存在感には抗えない。
日本でも、宮沢りえや野宮真貴がカバーしたので、なんとなく女性のカバーのイメージが
強いのが今回のカバー集にこれを採用する隠れた要因になっているのも事実である。

最近出たボウイ・トリビュート盤でデュラン・デュランは『BOYS KEEP SWINGING』を
カバーしたようだが、これは聴いていない。もっとも件の曲はスザンナ・ホフスを使うことを
最初から決めていたので・・・・・。(笑)


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2 コメント

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IT'S RAININNG AGAIN (ハリー)
2010-06-06 18:12:17
taparaさん

リアル・タイムでは熱心に聴いていなかったのですが、時代も二回りして今頃になって「聴きなおしてみようかな。」なんて思うバンドが多いこと多いこと。(笑)

プロモを集めたDVDというのは「有り」ですね。
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冷たい雨 (tapara)
2010-06-05 21:32:44
このアルバムはやっぱり『HERE COMES THE RAIN AGAIN』かな? あの暗めのPVが好きでしたな。

んん、でもころころスティルドラムの「Right By Your Side」 もよかった。

ユーリズはベストのCDを買わないでDVDを買ったんだけど、正解でしたね。
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