ぶらぶら人生

心の呟き

正月散歩(出会いの花と樹木)

2022-01-01 | 散歩道
 正月日和の一日。
 窓辺にさす日差しがあまりに明るいので、午後、散歩に出かけた。

 昨年は、コロナのために施設での暮らしが長く、一度も家から散歩に出かけることはなかった。
 遠出(たとえば、海の見える辺りまで)をする自信はないので、国道を避け、小学校前の道を往復した。
 3000歩あまり(2Kmあまり)の小散歩。
 風も冷気もなく、心地よい散歩であった。


   散歩で出会った花と木。


  

 ただ今、スイセンの花盛り。
 「スイセン公園」まで歩くのは無理なので、道端のあちこちに咲く花を眺めて楽しむ。


  

   ヤブツバキ


  

   バラ


  木々は、立派だと思う。
  ひとりで、愚痴も言わず、幾十年も堂々と立っている。


  

   西楽寺の大樹



  


  以前住んでいた家のあった場所に、今も立つ木。
  赤い実をたくさんつけている。
  クロガネモチの木であろうか?



  


                  ↕︎


  

    柿の木・柿の実

 赤い実が、熟したままたくさん残っている。美しい光景。
 木は、花をつけたり実をつけたり、黙して、いつも美しい。

 ヒヨドリの姿は見えない。
 私の家でも、庭のナンテンやマンリョウが、ヒヨドリの被害に遭わず、赤いきれいな実をとどめている。

 そういえば、年末年始、ヒヨドリの鳥影を見かけない。
 いったい今、ヒヨドリはどこで、どんな食餌にありついているのだろう?! と、いらぬ心配をしてみたり………。

 新年の今日、散歩できたことを、今日の喜びとしたい。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年のスタート

2022-01-01 | 身辺雑記
 まもなく満89歳となる新年を迎えた。
 ますます元気! と言いたいところだが、あまり元気ではない。
 食事も思うように進まない。
 それだけでなく、なんとなく思うようにならないことに、神経をすり減らすことが多くなった。歳を重ねるということは、かつて自分でできていたことが、次第に思うようにできなくなるものだという認識に、なかなか気持ちが追いつかなくて、どうしてもアレもできないコレもできないと、マイナス思考に陥りがちである。
 しかし、もうできないのが当たり前と思わなくては、日々、心穏やかに生きていけそうにない。

 出来ることだけをする。
 できないことを嘆かない。
 そんな心境になって生きられるよう努めたい。


 なだいなだ著『とりあえず今日を生き、明日もまた今日を生きよう』(下掲の本)の<付章>として、「カルペ・ディエム(今日を生きる)」という講演記事が載っている。

 「Carpe diem」は、ラテン語の諺で、「その日その日を味わえ」という意味らしい。

 この本を求めたのはかなり以前だが、この度、書棚から取り出して読み返し、私にとっての最晩年の心のありようを示唆されているように思った。
 89歳にもなれば、死は決して遠くない。できないことがますます増えることも間違いない。

 とりあえず今日を生きよう!

 その時々の、自分に出来ること、可能なことだけをして。
 その生き方を、新年にあたって、心がけたいと思っている。



     



 2013年6月に、83歳で逝去されたなだいなださん自身、ガンを患いつつ、そんな心得をもって、自らの人生を全うされた人のようだ。最後までブログも書いておられたようである。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする