HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

朝まで待てない・・・

2008-09-21 21:39:48 | DAY BY DAY
最近はなんだか日本盤のDVDが出るのが遅い気がする。
日本先行発売なんてのは、一部の特異なジャンル(全く興味なし)に
まかせておけばいいので、そこまでは求めないがせめて日米欧同時発売
くらいに持っていけないのかなあ。

今までビデオにもDVDにもなっていなかった「フィルモア最後の日」が
遂にDVD化される。未見の映像なので購入を考えたのだがドキュメンタリーの
部分が多ければ「字幕」が無いと辛いかもしれない。しかしながら
見たいという気持ちが勝り、リージョン1の危険も顧みず(笑)オーダー
してしまった。これを買うのならザ・フーの「キルバーン1977」を
日本盤が出るまで待っているのは整合性が無い。じゃあ、未だに日本盤の
発売アナウンスのないストーンズの「シャイン・ア・ライト」は・・・と
次々に悲しい数珠繋がりが出来てしまい、それらもオーダーすることになった。
とはいうものの、どれも楽しみなので今から到着が待ち遠しい。

掲載写真は「FILLMORE:THE LAST DAYS」のCD。
フィルモア・イースト最後の1週間のいわゆる「THE CLOSING WEEK」に
出演したバンドの演奏を抜粋してあるのだが、映画にもレコードにも収録
されていないのが残念なバンドがある。C.C.R.は勿論そうなのだが
フレイミン・グルーヴィーズも実はこの最後の1週間の間にライブを
行っている。両者が収録されていれば、少々間延びしたこのアルバムも
少しは締まった印象を与えたのにと思うのだが。

収録されたバンドの名前をしばらく眺めていると、ジェファースン・
エアプレインの名前が無いことに気付く。
巨大化したロック・コンサートの在り方に幻滅し疲弊したが故に、ビル・
グラハムはフィルモアの閉鎖を決意した。モンタレーにウッドストック、
果てはオルタモントにまで関わったとなると、いい場面ばかりではなかった
ことは想像に難しくない。
かつては東西のフィルモアで録音したライブ盤をリリースし、ビルと同じく
先に挙げた3つのロック・コンサートの全てに参加したエアプレインの
不在というのは、なんとなく寂しいものだ。
ちなみに彼らが最後にフィルモア・イーストに出演したのは70年9月15日
であった。





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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ビル・グラハムのあがき (tapara)
2008-09-23 00:06:45
うーん、ちょっと欲しいなあ。
quicksilverがちと見たい。
Volunteers / We Can Be So Good Together / Jefferson AirplaneでJAは出るのではないの?

リージョン1のプレーヤもお持ちなんですか?
返信する
字幕がないと少々辛い。 (Backstreets)
2008-09-23 16:39:25
私はこの映画を中学生の時に映画館で観ました。もうほとんど忘却の彼方ですが、クイックシルヴァーの出演場面は今でも鮮烈に憶えております。演奏だけでなくドキュメンタリーの部分も多いので、字幕がないと少々辛いかもしれませんね。
映画館では渡瀬恒彦さん主演のヤクザ映画が併映されていました。挿入歌は頭脳警察の「ふざけるんじゃねえよ」。渡瀬さん扮するチンピラヤクザが血まみれになりながら亡くなるラスト・シーンと頭脳警察の歌の方が「フィルモア」よりも印象に残っていたりして・・・。
返信する
ウェストも撮ればよかったのに (ハリー)
2008-09-23 18:29:37
taparaさん。

エアプレインはこの映画には出ませんし、
最後の1週間でも演奏していません。
QMSはもうすぐ発掘ライブが2種でるので
それも楽しみです。

リージョン1のプレイヤーは持ってないのです。パソコンにぶちこんでナニして
国産デッキで見れるようなDVDRを作って
見ています。なんだか間抜けですね。(笑)
返信する
えっ、ちょっと不安 (ハリー)
2008-09-23 18:34:40
Backstreetsさん。

やはりドキュメンタリーの部分が多いですか。
結構重要そうな気がするので、とりあえず
日本盤が出るまでの繋ぎか・・・。(笑)

書き込みから察するに併映は「鉄砲玉の美学」
でしょうか。渡瀬恒彦って、今では普通に
テレビに出ていますが、それでも笑った顔に
幾ばくかの恐怖を感じるのは、若い頃の映画の
印象が強いのかもしれません。

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