HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

TONY STRIKES AGAIN

2010-09-11 21:25:45 | ROCK
何日か家を空ける旅行をするとき、気になることはありますか?。
ペットを飼っている人なら、その処遇に気を使うだろう。私はペットを飼っていないので
ベランダのプランターに植えている朝顔の水やりを気にするくらいか。
いやいや、一番の心配は郵便受けに物が溜まることである。
新聞なら大したことないが、いろいろなブツが届いた場合にそれを適当に、つまりは
奥まで入れずに下手したら第三者が抜きとれる状態でつっこんだままにされるのは我慢ならない。
まあ、人によっては優秀な人もいるだろうが、全体的に見て昔からS川急便や郵便事業会社の
配達員(もしくは会社)のレベルなんてのは知れているので、今更怒ったり心配しても
仕方ないのだけど。(笑)

掲載写真右は今年、ライノ・ハンドメイドからリリースされたトニー・ジョー・ホワイトの
ライブ「THAT ON THE ROAD LOOK "LIVE"」。ワーナー・ミュージック・ダイレクトでは
初回入荷分が即座に完売、再入荷分も2日程で売り切れとなる人気商品だ。
いくら円高と言っても、送料を考えれば米ライノから購入するよりも遥かに安いというところに
ワーナー・ミュージック・ダイレクトの有難味を感じる。

具体的なライブの日付のクレジットはない。ワーナーに残されたテープに日付も場所も書かれて
いなかったという、「一体何のために録音したの」と当時の関係者の良識を疑うところだが
トニーの記憶によるとロイヤル・アルバート・ホールでC.C.R.のオープニング・アクトを
務めた時の演奏であることが、ライナーに書かれてある。収録曲を見れば71年のアルバム
「TONY JOE WHITE」から数曲演奏されているので、時期も71年で間違いないだろう。
音質は上等。「POLK SALADA ANIIE」の長尺の演奏には賛否あるかもしれないが、間違いなく
演奏は熱い。最後のアルバム・タイトル曲での渋い弾き語りが余韻を残す。
で、このあとがC.C.R.だったのかと思うと、なんて贅沢な一夜だったのだろう・・・。

遡ること5年程前に出たのが掲載写真左のライブ盤「HARD TO HANDLE」。ワーナー移籍前の
モニュメント時代のライブとのことだが、この盤も日付や場所のクレジットはない。
ライナーの類も全くなく、極めて怪しいCD。故に扱いづらいというタイトルも納得。
いや、単にオーティス・レディングの曲名から付けただけなのだろうけど。(笑)
音質はまちまちで余り良いとは言えず、複数箇所でのライブ録音であるのが解かる。
怪しいCDだがここでの演奏も一聴の価値はある。

まずは、演奏も刳り抜きジャケットもバッチリきまった「THAT ON THE ROAD LOOK」の正規発売を
心から歓びたい。

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