HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

昨日鳴った音 10月4日~10月11日

2020-10-11 21:50:31 | DAY BY DAY

 10月4日
・THE ROLLING STONES / STEEL WHEELS LIVE

何だかんだの全部入り6枚組。89年のアトランティック・シティーでの演奏を収録した
映像はすぐにブートレグで出回り、それを入手して何度も見た。当時はCDや本を扱う
郊外型店舗に店長として勤務していたので、店で好き放題このビデオを流していたのだが
今だったらダメだろうな。(笑)カメラワークが少し変わったが違和感無し。画質は当たり前だが
極めて良好。これを見ると何故かストーンズの初来日公演のチケットを取った日の事を思いだす。
アパート暮らしだったので徹夜でドアポストを睨み続け、朝刊がくるやいなや新聞でチケット
売り場を調べ、当時住んでいた奈良は橿原市の近鉄百貨店の入り口に並んだものだ。
1月の寒い日だったので缶コーヒーも飲まずに6時間位並んだのだがあの情熱は最早、
何処にも無い。当初は日本限定リリースだった90年2月24日の映像もしっかり収録。(笑)


 10月5日
・INVIVO / B . B . B .
Vanity Recordsから出たノイズ物の単独CD再発。このシリーズ、揃えようと思うのだが
リリース量が多くてなかなか全てをとらえきれていない。生活ノイズでなく、わざわざ生み出した
ノイズの価値というものを計りかねるが、音楽として記録する作業自体が面白いと言われれば
それを否定する理由も見つからない。一瞬、有名評論家のラジオからの声がコラージュされて
いて、ドキっとする。(笑)

 10月6日
・J . A . シーザー / 疫病流行記

75年から76年にかけて上演された演目であるが、音が世に出るのは初めてのはず。
02年に白夜書房から刊行された書籍「J . A . シーザーの世界」にも上演された日程は
記されているがLPやCD、カセットでの販売は記されていない。数あるシーザーの音源に
あっては聴き易い部類に入る音。それにしても、今の時代を象徴する演目名である。
FUCK COVID-19 。




10月7日
・VAN HALEN / SAME
・VAN HALEN / VAN HALEN Ⅱ
・VAN HALEN / WOMEN AND CHILDREN FIRST
・VAN HALEN / FAIR WARNING

初めてヴァン・ヘイレンを聴いたのは82年、高校2年生の時。私にレッド・ツェッペリンの
LPを全部貸してくれたヤツが「次はコレを聴け」とばかりに貸してくれたのだ。最初は
「ギターがうるさいな。」と思ったものだが、30分ちょっとの尺だったので何度も聴くと
溢れるユーモアとロックの楽しさに気付くのであった。デイヴ・リー・ロス時代の盤しか
さほど興味が無いのだが、それでもあの笑いながら走りながらギターを弾くエディーの姿は
いつの時代も格好良かったと思う。
R . I . P .

 10月8日
・VAN HALEN / OSAKA 1979 2ND NIGHT

初来日時の中野サンプラザ公演を収録したブートレグをよく聴いていたが、これは2度目の
来日の際の大阪府立体育館での演奏をサウンドボードで収録したブートレグ。卓直結の
生々しい音で、興奮の一夜を見事に記録している。昨日に引き続きエディー追悼。
LISTEN TO THIS , JIMMY .

 10月9日
・LED ZEPPELIN / LISTEN TO THIS , EDDIE

この日の演奏は昔買った別タイトルの付いた盤で所持しているが、なんというか、
遂にこのタイトルで所持することになった。(笑)ただ、それだけの事であるが
なんとなく嬉しい。


10月10日
・小坂忠とフォージョーハーフ / ロック・ソサエティ・ウラワ
・パワーハウス / 1968-69

どちらも凄い発掘録音。小坂忠の盤は72年の演奏で当時のライブ盤「もっともっと」に
勝るとも劣らない名演。名曲『どろんこまつり』も無粋な所作に煩わされた、いつぞやの
ボックスと違ってしっかり収録。パワーハウスはスタジオ録音の3曲の音質の良さに驚き
それ故にライブ収録の4曲の音の悪さが目立つが、そんなことは音源発掘の価値の前では
大した問題では無い。


10月11日
・PRINCE / SIGN O' TIMES SUPER DX EDITION

遂に登場の9枚組。DXエディションを名乗るならこれくらいの量で、という良い見本。
購入以来、やっと全CD2回ずつ聴き終わりましたよ。DVDは1回見ました。(笑)
プリンスは私にとってはポール・マッカートニーと同じで、何でも思いついたものを
録音して形にする人。だからこそ、この熱量(物量と言い換えてもよい)でのリリースが
可能なのだろう。正直、ライブ映像はいつの時代のものを見ても大して感心しないのだが
この世紀の名盤の前では些細なこと。それにしてもマイルス、ほんの少しだけ吹いて
帰っていくなんざ、格好つけにも程がある。(笑)続きは密室(車)の中で・・・。

 

コメント
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