「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20110919

2011-09-19 | 矮小布団圧縮袋

○…さて、明日の週明けまでの残業宿題が残っているのだが、なかなか余韻が醒めず夢幻の中にいるようで困っている。台風接近で次第に天気も崩れてきていて、朝のうちに野菜などを買いに行ってきた(キイロイトリはつきそい)。郊外の田園地帯は稲刈りも始まっていて、ヒガンバナも咲いている。道端にはジンジャーも咲きまくっているのだ。
 


 外が涼しいというか肌寒い。放生会が過ぎL'Arcが去ると一気に気温が下がって彼岸らしくなったというのも凄い。しかし気候がようやく秋らしくなったとかのんびり言ってる暇はない。「夏休みの宿題が終わってない小学生」のような情けない気分で非常に困る(おとなげなくて恥ずかしい…)。うーむ、仕事しないと。

本日のBGM:
映画「宿無し犬」(大映、1964) (ファミリー劇場 9/19 12:00~)※音楽:塚原哲夫
 敬老の日はファミ劇chが天知茂特集?に限らず、今は亡き名優特集みたいなのをやっており、夕方5時から江戸川乱歩シリーズもやってるのである。他に田宮二郎や高松英郎の「黒の試走車」(大映、1962)やら、御側用人の岸田森先生が出てる松田優作主演「ひとごろし」(1976)(←おお、これは><いかにも優作ですなあ^^)とか、なんか祝日の地方都市のミニシアターの昭和邦画上映会みたいなマニアックなラインナップが続いている。(宿題をする一方で、テレビの方でタイマー録画を併行しているのだが、こんなのやってると全然進まん…)
 「犬シリーズ」第一作目ということだが、もうモノクロの画面に映し出される戦後の大阪のノワールさと顔ぶれがまばゆい。田宮二郎、成田三樹夫、江波杏子と、若いのだが既に殺気が漂ってるし…そしてもはやここまでしばしば見てると我らのアイドル(?)のような気分になってくる、全然大阪の人に見えないけど(笑)チャーミングなショボクレ刑事(天知茂)や、ツッコミとボケの強力な坂本スミ子さんも登場する。天知さんはこないだのチャンネルNECOの「暁の非常線」みたいなほんっとに極悪非道ないやーな役で若い頃は出てきてたのに、このへんになってくるとだんだん余裕が出てきたというかユーモラスなエッセンスが滋味になってくるようなのだ。(「腐」では全然無いが)逮捕される時のあの鴨井はんの台詞と表情を見てやっていただきたい。逆に、鴨井はんのあの「あれよあれよ」な性格に対し、可愛いが危なっかしくて放っておけないといった風情の当惑の表情を浮かべてるショボクレの応酬も絶妙だ。「座頭市物語」の勝新太郎と天知茂とはまた別の趣で、鴨井はんとショボクレのやりとりのテンポが名漫才(脚本:藤本義一)な所以であろう(もちろん「霧笛が俺を呼んでいる」の赤木圭一郎と西村晃刑事では、こんな関係にはならない)。これも一種の特撮(確かにガンファイトはそうでしょう)ヒーローもののようなもので、やっぱりおもろい上にJazzyなBGMもかっこよすぎ。これでシリーズ化されたのでしょうな。(20110919)




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マリンメッセ福岡 9月18日 (20110918)

2011-09-18 | live2002-2024

○動きの遅い台風の接近で、九州南部や中国地方でも豪雨のところがあり、沖縄の方といい、各地お見舞い申し上げます。お気をつけください。福岡市内も、気がつくと曇りではなく、雨が降り始めていて、水溜りや路面の濡れができている。今夏は「最強晴れ男」が今福岡に滞在している割には、さほど晴れていない。案外「L'Arcには台風がつきもの?」などとはあまり定着してほしくない謂いだが、今年はなぜか「ちょっとかする」んですね。幸い福岡は無事に進行しております。いや、結構「不可能を可能にする」ところこそ「虹」のあなどれない理由だったりして。


○20th L'Anniversary TOUR in 福岡 (9月18日日曜、マリンメッセ福岡 17:00~)
 (以下、またちょっとネタバレあります)
今日のマリちゃんと外の様子
  

