HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

ほら吹き稲妻

2008-03-27 22:48:28 | ROCK
「JUMPIN' JACK FLASH」は初めて聴いた時から一発で好きになった曲だ。
まずタイトルがいい。3つの単語を抜き出してみても、何だか勢いというか
スピードを感じる。いろいろと聴いていくうちに「ジャック」が
ちょっと間抜けでやんちゃな若者の名前として使われている曲に幾つか出会うと、
ますますこの曲のタイトルに感心したものだ。

マイナー・コードは全く使われていないのにあまり明るい雰囲気がしない
ところが魅力なのだが、キース・リチャーズがオープンGチューニングで
演奏するようになると、とたんに抜けのいい明るい曲調になったように
感じる。細かいニュアンスが全てとんでしまうのが私的にはいま一つ
なのだが、このチューニングのお陰で70年代には「JUMPIN' JACK FLASH」~
「STREET FIGHTING MAN」という必殺の連続技をステージで披露できたのだから
目くじら立てず潮吹かず・・。(笑)
ちなみに、オープンGで演奏することにより、スタジオ録音より数倍風通しが
良くなったのが「YOU CAN'T ALWAYS GET WHAT YOU WANT」。
ま、ここいらは聴く人の好みの問題なのだが。

「J.J.F.」も「(I CAN'T GET NO) SATISFACTION」と並んでカバーした
アーティストは多い。特にライブで取り上げた人は有名アーティストにも
数多くいて、パッと思いつくだけでもジョニー・ウィンターにレオン・ラッセル、
センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド、ピーター・フランプトン
なんてところが思いつく。あのビーチ・ボーイズも70年代には
ライブで演奏していて独特のコーラス・アレンジが施された軽快なバージョンを
ブートレグで聴くことが出来る。
中でもジョニー・ウィンターのバージョンは、剛球一直線の勢いある演奏なのだが
残念ながら「COVER OF THE ROLLING STONES」には選ばなかった。
最もこれはジョニーを貶めるわけではなく、別の曲で登場してもらう。

そういえばこの曲は1,2番にくらべて3番だけは長い。
アマチュア・バンドはコピーするのに何度も間違ったことだろう。
スタジオ録音ですさまじいのは、ゴッズのバージョンだ。
最初はまともに始まるのだが、だんだんヨレて構成も危うい感じで
そこらの素人の演奏とほとんどかわらないようなものなのだが
それでもゴッズというだけで有難い感じがするのは不思議だ。(笑)

あれ、誰の演奏を選んだかまだ書いてないな。まあいいや。
急いで旅立てジャック!


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