HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

FLOWERS IN THE DIRT

2017-03-25 11:38:10 | ROCK



ポール・マッカートニーの豪華DXシリーズ第10弾「FLOWERS IN THE DIRT」が
リリースされた。オリジナルのリリースは89年。エルヴィス・コステロの参加が
クローズ・アップされ、当時はそれほどポールに思い入れの無かった私も気にはなった。
しかしながら、「中古盤で安く買えるだろうから、そのうちに。」なんて思って買わなかった。

だが、90年に来日が決まり世間が異様に盛り上がったせいでもないだろうが、来日に
あわせて同盤の2枚組(スペシャル・パッケージ)がリリースされた。流石にここまで
盛り上がったのと、「出た当時に買わなくてラッキー、今回は2枚組か。そろそろ俺も
買うかな。」なんて厭らしい考えの下で遂にスペシャル・パッケージを購入した。
で、聴いてみるとこれがすこぶる快調で楽しい盤であり、当時は何度も聴いたものだ。

そんな盤のDX盤である。今回は3枚のCDと1枚のDVDで構成され尚且つDX盤を
買った人は大量の未収録曲をダウンロードできるというので即座に購入を決意。
2枚のCD(1枚あたりの収録時間は33分、38分と短いが)に収録されたデモの
出来の良さに唸り、本編である「FLOWERS IN THE DIRT」自体の素晴らしさを再認識
した次第である。

そんな中、DX盤にもダウンロード版にも収録されていない『P.S. LOVE ME DO』の
存在について暫し思う。どうでもいい正にやっつけ仕事かもしれないが、その間が抜けた
垢抜けなさもポールの魅力であるとは思うが、歴史から抹殺されようとしているのかもと
思うと不憫ではある。

 

先に書いた日本独自のスペシャル・パッケージ版でスタジオ録音を、CDシングル
『BIRTHDAY』でライブ版を聴くことができる。それにしても、今思えば4曲収録の
シングルCDってボリューム的には豪華だったのだなぁ。

今回、DX盤未収録曲でダウンロードできるのは16曲。シングルB面曲や当時多く出た
ミックス違い曲をまとめて聴くことができるが、できればフィジカルでリリースして
欲しかった。一応ダウンロードしてCDRに焼いたけど。(笑)

 4月のレコードストアデイでの
リリースがアナウンスされているカセット(!)に収録予定の3曲もいち早く聴くことが
できた。

さて。久しぶりにコステロの『SPIKE』でも引っ張り出してくるかな。


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2 コメント

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P.S. We love him. (tapara)
2017-03-25 22:05:45
Harryさん、

このアルバムのことは全然知らなかったのですが、レココレでエルビス・コステロが噛んでいたことを読みました。
そういう時代だったんですね。
「SPIKE」はこの頃のものだったのか。
おらも棚を探して、また聴いてみようかしら。
返信する
WE LOVE YOU (ハリー)
2017-03-27 04:17:42
taparaさん

今回のDX盤のDVDに収録されたコステロを含んだバンドでのスタジオ・リハの映像が楽しげでよかったです。

「SPIKE」はジャケットを見たときは購買意欲を削がれたのですが(笑)今ではすっかり見慣れました。
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