・今日はゆっきーががっつりリベンジで決めた。七転び八起き。もう矢吹ジョーみたいだよねえ。まことにかっこいい(ワシの席からちょっと先にいた小学生男子が、もうめろめろで「やばいよー。ゆきひろー」って叫びまくっておられましたよ^^わかるぞ。おかげで今日は、アンコール待ちのウエーブに安心して参加できたわい♪)。終盤では、はいどさんの「XXX」をめぐるMCからの流れでもって、ゆっきーまで珍しくなげちっすを我々に(真剣白羽取り、じゃなくって、がっちりキャッチしました!ごっつあんです!・笑)
・昨日とは少し違うセットリストで相補的な内容になっているといってもいいのかな? 時々気持ちよさに「背中がざわざわっとする」ような瞬間、というのが来ることがあるのだが、今日はheaven's driveやfateがそういう感じで聴けてよかった。こういう楽曲は目の前で今まさに生で演奏しているのを、直にこの場で聴いている瞬間、というそれだけで「…只事じゃない」と思う。その他じっくり聴くもあり、ぱーんと解放できるもあり。こ、これは楽しい。(さあ、今日流れたナンバーを再び自宅で復習だ!)
・「福岡にいると食べ過ぎて太る」MC←※これは確かに本当だ(体験済み・泣笑)
・昨日フリーダム過ぎたためにネタを考えたのか?は定かではないが、今日はけんちゃんのMCのところではずっとSeventh Heavenのイントロの頭がリピートリピートで流れ続けるという状態(そういう音源があるのね、いいなあ^^)の中、けんちゃんが発光棒サイリウムを持って観客に「赤上げて!」で遊びすぎ。T.P.IT.P.みたいにパラパラのような油断のならない動きをする(日頃から踊り倒してるのか?)けんちゃんであった(笑)。そして自分はスタンドでしたが後方中央前方にいたおかげか不肖、金テープ落下をgetさせていただきました(><)。(これって、L7以来?)

たれぱんだだけでなく、キイロイトリやむすび丸まで今日はこっそり参加していた。(20thのパンフの表紙の上でみんなごろごろしている)

 しかし福岡から(この1~2年は特に)なかなか気軽に県外などに遊びに出られなくなっている自分としては、前のVampsなどのそれぞれソロで来福のを見に行った時と同様、昨日今日の土日も結局作業的には残業で、会社を午後4時に出てダッシュでマリンメッセへ、という流れでした。家や会社からわりと近い場所でライブに通えるっていう点では、非常にありがたい。東京ドームや大阪ドームに、はたまた味の素スタジアムなどにはるばる行く時の手間といい、旅程が全然違う。今回は遅れずに無事に行けてよかった。思えばTheatre of KISSのマリンメッセから3年半もたっていて(その間に物凄く過酷なことが沢山あったような気がするけれど)生きてて再びこれに集えたのかと改めて思い出したり。ありがとうございました。

(また、おまけ)
 終演後、駅や天神へ大量移動する乗客を見送ってから、この運動量の多いデトックス効果をさらに高めるため、近くのベイサイドプレイスにある波葉の湯でひと休みすることにした。汗だくだからまずひとっ風呂浴びてくることにしてつかっていたら、次第に空腹感が増し(昼からお茶以外何も食べてない)、館内レストランでお蕎麦をいただく。
  
 しかーし!マリンメッセからは少し離れているというのに、こんなまさしく「ジモTぽい」温泉まで、あくまでも三々五々、っていう感じなんだけど、どー見ても「きみたちラルク帰りの遠征の方ですか?」といった風情の人たち(中にはディストの制服の人みたいなのもちょっといたり)が、意外とお客さんだったりするではないか!やっぱし「享楽的なことへの食いつきのよさでは日本全国で定評のある(?)」L'Arcファンというところでしょうか(笑)。それにしても、演奏と歌+温泉+食事…って、なんか日帰り温泉の広間で大衆芸能の股旅物とかの座長劇団公演観覧つきサービス(敬老の日?)、みたいになっちゃってますがな(爆)。だが、そこがいい(*^^*) (20110918)




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マリンメッセ福岡 9月17日夜 (20110917)

2011-09-17 | live2002-2024


○20th L'Anniversary TOUR in 福岡 (9月17日土曜、マリンメッセ福岡 17:00~)
(以下、ネタバレちょっとあります:)
・突如マリンメッセを呼称「マリちゃん」にしてしまったMC。 【用例】「もりあがってるかああ、マリちゃああああん!」(><)
 ※今日のマリちゃん 
  
