なんとなく勢いで買ってしまった2枚組(実質は1枚半)LP。
昨年CDが出た時は全く購買意欲が湧かなかった。
「ライブ盤を含めて3枚のアルバムからのベスト盤って一体・・・」という気持ちがあったのと、
目玉であるはずの『HURRICANE』がどんな曲かを知っていたから。というか、ブートレグで
間に合わせていたから。(笑)それに、「こんなの出すくらいなら、もっと別のがあるでしょう。」
という不満もあったし。
本来は『HURRICANE』がたった1分半のアコースティックの小品であったとしても、
件のシングルCDを持っていないなら、いやキース・リチャーズさんのファンならCDが出た時点で
入手すべきブツなのだろうが、購買意欲が湧かなかったものは仕方が無い。
今年になって今更のアナログ盤が出ると聞いて早速チェックすると、CDでは今ひとつ理解できなかった
曲の並びが、選曲はともかくアナログ盤の3面での収まり具合がしっくりきたのと、赤盤の魅力に
抗しきれなかったので今回の購入と相成った。
いや、もっと正直に言うと日本盤が余りに高いデレク&ザ・ドミノスの箱や、クイーンの最初の5枚のCDの
ボーナスCD付きの盤をひとまとめにしたボックスを安く購入すべく、米amazonで検索していた時の
勢いでカートに入れてしまったのが本当のところ。(笑)
当然ながら全曲知っているわけで、これといって新たな発見があるわけではないのだが、
このLPを買って良かったと思っている。はっきり言ってLPはCDに比べて面倒くさい。お手軽に
トレイに入れて流しっぱなしというわけにはいかないから。CDに慣れすぎた今では、LPを聴くには
「強力な意思」(笑)が働かないと、つい億劫になってしまう。その億劫さを乗り越えて
ターン・テーブルに乗せるのだから、必然的に気合が入るという訳だ。
いっそのこと、7枚組の7インチ・ボックスで出せば良かったのに。(笑)
尚更気合が入るというものだ。
さて、折角買った今回のLP。
ロン・ウッドの3枚組ライブ・ボックスの横に、機嫌良く並べますよ。
レッドヴィニール3面というのは魅力ありますねぇ。
CDだったら不必要でしょ、レコードはありだと思います
正味な話が、値段に釣り合っているブツでは
ないですからねえ。(笑)
普通の黒いレコードだったら、買ってないかも
しれません。そういう意味では見事に釣られて
しまいました。