HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

HER LIFE WAS SAVED BY ROCK AND ROLL

2006-04-29 16:59:23 | DAY BY DAY
GW前にCDを大量に買い込んでしまった。いつものことながら
請求書が届くたびにビクビクしてしまう。
NAZZの1ST収録の「OPEN MY EYES」は、あれあれカウントがなかった。
こうなってくるとCD創世記に購入したライノ盤を放出するわけにはいかない。
「大概持っとるやろ」という相方の非難を無視して購入したのが
オールマン・ブラザーズの紙ジャケ。赤黒店の「帯と箱」の誘惑に勝てなかった。
グランド・ファンクは変形ジャケに釣られて「戦争をやめよう」をとりあえず
購入。「これもLP持っとるやん。東芝赤盤持っててまだ欲しいのか。」
ハイ、お叱りはごもっとも。というか、そこまでチェックするなよ。(笑)
アナログ見ると、おお福田一郎、中村とうよう、木崎善二、朝妻一郎と
早々たる先生方がコメントを寄せております。さすがGFR。

おいおい、アンドウェラはどうしたという突っ込みが聞こえてきそうだが、
これは購入が当たり前。以前CD化された「PEOPLE'S PEOPLE」は米盤ジャケ
だったので今回の英国仕様はグッときました。
ウィル・マローンは世界初CD化と帯にあるが、某会社が数年前にリリースした
日本盤はなんだったの?。やっぱり怪しい発売なのかな、あそこは。

で、ランナウェイズである。(笑)
掲載写真は76年発売の1ST。これも見事に帯に釣られました。
平均年齢16歳、ボーカルは下着姿でステージをこなすとなれば、音楽以前に
話題満載のバンドでキワモノ扱いされたのも無理は無い。
だいたい、夜は何時まで働いていたのか。

キム・フォーリーが裏で糸を引いていたのを知ったのは、かなり後になってから
であるが、ロックの複雑なビジネスやしがらみの一端が垣間見える。
演奏はシンプルで解りやすい。アイドルとして売りたかったマネージメントの
思惑と、ハードなロックを目指したバンド側の意識のすれ違い、
年頃の女の子が持つ嫉妬心・・・。それらがうまくコントロールできたら
評価はかなり変わっていたと思う。今になって「ランナウェイズは良かった」
なんて言われても、当人たちにしてみれば「当時言ってよ。」というものだろう。
だいたい、デビュー直後は別にして昔から今にいたるまで人気のある
「キッス」の演奏だってシンプルそのものだ。ランナウェイズをテクニックの面で
不当に貶める要素はさして見当たらない。
ただ、現行CDのライナーではベース・プレイは全てメンバーのものが使われず
元シルバー・ヘッド(!!)のナイジェル・ハリスンの演奏が使われた
と書いてある。これには驚いたが、ああこんなとこまで「キッス」と
同じだなと苦笑い。

このアルバムにはルー・リードのカバー「ロック・アンド・ロール」が
収録されている。日本公演を収録したライブ盤にも収録されたくらいだから
お気に入りなのだろう。この曲の歌詞の一節を今回のタイトルに引用した。
彼女たちの人生はロック・アンド・ロールに救われただろうか・・・。



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2 コメント

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Unknown (TK)
2006-04-30 15:28:29
昔テレビで見たフィルムで、ボーカルの女の子がモニターに足掛けて、下着姿の太ももにマイクのコード巻き付けたんですよ。

友達とカラオケ・ボックス行ったらチェリーボンプがあるんですね。

酔っ払ってたんで、「チェッ、チェッ、チェッ、チェリーボンプ」と歌いながら、ズボン脱いで太ももにマイクコード巻きつけました。

みんな気持ち悪いと怒ってました。

冷静になってから自分でも気持ち悪いと思いました。
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Unknown (ハリー)
2006-04-30 18:32:45
私はジョーン・ジェット&ブラック・ハーツの

「I LOVE ROCK AND ROLL」から遡ってランナウェイズを

知り、作者のアラン・メリルを追いかけるように

なりました。



カラオケに「チェリー・ボンブ」あるのですね。

男が歌う図、しかもマイク巻きつけてというのは

さすがに想像できません。(笑)もう何年も行ってないの

ですが、「女性の声」に変換できる機能もあったので

次に機会があれば歌ってみようかなぁ。(いや、できません。)
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