HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

A DAY IN THE LIFE

2014-11-23 00:29:46 | ROCK

最近はビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を
最高傑作として崇めなくてもよい感じ(何だそれ)になっているらしい。いや、そうする
ことがクールだとさえ思われる風潮があるようだ。「ようだ」や「らしい」というのは、
ネットを中心とした情報やら何やらから私がそう感じるだけの話なので、現状はどうなのか
正確なところはわからない。

で、私は私が感じる空気感に憤慨しているわけではない。今頃何言ってやがる、俺は30年
以上前からそう思っていた、というだけの話(笑)なのだけど。確かにこのブログでも
6年12月、9年2月にそんなことを書いている。余程「サージェント・ペパーズ最高」の
論調が嫌いなんだろうね。アルバムはそれほど聴かないが曲としては『SHE'S LEAVING
HOME』『A DAY IN THE LIFE』といったところが好きであることは書いておかないと。

掲載写真はフレイミング・リップスが仲間たちを集めて「サージェント・・・」の全曲を
カバーしたアルバム『WITH A LITTLE HELP FROM MY FWENDS」。過去にチープ・
トリックが「サージェント・・・」を全曲演奏したDVDを購入したことがあるが、
今回の購入動機も同じようなもので、「サージェント・・・」自体はそれほど好きでないが
それを優れたバンドが別解釈で演奏したらどうなるか、ということには興味があるからだ。

で、最終的には「サージェント・・・」は最高ではないが捨てたものでもないという、
肯定的だがどこか上から目線の鼻持ちならない感想に行きつくのも同じ。(笑)

フレイミング・リップスがカバー名人であることも、当ブログでは折につけ書いてきた。
果たして今回はというと・・・。10年に彼らがリリースしたピンク・フロイドの
「THE DARK SIDE OF THE MOON」全曲演奏ほどの冴えは見られなかったという
ところか。あっ、それは私が「SGT」を1回聴く頻度に対し「THE DARK SIDE OF
THEMOON」を20回以上は聴いているからそう思うのかも知れないが。

収益の一部を動物愛護の基金団体に回すために「皆が好きなアルバム」をカバーする
という戦略は素晴らしい。しかし、そこには隠された悪戯心(寛容な心で許されるべき
悪意ともいう)も潜んでいて、それはカラフルなペンで描かれた曲をモチーフにした
イラストに現れていて、それらを全て楽しんでこのカバー集は完結できるのだろう。
例えば『FIXING A HOLE』なんかは、そう読み取ってしまう私自身の間抜けを指摘
されそうだけど、それもまたいいだろう。

さて、それでは本家本元を聴くとしますか。
今世紀に入って、多分10回目くらいの「SGT」を。(笑)


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