一日仕事に復帰して翌日は自宅マンションの消防設備の点検もあり、年休をとる。
消防設備の点検の後、実家の関係の問い合わせや手続き関係に着手。
娘を起こしてのブランチ時に、届いたばかりのDVD「闘う三味線 人間国宝に挑む~鶴澤清治~」を観て気合を入れる。やはり今の私には太棹三味線の音は有難い。鶴澤清治リサイタルでの素浄瑠璃「壇浦兜軍記 阿古屋琴責の段」の住大夫と綱大夫の語り、鶴澤清治の三味線、清二郎の琴や胡弓の音に癒される。
(頑張った自分への褒美としてついに「人間国宝ふたり ~吉田玉男・竹本住大夫~」とともにアマゾンで購入。26%引きも大きな魅力。)
自宅の近くに全労災の県本部も一昨年に移転してきているので、火災共済についてもわかりにくいところを確認しながら手続き書類を作成できた。委任状を持ってこなかったが、郵送なら大丈夫なので後から書類を仕上げて投函。もう一ヵ所の書類も投函。
二人で実家に回り、妹たちと合流(妹2は週3日の人工透析の合間を縫ってきてくれている)。二人は風邪をひいたらしい母を医者に行かせ、テキパキと片づけをこなす姿に敬意を払う。私は口と文章を書く方の要員(^^ゞ娘は父が残した本の分別担当。まぁ適材適所ということでいいんじゃないかな(笑)
食事をして帰ってきたが、クタクタだ。
今日は朝から未成年者の死刑判決でTVも集中的に注目した報道をしていたが、帰宅してネットで最終的に確認。国連では日本に死刑廃止勧告をしているというのに世界の流れとは別のところにあるようで、今の日本にまたしても溜息。
最近、NHKの『みんなのうた』で「クリスタル・チルドレン」という歌を聞いた時に死刑と戦争の関係についてひらめいてしまっていた(ネット検索して見つけた記事をご紹介→こちらへ)。
♪~憎しみも涙に代えて 許せる勇気持って生まれてきたんだ♪~
遺族感情とかを考慮して厳罰主義をとることは、私はやはり違うと思っている。死刑を廃止している国は戦争にも慎重なんじゃないだろうか。死刑に代わる終身刑をつくって死刑を廃止するべきというのが私の持論だが、きっとそういう罪人を生かして一生罪を償わせるシステムをつくれるかどうかは、社会の成熟度の違いによるのだと思う。そういう国の実情を知りたいと今回の判決でまたまた痛感。
父を見送った中でもいろいろ感じ、人間というものについて考えることができた。さぁ、元気を出して、明日から仕事に本格復帰といこう。
写真はDVD「闘う三味線」。
ブッシュ大統領や、鳩山法務大臣に聞かせて感想をききたいと思ってしまいます。
「李香蘭」の最後の方の主人公を無罪とした裁判官の「報復ではなく徳を持って報いよう」というような歌も思い出します。
先日テレビで 亀井静香氏の「裁判員制度導入の前に 死刑を廃止して 最高刑を終身刑に...」という話を聞いて 大きく首を縦に振りました。
ご遺族の無念は分かるけれど、何をどうしたって 故人は戻ってこないのだし、そんな酷いことをした被告なら あっさり楽にしてしまうのは 却って生ぬるい様な気もします。もちろん冤罪も無いとは言い切れないし...。
私の考え方ではどうも裁判員になれないらしいです(^^ゞ亀井静香氏も別にそんなに好きな人物じゃないけれど、死刑の廃止に向けた活動は素晴らしいと思っています。