「蝉氷」とは、初めて耳にする言葉だった。
今日の「天声人語」の書き出しに、
<東京郊外にある我が家のスイレン鉢に、きのうの朝、うっすらと氷が張っていた。持ち上げれば、ぱりんと割れそうだ。こんな氷を、透明なセミの羽に似ていることから、「蝉氷(せみごおり)」と呼ぶ。はかなげな名のとおり、日が高くなるころには解けてしまった。>
と、記されていた。
「蝉氷」? =「薄氷」の表現として、理解はできるけれど……、と思いながら、手元の辞書を引いてみた。私が知らないだけで、一般的な言い方だろうかと思いながら。
辞書にはなかった。語彙数の多い、「日本国語大辞典」も引いてみたけれど、そこにも出ていなかった。
歳時記の「氷」の欄に、やっと「蝉氷」を見つけることができた。
俳句の季語として、使われるのだろう。
同じ薄氷なら、過日のブログにも書いたが、「薄ら氷(うすらひ)」という言葉の方を私は好む。ただ、「蝉氷」は冬の季語になっており、「薄ら氷」は春の季語に入っている。
今日の「天声人語」の書き出しに、
<東京郊外にある我が家のスイレン鉢に、きのうの朝、うっすらと氷が張っていた。持ち上げれば、ぱりんと割れそうだ。こんな氷を、透明なセミの羽に似ていることから、「蝉氷(せみごおり)」と呼ぶ。はかなげな名のとおり、日が高くなるころには解けてしまった。>
と、記されていた。
「蝉氷」? =「薄氷」の表現として、理解はできるけれど……、と思いながら、手元の辞書を引いてみた。私が知らないだけで、一般的な言い方だろうかと思いながら。
辞書にはなかった。語彙数の多い、「日本国語大辞典」も引いてみたけれど、そこにも出ていなかった。
歳時記の「氷」の欄に、やっと「蝉氷」を見つけることができた。
俳句の季語として、使われるのだろう。
同じ薄氷なら、過日のブログにも書いたが、「薄ら氷(うすらひ)」という言葉の方を私は好む。ただ、「蝉氷」は冬の季語になっており、「薄ら氷」は春の季語に入っている。