 
・連続全力疾走後の恒例ドラムソロ乱打の直後にゆっきーが台座から後方にばったり倒れる(これは大画面になってたので全席で、Bブロのワシのところからもはっきり見えた)。酸欠?転倒?そのまま溶暗10分くらいか。ふつうここでアンコール要求の拍手やウエーブをやるところで、やってるところもあったが、見ててちょっと心配で遠慮し(「おお、貴重なゆっきーが」とかいつものような冗談を言うこともできず)、待っていた。とりあえずアンコールの花葬orchestra ver.の時には復活していて、少しほっとする。ゆっきー、一応ちゃんと診てもらってください。
・今回は生のストリングスオーケストラがついてきているのだ。(そういうのはKinKiとかだけじゃないですぞ!←ちがうか喩えが^^)hyde先生は朗々と声量が効いてくる。
・J'sじゃないけれども、電光板の視覚効果が年々だんだん、派手になってきてないかい?それに最近の自分などはDrink It Downの背景効果を見るとつい、脳内に「タカ・クジャク・コンドル!タジャ~ドル~♪」のテーマが条件反射的に流れてしまふ(笑)
・昨日PVを初見だった新曲「XXX」も、さっそく次の日に生で聴く事ができた。
 そうなんだ「堂本光一だったら絶対踊るやつ(爆)」という喩えよか、もっとわかりやすく「R&B風」っていえばよかったんだわ(^^;)。例示するなら、安室ちゃんとか(まさかVampsのPVが安室ちゃん似だとかネットで噂だったから逆ギレしたとかそういうことはないと思う・爆)、Princeとか、Lady GaGaとか(おっ、ガガ風だったら案外Pet Shop BoysとかDepeche Modeとかは系統的には決して遠くはないぞ><)、そういうのみたいなやつです。そうかL'Arcは最近、Rock以外の「ラルクでやったことない音楽」=広範なジャンルに挑戦してるんだっけか、ジャズ(Hurry Xmas)とか、ディスコ風(Seventh Heaven)とか、それで「ありそうでなかった」=「R&B風」なのか。
・Vocalはj配役上、今回衣裳も「へびさん風」だそう。PVの本物の「へびさん」はゆっきーがなでなでし巻いたりして可愛がっていたとか(前から見ると目と目が離れてて顔がかわいいよねえ)。でもはいど先生はかわいいけどへびさんには触れなかったという。「だって、えさがひよこだったりするし」先生はひよこと友達らしいです。(一緒に来た動物ぬいぐるみたち、特にキイロイトリの心中やいかに…「エサ?」「ドキッ」…あんたひよこだったっけ?)
・前回福岡に来たときのけんちゃんは下痢で大変だった話(以下尾篭な内容で自粛略・笑)←今日のフリーダムwは、君やなw。(※このひどい下ネタの人が、なぜギターを弾き出すとある種魔術的に超絶な陶酔感を発生させるのか、そこんところの落差があまりにも大きすぎていつも本当に謎だ^^;;)

 とにかくあの時死ぬんかいと思った(笑)5月29日の味スタのアリーナが「命あっての物種」生還状態だった上に、祭の気分は味わえたもののそれも2日目しか聴けずちょっと残念だった5月よりも、今回は圧倒的に初期からのもしっかり聴けて、しかも日替わりサービス?なのか(個人的には秘境探訪時によくBGMとする)「風の行方」まで、聴くことができた。ただただバンドが上手い。気持ちよくなれる。良い。「やっぱり、屋根があるって、ありがたいね!!」←なんだその感想は(><)
 というわけで皆さんお体には気をつけて、また明日?


※なお今週は9月18日まで、マリンメッセから国道3号線を東に行く箱崎宮で放生会をやっています。大阪の住吉大社の商店街みたいには大きくないかもしれませんが、参道沿いや敷地内の露店がかなり盛大に集結してます。「なが~い~♪夏の~終わり~」を告げる風物詩ともいえる有名なお祭りですので、ついでに楽しんでこられてもよいかもしれない。ただ、国道3号線・都市高速の下の湾岸線など、付近道路が結構混雑しています(今日の晩の終演後の道路もわしゃバイクでしたが、箱崎宮に向かうらしい車で結構混んでましたね~)。時間に余裕をもって移動されてくださいませ。

