あんまり暑いので海っぽいジャケのアルバムでもないかと探したのだが
もともと、海だの車だのに大して反応しないのでそんな気の利いたものが
すぐに出てくるわけが無い。掴んだジャケットは確かに砂地だが
その先に海がありそうな気配は無い。確かにこの男は涼しげな格好だけど。
掲載写真はジャン・クロウド・ヴァニエが72年に発表したアルバムで
タイトルは「L'ENFANT ASSASSIN DES MOUCHES」。
ロック者にはセルジュ・ゲンスブールとの仕事でしられるが、
なるほど、あの傑作「メロディ・ネルスンの歴史」を手がけた人だけの
ことはあって、ゲンスブール・ファンがニヤリとするメロディやアレンジが
随所に顔を出す。全曲の作曲にプロデュースもこなしていてまさに才人である。
各曲にゲンスブールによるテキストが記されていて、コンセプト・アルバムの
様相を呈しているのだが、巷で言われるような「ゲンスブールの生涯」を
表現したのかどうかは私にはよくわからない。
破滅への予感めいた物は何となく感じるのだけど。
様々なエフェクトと、オーケストラを使ったアレンジは絶妙で確かに何かの
映画のサントラを聴いている気にもさせるし、壮大なサイケ絵巻を見ている
ような気にもなる。女性コーラスのアレンジはあの英国サイケ・ブルーズ・
バンドの影響が垣間見える。ロン・ギーシンのソロと「原子心母」の間に
このアルバムを置くと線が繋がるように思えるのは、私がピンク・フロイドと
ゲンスブールのファンだからなのだろう。(笑)
ご心配なく。素っ裸のように見えるこの男、ちゃんと別の写真では前を
隠すような物を身に着けていますので。(笑)
心ある音楽ファンに大推薦。
もともと、海だの車だのに大して反応しないのでそんな気の利いたものが
すぐに出てくるわけが無い。掴んだジャケットは確かに砂地だが
その先に海がありそうな気配は無い。確かにこの男は涼しげな格好だけど。
掲載写真はジャン・クロウド・ヴァニエが72年に発表したアルバムで
タイトルは「L'ENFANT ASSASSIN DES MOUCHES」。
ロック者にはセルジュ・ゲンスブールとの仕事でしられるが、
なるほど、あの傑作「メロディ・ネルスンの歴史」を手がけた人だけの
ことはあって、ゲンスブール・ファンがニヤリとするメロディやアレンジが
随所に顔を出す。全曲の作曲にプロデュースもこなしていてまさに才人である。
各曲にゲンスブールによるテキストが記されていて、コンセプト・アルバムの
様相を呈しているのだが、巷で言われるような「ゲンスブールの生涯」を
表現したのかどうかは私にはよくわからない。
破滅への予感めいた物は何となく感じるのだけど。
様々なエフェクトと、オーケストラを使ったアレンジは絶妙で確かに何かの
映画のサントラを聴いている気にもさせるし、壮大なサイケ絵巻を見ている
ような気にもなる。女性コーラスのアレンジはあの英国サイケ・ブルーズ・
バンドの影響が垣間見える。ロン・ギーシンのソロと「原子心母」の間に
このアルバムを置くと線が繋がるように思えるのは、私がピンク・フロイドと
ゲンスブールのファンだからなのだろう。(笑)
ご心配なく。素っ裸のように見えるこの男、ちゃんと別の写真では前を
隠すような物を身に着けていますので。(笑)
心ある音楽ファンに大推薦。
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