3月末で定年退職の女性の先輩のKさんは、最後の数ヵ月を週半ばなどに年休消化の日を入れながら(それでも全部は使い切れなかった)、後任の方にきちんと引き継ぎも行って3/29(金)を最後の出勤日とされた。昼休みは女性6人でまずRistrante Maestoro (リストランテ・マエストロ)でランチ。トマトクリームパスタを美味しくいただいた。
人気の店内でゆっくりせず、四谷ソフィア通りで花見散策。
外濠の堤の上の道を歩くと左右の斜面に桜の並木が美しい。それでもソフィア通り側の木の方が太くて立派なのはそちらの方が植えられた時代が古いのだろうと思う。上の写真の桜樹の後ろに写っているのは25日の昼休みに上から眺めた聖イグナチオ教会だ。
今年は3月20日頃に初夏の陽気になり、例年より2週間も早く開花してしまったが、その後に花冷えの日が続き、桜並木は冷蔵庫の中に入れられたように花が長くもってくれた。先週末も今週末もお花見が楽しめるという桜好きにはたまらないシーズンとなった。
夜には弱い雨になるという予報も出る中、時折風が吹きつけると、桜吹雪!お花見の若い女性のグループがキャーキャー言っていて微笑ましい。
冒頭の写真の手前の葉桜になっているのは花弁が白い「大島桜」だと、同行のIさんが教えてくれた。奥に写っているのは染井吉野だ。遠近がうまく出ていていい感じに撮れた。
山吹の黄色と桜は相性がいい。下の写真の後ろに写っているのは上智大学の建物だ。ホテルニューオータニの前まで歩いて折り返して職場に戻った。
Kさんは、私が就職してすぐの関西の部署の時代に対応していただいていた東京のある部署にいらして、巡り巡って最後の3年ほど今の部署でお世話になったという不思議なご縁の先輩だ。謙虚で勉強熱心で尊敬していた。とても同じように振る舞うことはできないが、心意気は受け継いでいこうと思っている。そんなことを書いたカードと贈りものをさせていただいて、お話ししていたらやっぱり泣けてきた(T-T)
下は、Kさんが職場の方にと(私もだが)御礼に配っていただいた手織りのコースター。地元の知的障害者通所授産施設「まあるい広場」のものとのこと。さをり織りの色合いも入っていた袋の桜の模様も、この日にぴったりという感じのものだった。
人生、出会いがあって別れもある。