今思い返しても、スペシャルズの影響というのは大きかった。10代の頃はただ単純に
「コステロがプロデュースしたから」「格好良いから」という理由で聴いていた。
彼らのオリジナル曲が素晴らしいのは勿論だが、少しずつカバーした曲の原曲を知るに連れて
スペシャルズというバンドの懐の深さを思い知ることになるとは、10代の頃は予想もしなかった。
「SKA EP」という7インチ・ブートレグ・シリーズがあるのだが、これがスペシャルズ関係のカバーを
多く収録していて実に楽しい。盤によって33回転だったり45回転だったりするのがややこしいのと
レコードのレーベルはクレジット一切無しのホワイト・レーベルなので聴きたい面を間違えることもあるが
それも御愛嬌。レコードは全てカラー・ヴィニールというのが嬉しいのだが、プレス状態は
それほどよくはない。
エイミー・ワインハウスの実力をまざまざと見せつける盤は、4曲収録。スペシャルズがカバーした
トゥーツ&ザ・メイタルズの『MONKEY MAN』、スペシャルズの『HEY LITTLE RICH GIRL』
これもスペシャルズがカバーした、スカタライツがオリジナルで歌入りバージョンはアンディー&ジョーで
お馴染みの『YOU'RE WONDERING GIRL』、サム・クックの『CUPID』という構成。
エイミーの歌唱とバックの演奏の上手さが際立つ7インチである。
ノー・ダウトの盤は5曲収録。A面3曲がカバーで、スペシャルズがカバーしたスカタライツ・ナンバー
『GUNS OF NAVARONNE』、スペシャルズ・カバー『GHOST TOWN』、スペシャルAKAカバー
『RACIST FRIEND』。B面は自身のオリジナルを2曲収録しているのだが、この2曲のスカが
滅茶苦茶格好よくて、密かにノー・ダウトのCDを買ってみようかななんて思うのであった。(笑)
リリー・アレンの盤は45回転盤で2曲収録。A面はスペシャルズのテリーとリンヴァルをゲストに迎えた07年の
グラストンベリーでのライブ録音『GANGSTERS』を、B面はスペシャルズ・カバー『BLANK EXPRESSION』を収録。
このレコードはジャケットが2種あるようだが、流石に2種買うのはどうも・・・・。(笑)
ポーグスの盤にはスペシャルズがカバーしたダンディー・リヴィングストンの『A MESSAGE TO YOU,
RUDY』のライブ録音を収録。88年の録音でスペシャルズのリンヴァルがゲストで参加している。(これは
映像も残っている)5枚組ボックスに収録されたカルチャー・カバー『I'M ALONE IN THE WILDERNESS』も
ここで聴くことができる。
というわけで、みんなスペシャルズが好きなのだ。
本家スペシャルズがエイミーをゲストに招いた09年の
ライブ録音『YOUR WONDERING NOW』を収録したブートレグ・7インチもある。時代を完全に無視した
合成写真が笑えるのだが、それほど違和感が無いのも、また笑える。
エイミーのスペシャルAKAカバー『NELSON MANDELA』を収録した7インチは、今現在未所持なのだが
近日中に捕獲せねば。(笑)
というのは嬉しい事実ですね
ホントに不思議と違和感ないです
個人的にはブート7インチにまで手を伸ばすほどのマニアではないのですが、コレは欲しくなりますね
エイミーには疎かったのですが、この盤で好感を
持ったのでオリジナル・アルバムを聴いていこうかなと思いました。
機会があれば是非入手してください。
格好良過ぎなのです。(笑)