(おまけ)先日、放生会へたれぱんだやむすび丸たちと出かけて、10分で入手したお面 仮面ライダーOOO(オーズ) の「タジャドル」。(←中の人はへびが苦手。)
露店だと高いけど縁起物ってことで。  ※写真クリックで、かぶっている人の正体がわかりますw

(20110917 23:43)



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20110916

2011-09-16 | 矮小布団圧縮袋

○今週も、作業はひどく進まないのに雑多な作業がとにかく多く、また普段あまり人の世話をするのが苦手(だから独居生活が何十年にもなるのだ)なのに、細かく調整する作業が入ったため、気持ちが休まらずにいる。原稿も遅れている。そんな中で帰宅すると、古典的映画や番組の大量の留守録やらまだ買っても読むのに入れない趣味の本の山が溜まっている。これも何かが来る時には大量にどっと来るので、毎日予約をかけておかないといけないほどである。唯一、その合間に時々注文して探索した音源が到着すると、作業BGMとしてmp3ファイルを追加注入するくらいで。
 オーズ風に比喩すると、欲望の雑念が一つでなく複数で多種すぎるのだ。今自分からヤミーが誕生するとしたら一匹でなく違ったセルメダルの柄別に何匹も細かく、さらに量的にはガタキリバ並みに大量発生して来そうでまずい(※わからん人にはまったくわからん比喩ですいません^^)。その感想を一つずつ書いている時間がないので、思いついたら過去遡及する形で埋めていくことにしたい。
 たくさんある中で、毎晩の実況お楽しみ番組だった「お祭り銀次捕物帳」(時代劇専門チャンネル)が今日ついに最終回。仕事で今日もMステSP開始前にはとても帰宅できず、そしてMステにはKinKi過去映像は出ても、テレ朝であるにもかかわらずまだ映司&アンクは出てきてないらしいので、録画セットしておくのはその裏の約5分の分の前後15分くらいにしといた、それが:

本日のBGM:
 XXX / L'Arc~en~Ciel  (SSTV 「Space Shower Recommend」 9/16 21:00~ FM福岡「やまだひさしのラジアンリミテッド」25:00~)
 PV初見の上にLINE INでテレビ音源からMP3で。
 最初の「ぽこぽこぽこ」にストリングスが絡む懐かしめのエレクトリックの按配にこの夏個人的にBGMに頻出したPet Shop Boysを思い出す(そしてまるでbeing boringを毒々原色カラー肉食おねえちゃん版にしたような感じの中に、オスカー・M・姫島みたいな衣裳のラルクの中の人がいるようなPV←どんどん喩えがむちゃくちゃに><)のもつかのま、hyde先生のれろれろした声が。そしてはじまるAメロのヒップホップなダンス音楽?風ぶりで最初にオモタのは、意外にも「なんか堂本光一がMAと一緒に踊ってる何かスパニッシュの何かのヤツみたい(笑)」←すまんwでも正直にいうとだw
 だが中間のメロのところでぽーんと開けるというか、やはりひねってくるんだよねえ。なんかの化粧品のCMの15秒勝負!みたいに広がるフレーズに、潜行するかのように不審な動きを見せるてっちゃんBassとゆっきーのまぎれもなく油断ならぬDrums(笑)と、そこへまさしくジョニーマーのように巧みに忍び込むけんちゃんのおたんびGuitarなのだ。
 毎度なんつー間口の広い人たちなのかという(爆)。
 この末期的な社会状況の中で、今夏のキーワードはなにやらやたらと「フリーダムw」である。それは時代劇専門チャンネルなら「若さま侍捕物帳」の瀬川新蔵(前進座の赤鼻)、そして「お祭り銀次捕物帳」の露口茂(一本長兵衛)、(あるいはライダー映画の「嫌いじゃないわ!」の泉京水など)に冠してもよいとされる(爆)キーワードだ。その賛辞を今度はラルクに贈ろう、「フリーダムすぐるだろwwwまたもやww」
 これはさいたまあたりからライブで披露されてたりするのかな?小生の脳内の中では、これなら「ダンサーさん」がいてもおかしくないと思うのですよ。まだネット上はネタバレ防止で未読なのだ。 (写真:大阪市内の出張中のキイロイトリ)(20110916)



