HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

再び、ハリーの災難

2009-04-26 20:23:27 | DAY BY DAY
XTCの変名プロジェクトであるTHE DUKES OF STORATOSPHEARの2枚の
アルバムがCD化された。過去盤は2枚を1枚のCDに収めた物であったが
今回は独立した単体でのCD化で、どちらもボーナス・トラックを多数収録し、
装丁も可愛らしい本のようなデザインで、購買意欲を搔き立てる。

どの時期のXTCが好きか?という問いは、必然的にテリー・チェンバースが
いるかいないか、という選択に直結する。テリーの離脱によってXTCは
ライブ活動の断念を決断するわけだが、実のところ私はライブ・バンドとしての
XTCにはあまり興味が無かった。ドラマーの脱退というのはバンドに
とってはマイナスになるものだが、私の一番好きなアルバムは「スカイ
ラーキング」である。

86年発売の「スカイラーキング」の前後に発売されたのが、掲載写真の
2枚の変名名義でのアルバム。この3枚は私が大学生の頃にリリースされ、
仲間内でも人気が高かった。何故か後輩に60年代のサイケが好きなヤツが
多かったことがその理由だが、単純にビートルズやエレクトリック・プルーンズ
等の音を想起できる楽しさはわかりやすい、ジャケットのカラフルさも
魅力的だ。掲載写真右の「25 O'CLOCK」は「カラフル・クリーム」みたいだし。
掲載写真左の「PSONIC PSUNSPOT」は綺麗なカラー・ヴィニールだったし。

さて、表題のハリーの災難とは何ぞや。
それは、「PSONIC PSUNSPOT」のブックレットとCDを入れる紙袋が
ジャケットに逆さまに貼り付けられていた、ということである。
掲載写真のように並べると、「PSONIC PSUNSPOT」のCDが下に落ちてしまう
のだ。これって私の買ったブツだけだよね。他の人のもそうだったとしたら
笑えるのだけど。アンディー・パートリッジの意図とは関係あるのか、
ないのか・・・なんてことに頭を悩ませる私は深読みのしすぎなのだ。(笑)
何はともあれ、過去盤CDを持っている人もLPを持っている人も
十分に楽しめる再発であるのは間違いない。

それにしても、最近は外すなぁ。

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