PヴァインからHDHコレクションと銘打って5タイトルの
ソウル名盤が紙ジャケ復刻された。どれもインヴィクタス・レーベルを
代表する盤ばかりだ。HDH絡みでインヴィクタス・レーベルなのに
その中からなぜか漏れてしまったのがこの「THE 8TH DAY」。
ジャケットの悪趣味なデザインが災いしたか?。
有名な話だがTHE 8TH DAYのオリジナル・アナログには
別のグループの曲が2曲紛れ込んでいた。共にデトロイトを活動の
基盤にしていた「100 PROOF」の2曲が紛れ込んでいたのだ。
もともとその2曲は「THE 8TH DAY」のシングル盤として
リリースされたものだが、歌っていたのが実は「100 PROOF」で
アルバムにもそのまま収録されてしまったわけである。
それもこれもH=D=Hが同じ曲を別名を使って配給会社に
送りつけていたから始まった混乱だと思うのだが、なんで
配給会社が違うのに、こんなことになったのだろう?。
「THE 8TH DAY」はインヴィクタス(キャピトル配給)、
「100 PROOF」はホットワックス(ブッダ配給)だったというのに。
フィル・スペクターの「フィレス」では同じレーベルだから
こういうことがあっても「ああ、やりそうなことだ」と思うのだけど。
このCDは今でも入手は可能である。アナログから「100 PROOF」の
曲を削り、シングル曲などを加えた決定版として捉えて差し支えない。
8人組で演奏とボーカルをこなすグループの中心人物は、ドラムと歌を
担当するメルヴィン・デイヴィス。7分におよぶ「JUST AS LONG」の
美しいメロディとコーラスの素晴らしさ、語りも入った8分の長さを
全く感じさせない「I'M WORRIED」といった2曲のバラッドを
聴くためにこの盤を入手する価値があるというものだ。
サム・クック丸出しの「LA-DE-DAH」も、耳を捉える傑作だ。
もちろんストーンズ・ファンにもお楽しみはある。
ストーンズ・ブートレグで、アウトテイク物の定番となった曲に
「TOO MANY COOKS」という曲がある。謎の多い曲でミック・ジャガーが
歌っているのは間違いないが、おそらく演奏はストーンズではないだろう。
ジョン・レノンと共に演奏しているといわれたり、ドラムスは
リンゴ・スターだという人もいる。リンゴにあのリズムは叩けまい?。
ともかくミックが歌っているのだけは間違いなく、演奏もファンク・マナーに
則ったなかなかの出来である。
この「THE 8TH DAY」のアルバムでも、もちろん演奏は違うが
「TOO MANY COOKS」を聴くことが出来る。これがオリジナルだろう。
ミックのバージョンは格好いいイントロから始まるが、歌と演奏が
同時にいきなり始まる「THE 8TH DAY」バージョンも素晴らしいので
ストーンズ・ファンは気にとめていただきたい。
それにしても、ジャケットは何とかならなかったか・・・・。
ソウル名盤が紙ジャケ復刻された。どれもインヴィクタス・レーベルを
代表する盤ばかりだ。HDH絡みでインヴィクタス・レーベルなのに
その中からなぜか漏れてしまったのがこの「THE 8TH DAY」。
ジャケットの悪趣味なデザインが災いしたか?。
有名な話だがTHE 8TH DAYのオリジナル・アナログには
別のグループの曲が2曲紛れ込んでいた。共にデトロイトを活動の
基盤にしていた「100 PROOF」の2曲が紛れ込んでいたのだ。
もともとその2曲は「THE 8TH DAY」のシングル盤として
リリースされたものだが、歌っていたのが実は「100 PROOF」で
アルバムにもそのまま収録されてしまったわけである。
それもこれもH=D=Hが同じ曲を別名を使って配給会社に
送りつけていたから始まった混乱だと思うのだが、なんで
配給会社が違うのに、こんなことになったのだろう?。
「THE 8TH DAY」はインヴィクタス(キャピトル配給)、
「100 PROOF」はホットワックス(ブッダ配給)だったというのに。
フィル・スペクターの「フィレス」では同じレーベルだから
こういうことがあっても「ああ、やりそうなことだ」と思うのだけど。
このCDは今でも入手は可能である。アナログから「100 PROOF」の
曲を削り、シングル曲などを加えた決定版として捉えて差し支えない。
8人組で演奏とボーカルをこなすグループの中心人物は、ドラムと歌を
担当するメルヴィン・デイヴィス。7分におよぶ「JUST AS LONG」の
美しいメロディとコーラスの素晴らしさ、語りも入った8分の長さを
全く感じさせない「I'M WORRIED」といった2曲のバラッドを
聴くためにこの盤を入手する価値があるというものだ。
サム・クック丸出しの「LA-DE-DAH」も、耳を捉える傑作だ。
もちろんストーンズ・ファンにもお楽しみはある。
ストーンズ・ブートレグで、アウトテイク物の定番となった曲に
「TOO MANY COOKS」という曲がある。謎の多い曲でミック・ジャガーが
歌っているのは間違いないが、おそらく演奏はストーンズではないだろう。
ジョン・レノンと共に演奏しているといわれたり、ドラムスは
リンゴ・スターだという人もいる。リンゴにあのリズムは叩けまい?。
ともかくミックが歌っているのだけは間違いなく、演奏もファンク・マナーに
則ったなかなかの出来である。
この「THE 8TH DAY」のアルバムでも、もちろん演奏は違うが
「TOO MANY COOKS」を聴くことが出来る。これがオリジナルだろう。
ミックのバージョンは格好いいイントロから始まるが、歌と演奏が
同時にいきなり始まる「THE 8TH DAY」バージョンも素晴らしいので
ストーンズ・ファンは気にとめていただきたい。
それにしても、ジャケットは何とかならなかったか・・・・。
えっ、そんなに凄い面子なのですか!。
ドラムスがジム・ケルトナーなら、なんとなく納得いきますね。詳細なクレジット入りで、なんとか世にでて
欲しいものです。74年のこの録音で得た「粘っこさ」が
「BLACK AND BLUE」に繋がるのでしょうか。
そういえば、ミック・テイラーはこの年の12月に
ジャック・ブルースのセッションに参加し、
ストーンズを抜けてしまうのでした。
「雑魚」はかなり早くにCD化された記憶がありまして
私もそのときに購入しました。未所持の物もあるので
今回の再発は、嬉しいです。
紙ジャケの再発は悩ましいですね。
リマスターの上に数曲ボーナスがついていると、
それだけで「買いなおし」するケースは誰しも多いと
思います。
私も先日、中古で安価だったのでプリティ・シングスの
「パラシュート」とか幾つか買いこんで「ああ・・・」
と、ため息をついてしまいました。(笑9