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20110913

2011-09-13 | 矮小布団圧縮袋

○そんな大阪の出張から家に帰ってきた。そう言われてみれば、なんだか絵本『トリダヨリ』を読む時ですら、脳内において仮面ライダーオーズの三浦涼介先生のどすこい方の声(刑事さんじゃない方)でキイロイトリのアフレコを展開してしまっている自分に気づく。(※多分、番組のアンクを見ていた人でリラックマを知っている人は、結構やって遊んでいるのではないかと思われる)
 
「……フッ、バカガ」  「オレノ メダル♪」  「コンボヲ ムヤミニ ツカウナ!!」


「エイジ、コレヲ ツカエ!」(しゃきーん)

…こんなことを考えている暇があったら、早く仕事に戻って、遅れている作業を早く進めろ(泣)という話である。


本日のBGM:
 怪奇大作戦 第12話「霧の童話」 (チャンネルNECO 9/13 20:00~)
 この番組で言っていることがことごとく21世紀の2011年現在の日本の諸問題になっているから、そっちの方がよほど怖い。「自動車工場」と高速道路を「原子力発電所」に置き換えると原発マネーや交付金のことでものすごくわかりやすいのだが、まさに40年以上前に先取りしていたことになる点で、幻覚装置とちょっと違うところにもっとリアルな怪奇さが感じられる。村の少年の高野浩幸さんといえばこの頃たくさん出ていた人で「なぞの転校生」を見てましたね。さながら、今の21世紀人が次元ジプシーのように1960~70年代に「転校」したら、「なんでこんなものをありがたがっているのだ、この時代の連中は…」と、いろいろなものを嫌悪するかもしれないけど、しかしその頃から現在まで継続して開発され続けてきてるものだからこそ、ようやく21世紀に便利だったりまっとうに存在するものもあったりするから、一概には全否定できないのも難しいところか。(20110913)



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20110912

2011-09-12 | 矮小布団圧縮袋

○近代化遺産から続くお散歩@大阪篇 補遺
 そして淀屋橋をあとにして、市内の出張へと向かう。


本日のBGM
 映画「仮面ライダーooo(オーズ)」WONDERFUL 将軍と21のコアメダル」 (東映 2011)
そんな大阪滞在中に、ぽかっと時間の空いた午前中、ちゃっかり「朝上映」で見てきてしまった(やはりテレビが朝やってるからな)。いちおう2Dで充分。 (検索で上映館とわかった、梅田ブルク7のE-MAなるビルに初めて入ったキイロイトリ)
  

 こういうのを映画館で見るのは初めて?あるとしたらいったい何年ぶりなのか?夏休みも過ぎて空いてるしゆったり見られるだろう、と思いきや、連休中だったせいか前の方に家族連れがポップコーンやドリンク片手にくつろぐ図何組も。※ちなみに、同時上映のゴーカイジャーの「空飛ぶ幽霊船」という題名だけで、大昔に映画館で見たアニメの「東映まんがまつり」のパロディ?とか思っちゃう年齢です(「ちっ、親世代か」^^;←野球仮面はリアルタイムで見てるだろ)。
 いやー、上様がアダルトながら最強(笑)。戦闘員もみね打ちで倒せる新さん。ついでにブラカワニを見ても「レッドスネーク(屮゜Д゜)屮カモーン♪」(東京コミックショウ)を思い出してしまう(はっ、主題歌の「カモーン」もこの伏線だったとか…んなこたあるわけないか!)おそらく本編からは別枠の番外編として楽しめる展開なのだろう(話を知らないとわかりにくい。でも、テレビ本編見ないでこの映画だけ見に来る人もあまりいないような気がする)。
 あの「どちらになさいますか?」っていう質問は、『影響力の武器』にあるような、行動科学的に「選択肢で思考判断に縛りをかけちゃう」有名なトリックである。どちらかというと見ている幼児や小学生向けというより、中学生以上の大きいお友達向けの興味の問題になってくるが、多分脚本家の人も知っているのか、意図的に構成してるように感じる。この「オーズ」は「欲望」がテーマだけに、鴻上社長の主張だのドクター真木の美学だの、ヤミーの親の出来方だの、アンクの強欲に対する映司のちゃっかりしたかわし方だのに、この手の心理トリックの方法をたくさん用いている箇所が多いのだ。なにせ、9月からの番組開始から始まる変身ベルトの「クリスマス商法」そのものが、このチャルディーニの古典的な理論(で、ちゃんと一章分、割かれてる^^)の実践だったりするわけだから(笑)。だから、この番組のストーリーの「いやーな感じのする」(笑)ところはそういう関心で見ていたところもあった。
 それに対して、なんとなく物語後半で浮かび上がってきた(奇しくも大震災後に日本全国キャンペーン的に話題になり出した「絆」なんたらというような)テーマが絡まっていくようなのだけれども、まずは荒唐無稽な展開で太秦的勧善懲悪とクロスするところを、案外ほのぼのと楽しめる。これならおじいちゃんも大丈夫。あんなの大画面で見ちゃったら、カンドロイドのタコも欲しくなっちゃうかもしれませんよそりゃ!
 こういうのは特撮技術だけ高くても成立しない世界で、演じる人が自意識過剰に恥ずかしがってたり楽屋落ちみたいな照れが入っちゃ駄目ですね。あまり日本の若い人向けの映画を見る機会はないのだが、前のDMCの時に感じたごとく、見てると、時代劇も特撮もドラマ出演者全員テンション高くないとできない世界だと知り、出演者の「なりきる」真摯な根性、それが昭和以前のベテランに限らず近年でも新しい人も出てきているということに、改めて感服する。そういう演者をテレビバラエティ芸人的に安く消費したりせず、質実な企画や脚本や制作で良質の作品に生かせるのか、普遍的な価値を与えていけるのかが我々「大人」の反省すべきところなのかもしれない。

