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山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

引っ越し先は
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テレビドラマ

2013-10-22 23:57:35 | 日記
今日は、9時から「ミス・パイロット」を見て、10時から「ガラスの家」を見た。
ここでは、どちらも斉藤工が出ていて、2時間連続で出るなんてすごいな~、売れてきてるな~と思った。まあ、私はこの人はそれほど好きではないのだけど・・・。

立て続けにドラマを見るのはめんどうくさいけど、飛行機関係は面白そうだし、大石静のドラマも引きつけられるので、見ないわけにはいかない。私は、あまり録画してまでは見ないのだ。

最近、多くの人は、その放送時間にテレビを見ることはほとんどなく、一旦すべてを録画しておき、その中から気に入ったものをCMを飛ばしてみるんだそうだ。そうすると1時間のドラマも45分くらいで済むそうだ。ずいぶんと合理的である。賢い人間は、そうやって時間を有意義に使うらしい。となると、CMなんか放送しても意味がなくなりそうだ。
でも私は、時々CMが入らないと集中力が持たなかったりするので、CMが適度に入ったほうが疲れない。

「ガラスの家」は、仁志と黎の恋愛物語かと思ったら、政治家や官僚の世界だの、宅配便、スポーツクラブ、花屋、小説家、法律家など、働く世界のことも描かれていて、面白いな~と思う。大石静のドラマは「セカンドバージン」もそうだったけど、人は恋愛に生きるのみならず、仕事に生きるもんだ。そして、女は仕事の世界でも強いのだ。
愛する人に愛されたいのと同様に、仕事の上でも自己実現をしたいのだ。それぞれの登場人物の個性が出てきてどんどん面白くなってきた。

そして、ある意味、これらのテレビドラマも、経済小説かと思える。
「ミス・パイロット」にしたって、航空会社の仕事のドラマであるし、当然のことながら、人間には仕事が欠かせないから、ドラマというのは仕事を描いているものなのだ。

考えてみると、刑事ドラマや事件物なども、刑事や弁護士などの仕事ぶりを扱っているわけであるし、病院物では、医者や看護師の仕事を描いている。また、社会を織りなす組織や人間が関係してくる。

やっぱり、私は、ドラマでも、仕事を中心に扱ったものが好きだな~と思う。

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なかなか前進しない毎日

2013-10-22 00:23:19 | 読書
やらなきゃならないことはたくさんあるのだが、どうもサボっていて、なんら進歩がない。
読み始めた児玉清の「すべては今日から」も、なかなか進まない。

そういえば、「海賊と呼ばれた男」(百田尚樹)の関連で、出光美術館に行って、国岡鐵造(出光佐三)の好きだという「仙」を見ようと思っていたんだけど、今回は新聞屋が招待券をくれないので、自腹で行くしかない。ようやく、放送大学の学生証をもらってきたので、学割で入館できるようになったから、行こうかと思う。「仙」は11月4日までだけど行けるかな?

このあいだの世田谷美術館は、学生証がなくて、一般料金を払ったので、高かったなあ~。

出光といえば、日曜日に「題名のない音楽会」を見ていたら、村上春樹の「色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年」のことを取り上げていて、その中に出てくるリストの「巡礼の年」っていうピアノの曲が演奏された。村上春樹っていう人は、音楽に詳しいんだな。
作品の中に出てくる音楽との関連が楽しいという読者も多いようだけど、音楽がわからない人間にとっては、よけいに難解な感じになってしまう。でも、このテレビでリストの曲を聴くことができてよかった。とはいえ、村上春樹のこの小説はまだ読んでないし、読む予定もない。ブックオフにいっぱい出てきたので、そのうち買うかもしれない。

「題名のない音楽会」は、出光の提供なので、出光のCMが入る。「出光人」とかいうCMは本当に働いている社員のようだ。風力発電や地熱発電や、何か鉱物を採掘している外国の風景や、ガソリンスタンド等、いろいろ出てきて、これが大家族主義ってもんか?などと思ったりした。有名な俳優とかを使わないところが面白い。

それにしても、やっぱり出光という会社はすごいと思う。「エネルギーを日本に」、そして、美術や音楽など文化的なこともやっているし、物心ともに社会貢献している。

この頃、「海賊と呼ばれた男」を読んだり、「半沢直樹」のテレビドラマを見たりして、企業に関係のあるドラマって面白いなあ~と思うようになった。日本人の働きぶりはすごい。
こういうのは、純文学ではなく現実味を帯びている。そういえば、私はこのごろ、どうも純文学ってのは受け入れられない人間になってきたのだ。だから村上春樹の小説とかは、なかなかなじめないのだ。村上春樹でも「アンダーグラウンド」は事実の事件に関する証言をまとめたものだから興味を持って読めた。

小説は、とかく純文学が高尚なもので価値が高いように言われるけど、本当にそうなのだろうか?と思えてきた。「海賊と呼ばれた男」についても、文体が単純だ、などという批評もあり、文体のランクが低いと言いたい人がいるようだ。しかし、作品の価値はそれだけでは決められないだろう。事実を元にしたものは、絵空事よりも面白いのであり、歴史や社会情勢や、その中で生きる人間の姿など、いろんなことを知らされ考えさせられる。とても規模が大きくて奥の深いものだ。作品を書くにも取材や調査が必要で莫大な資料をまとめていると思う。そのエネルギーははかり知れない。

こういう分野の小説を研究するのは文学ではないのだろうか?と思って、いろいろ調べてみたら、こういうのは「経済小説」という分野に入るらしい。
代表的なのは、城山三郎や、先日亡くなった山崎豊子さんなどが先駆者のようだ。
経済小説を研究しているのは、大学では文学部ではなく経済学部のようである。面白そうである。

それで、経済小説を調べていると、数限りなく存在することがわかったが、出光を題材にしているものとして高杉良の「虚構の城」というのがあることがわかった。これは大家族主義の石油会社のことを描いたものだそうで、1976年に発行されているようだ。
「海賊と呼ばれた男」では、その経営者や会社の在り方を絶賛しているかのようにさえ思えたが、こちらは逆の視点でみている作品のようである。
経済小説、企業小説というのは、同じ企業に対して、別々の作者が、いろいろな方向から描いたものが存在し、読み比べると面白いらしい。トヨタや日産など車の会社を題材にしたものも多い。

今現在活躍している経済小説の作家としては、池井戸潤、有川浩、荻原浩などもそのようだ。私は荻原浩が好きで何冊か読んでいるが、今さらながら、そういうわけだったのかと思う。つまり私は、恋愛ものとかではなく、仕事のことを書いている小説が好きなのだ。

今、境憲一という人の「この経済小説がおもしろい!(ビジネスと人生の本質に迫る絶対オススメの78冊」という本を読んでいて、その中に紹介されている小説をいくつか読んでみたいなと思うようになった。この著者は、東京経済大学の教授で経済小説研究家なんだそうだ。

ここに載っている本を読むとなると、かなり一生懸命読まなくてはと思う。
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