パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

イン・ザ・ダークネス ★★

2014年03月03日 | DVD作品ーあ行
2010年   アメリカ=フランス=アルゼンチン映画  91分
キャスト:アンバー・ハード、カール・アーバン、オデット・ユーストマン、アドリアナ・バラッサ
あらすじ:アルゼンチンを旅行中、ツアーを抜け出したステファニーとエリーは
サイクリングを楽しんでいた。しかしひょんなことから2人は喧嘩を始め、ステファニーはエリーを置き去りにしてしまう。その後エリーは待ち合わせ場所に一向に現れないのだった。原題:and soon the darkness監督:マルコス・エフロン
<感想>だいぶ前に観た劇場未公開作品。ハリウッド、リメイク作品です。ステファニー役が「ザ・ウォード/監禁病棟」(10)のアンバー・ハード、彼女の魅力が満載しているのでレンタルしたようなもの。エリー役は「アンボーン」(08)のオデット・ユーストマンが演じているクライム・スリラー。内容からして、若い女二人がどうしてこんな危ない場所へ旅行するのか理解できません。
冒頭の映像が暗い納屋みたいな場所に、若い女が縛られて電気ショックを受けているシーン、きっと彼女たちも拉致されてこんな目に遭うのかと思ってしまう。これはサスペンス・ホラー映画だと思うような、そんな感じがぷんぷん匂う。
南米アルゼンチンを旅行中のステファニー(アンバー・ハード)とエリーは、パラグアイにほど近い田舎町で宿を取ります。どうみても二人とも若い女なので、襲って下さい、そして人身売買して下さいと言わんばかり。

やっぱりうさんくさい街で、前の夜にバーでエリーがハメを外して男に近づく。しつこく追いかけてくる男をステファニーが間一髪で部屋へ引き戻す。それでも尚、しつこくドアをドンドン叩く男、その男をマイケルという男が追い払ってくれた。
ところが次の朝、寝過ごしてバスに乗り遅れる。1日1便のバスだったのにおバカさんだね。仕方がないと、ホテルのおばさんのこの辺の見所を聞き、湖の街ゴーストタウン“ヴィラ・デル・ラゴ”へと自転車に乗って二人はルンルン気分で行く。
滝まで2キロ、自転車止めて滝まで歩く二人。熱いので日光浴しようなんてね、脱ぎます。さすがに若い女優さん二人、水着のビキニ姿が映えていいですよね。そこで少し寝てしまった二人。いくらなんでもちょっと開放的ですよね。誰が観ているか分かんないのに。

やっぱりね、どうやらその様子を木陰から誰かが見ているような気がするのですが、片方の失恋旅行という名目なのですが、エリーが「気楽に忘れて遊ぼうよ」と、ステファニーの方は「そういっても忘れられないの」と意見が食い違う。
そして、エリーがまだそこに残るという。じゃ、といいつつ、ステファニーが先に自転車を走らせ行ってしまう。でも思いなおしてステファニーがエリーにメールを送る。「ごめん、牛の店でランチ食べるから」と、でも、待っていてもいっこうに来ない彼女。留守電するも通じないし、昨晩助けてもらった男マイケルという男と顔見知りになる。
実は、この男は悪人なのかと思えば、バーでエリーが男を誘って襲われた所を救ってくれた、いい男だったのです。この男の恋人も行方不明になり、自力で探しているとのこと。
ステファニーは、街の保安官に捜索願を頼むも、きっと男を見つけてホテルでも行ってお楽しみ中さ、なんて言ってさ、てんで協力的じゃないのよ。でも、保安官事務所の壁にはたくさんの若い女性の写真が貼ってあるのです。みんな失踪者なのか?

後で分かるんですが、そうなんですね、この保安官も旅行で来た若い女性を、川の向こう岸のパラグアイへ人身売買する悪い一味の仲間だったのですから。それにみんなスペイン語で、英語が通じないしで困ってしまう。ステファニーがうっかりしてたら、まさか自分の荷物(パスポートやお金)を盗まれてしまうなんて。男を追いかけると、昨晩のエリーが誘った男だった。
次の日、車を借りて昨晩の男を追うステファニー、廃墟と化した街、ヴィラ・デル・ラゴ。そこでマイケルと出会い、俺の恋人もこの辺で失踪した。手分けして探そうなんて言うのだ。こんな辺鄙なところで若い女が一人で、友達のエリーを探すなんて信じられませんから。ところが、その一角にエリーが捕まっていたのですよ。傍に保安官のカルボがいた。
ステファニー、エリーを助けることができるのか?・・・家に帰りたいと泣くエリー。自業自得だと思うわたしですが、そこんところは映画だからね。二人で車のところまで走るのだが、エンジンがかからない。男をエリーが棒切れで殴るのだが、それではすぐに男が元気になると思った。案のじょう追いかけてきた男、車のフロントガラスを石で破り、侵入してくる。運悪く、エリーがそこで頭を打って死んでしまうんですね。その車のダッシュボードに自分たちのパスポートが入っていた。
保安官が人身売買の元締めで、「あのエリーは魅力的な女だったのに、惜しい」と、言いながら、マイケルに「お前の恋人はまだ生きている。そのステファニーと交換だ」なんて言うんですよ。
こんな辺鄙なところへ観光に来たばかりに、酷い目に遭うなんて理不尽なことってある!・・・ステファニーもスタンガンでバリバリと感電されて拷問されるしで、睡眠薬嗅がされてダウンした。
彼女が気が付いたのはボートの中、手を結わえられているのに、男を川の中へと自分も一緒にドボン。さすがにステファニー、女の意地を見せてくれる。川を泳ぎ切り、本当は、彼女って強いんですね。ホテルの主人と悪党どもが集まっている。
彼女のどこにそんな技があったのか考えられませんが、男どもの股間蹴りしたり、ベットの下に潜り込み、見つかるも男の拳銃を取り返し、撃つしでこうでなくちゃね。この映画も女がただ拷問されて、売春させられなんて内容だったらつまらないですよ。
マイケルはてんで当てにならないし、やっぱりマイケルって頭悪すぎる大バカなんですね。これではいつまでたっても彼女を探しだすこと出来ないよ。
ステファニーは助かったからいいものの、エリーは自由奔放で調子のいい女で、犯罪に巻き込まれても自業自得と思ってしまった。主人公のステファニーは、友達を置き去りにしてはいけませんね。若い女が旅先で誘拐されるという報道を見るにつけ、やはりハメを外した女たちが原因でしょう。教訓、ツァー旅行でも、単独行動は絶対にいけませんからね。
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