 で、映画パンフレットの上で、コアメダルスイングとセルメダルスイング(映画館内の売店にもあったね)を集めて喜んでいるキイロイトリ「♪♪♪」。たれぱんだ「おそうじしてて落ちてる小銭が見つかると、うれしいんですよね」 

 (20110912)



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20110911

2011-09-11 | 矮小布団圧縮袋

○さりげなく近代化遺産を歩く@大阪篇 その3
 中之島といえば隣の、中之島中央公会堂〔大正7年(1918) 国指定重要文化財〕を見る。
この赤煉瓦が、天神の赤煉瓦福岡市文学館で知られる辰野金吾も関わっている(特徴?)という感じを与える。しかし図書館といい公会堂といい、規模の迫力があるなあと。中の通路の木製の椅子にキイロイトリたち(ちっさい♪)が座ってみたりして、時代を感じる。
  
 

 中之島側から見える大江橋水晶橋。こういうふうに残っているのも、一つ一つ近代建築であって「難波の名橋」である。江戸時代以前からあるものを近代に豪奢に建て替えるとか、さすが八百八橋と言われるわけである。それもセーヌ川の景に学んだとは…でも、高層ビルも関係なくばんばん建っちゃってるところが。
  

 ※(おまけ)淀屋橋駅前のVeloceでお昼にするキイロイトリ。オフィスも多い場所柄、人も多いけどわりと落ち着いていて…とかいって、こっちは午後からの仕事で出向先に直行なのだ!

本日のBGM: The View From Your Balcony / Pet Shop Boys (「Bilingual」)
派手派手アゲアゲのディスコ音楽だけじゃなく、時々ビートルズのごとく美麗なしっとりめの曲をよく作る人たち(本質的にはそういうところが支持されてるんだろうと思う、ロマンチックなようでいてしかし詞はシニカル)なのだが、こんな歌もあり。LondonじゃなけどOsaka through my eyes。この詞を聴きつつ歩くと、なんとなくゴージャスな気がする。ただ同じ大阪市内でもいろいろありすぎて、駅ごとに変化に富みすぎる。そして(親戚もいたりしてちょっとでも住んだことがある)東京ほどは知らない。文化的に東日本系であるうちの文化からみると西が「外国」なこともあり、自分のイメージの中ではまだまだ大阪はディープな感じがしてちょっと怖くて謎である。だからくまなく行ったことがないのだ…(来るとなると、個人的には大阪のドームだの大阪城Hだのやたら目的地が限られているからなあ^^;;)(20110912)



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20110910

2011-09-10 | 矮小布団圧縮袋

○再び余りの時間で、さりげなく近代化遺産を歩く@大阪篇 その2
 中之島図書館[明治37年(1904)]の建物前で記念撮影中のキイロイトリ。明治の迫力というか、なんかもう田舎の地方都市とはそもそも偉い人の威力や経済力の規模が全然違うというか、ちまちましてない巨大都市・難波の心意気ってやつですか。
 
