「真珠」と「パール」。どちらも同じ物を指すのだが、前者と後者では私にとって
想起するものが全く違う。例えば前者だと、それが埋め込まれた一物がすぐに思い浮かぶ。
そんなことを思い浮かべること自体が馬鹿も甚だしい(笑)話なのだが、何だか痛そうで
顔をしかめてしまうのだ。真珠を調達できる金が無かった人が歯ブラシを削って入れた、
なんて話を見たか聞いたか忘れたが、そんなことまで思い出して(笑)また顔をしかめる。
後者だと間違いなくジャニス・ジョプリンその人を想起する。ああ、やっとこれで
ロック者の面子が保てますね。(笑)
掲載写真左は、先日日本初CD化されたジョン・リー・フッカーの「JOHN LEE HOOKER
SINGS BLUES」。ブルーズ者にはKING 727というオリジナルの型番で認知されている
名盤である。LPの各面の最後の2曲(計4曲)は何故かアール・フッカーの曲が
収録されていて、そこらの適当さがまた「ブルーズ」を強く意識させる。何せ、ジョン・リー
その人もおかしな変名でレコードを出しまくった人だし。
で、気になるのがジャケットである。手にしたブツを見て即座に「あれ、真珠が大粒だ。」
と気が付いた。それよりも右上にあるはずの、虫の死骸か何かよくわからない黒い物体が
無いではないか。掲載写真右がオリジナルのジャケットなのだが、何故このような
変更をしたのだろう。
同じく日本初CD化のアーニー・ケー・ドゥーの「MOTHER-IN-LAW」然り。
確かに今回の左のジャケットのほうが本人の写真(オリジナルは絵)を使ってすっきり
しているし、日本盤なら「帯」という存在があるので、アーニーの写真なり絵なりは
左にあるより右にあるほうが、しっくりくる。
でも折角の「日本初CD」なのだからオリジナル通りのジャケットで復刻して
欲しかったという気持ちもある。
このシリーズは他にフレディー・キングやリトル・ジュニア・パーカー、ジョニー・エースの
CDを購入したが、全て微妙にジャケットが変わっている。
細かいことを気にするより、廉価で手軽に聴くことができるようになったことを
喜ぶのが本筋なんだろうけど。
あっ、そうか。全ての盤にボーナス・トラックが追加されているので、これは
「オリジナル盤の完全復刻」とは別の意匠ということか。と、自分を納得させている。(笑)
勿論、内容はどれも悪くないので、ここは大らかな男気の勢いに任せてドンと
まとめて手にするのが男前ということにしておこう。
>日本初CD化のアーニー・ケー・ドゥーの「MOTHER-IN-LAW」ですか。
おらは、昔リイシューされた日本版LPを持っていたような気がする。あれはやっぱりイラストだったのだろうか?
(今となっては、家のどこにあるかわからない)
MINITのN&O R&B をたくさん出してほしいな❤
日本盤LPもイラストでした。
MINITといえば、アラン・トゥーサンなのでしょうが、
ザ・フーのファンとしては(敢えてストーンズでなく)
『FORTUNE TELLER』のベニー・スペルマンですね。
『MOTHER-IN-LAW』で合いの手を入れている人ですし。(笑)