   

 

 前にも来たことあるんだけど、そのときはまだそこまで凝って写真とりまくってなかった。今回、出張途中のため中までゆっくり見る時間がなくて残念。また来るとは思うが…

 本日のBGM:
 A Forest / Blank & Jones Feat.Robert Smith (2006)
 すげー(笑)PVもあるし。ロバ様でトランス系ぴこぴこ系というのは他にもわりとあるらしい(まだ未聴だけど。The Cure骨髄徹底ファンの、だめよそんなのCureじゃないわよ!という賛否両論が全世界的にすごそうな予感もしますが)。「ぴこぴこ」ってありなんだな。しかもロバスミも世紀を軽く超えて何にでも乗ってOKという点では、「宇宙的に唯一無二のVocal」って共通性で言うとTom Jonesみたいな使われ方してますね(爆) (20110910)



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20110909

2011-09-09 | 矮小布団圧縮袋

○会議出張で大阪地方に来ている。午後からの催しで昼まで少し時間があいていると、またもや貴重な景色や建築物を見て歩くキイロイトリであった。


 淀屋橋から歩くと見える日本銀行大阪支店(1903)には、正面から見ると中之島セントラルタワー(2005)が「かぶる」。このアングルって大阪の人的にはOKなのだろうか。

本日のBGM: nijiの詩 / 堂本剛 (Music Station 9/9 20:00~)
 平安神宮から凱旋のテレ朝系を見る。日本語でniji、フランス語でL'Arc~en~Cielですなあ、などと思いつつ、バラードを聴いていると、この6年位で起こったあまりにも多くの出来事が急速に脳裏を通り過ぎて、何か懐かしいというのも不思議な「何故、今自分はこんなところにいて、こんなことをしているのだろうか?」という気分になってくる。(20110909)



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20110907

2011-09-07 | 矮小布団圧縮袋

○朝から夕方まで苦闘しているのに、仕事が遅々として進まず悩んでいる。だめだ。問題が公私にわたって複数あって、思い出すとまた落ち着かず集中できていないのだ。困った。とにかく午後からの会議の作業には出て、また明日はもう一度やり直しだ。土日はまた出張だから、できるところまでしかできないが…雑念が湧きすぎるんじゃなかろうか。頭の中から考えは次から次に浮かんでは来るのに、放射されて捕まえられず、とりとめもなく次から次へと流れていって、困る。何か言葉を与えていかないと…
 そんな日が暮れて、家に着く。何やら、「フッ」と鼻で笑う声が。
 振り返ると、なんとキイロイトリがアイスキャンデー(ガリガリ君ソーダ)を食っている!!ま、まさか鳥型怪人か何かの霊でも憑依しとるのか??(←ちがーう)
 だめだ、いかん。オーズ最終回までの終盤数回のインパクトが残りすぎて、まだ脳内が混乱しておるのか自分は…

 本日のBGM:
 怪奇大作戦 (チャンネルNECO) 夏休みから留守録分をまとめて感想。というか、このへんは昔見ていないか覚えてないのかなので今回ほぼ初見。
  #9「散歩する首」ちょっとエドガー・アラン・ポーを思い出した。早すぎた埋葬というか生きている死体みたいな感じなホラーなので。それにしたって科学技術開発もそういうみみっちい低い志でってのはどーなのかと(だから理系はオタクだバカだとか言われるんじゃないだろうか) 
  #10「死を呼ぶ電波」 あ、アマギ隊員がやられた(爆)確かに昭和43年で家族一人ずつ個室とテレビがある家、ってのは相当金持ちの社長ぽくて嫌味だねw。しかしあれだけぐるんぐるん回転させられりゃ身体のダメージだけでも相当なはずなのに、なんつう頑丈な親父なのかと。
  #11「ジャガーの目は赤い」これで犯人がもし地球人に化けた宇宙人だったりすればなんとなくウルトラセブンのようなテイストの画面なんだけど、いかんせん犯人は人間でした。21世紀の今じゃあ映画館でもやってる3Dのことなのか。これもマッドサイエンティストもの、という感じだが、子供を誘拐するところは乱歩の怪人二十面相か妖怪博士ぽい「覗きからくり」のレトロな感じがする。武蔵野の郊外の洋館みたいな感じが。でも海岸のそばだから千葉とか湘南とかあたり? (20110907)



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