〇それで自分的にクリスマスというか真田丸ロスというか日曜午後から夜の過ごし方を工夫して
「スルース~探偵~」(新国立劇場小劇場、12/25 14:00~)
翻訳劇を見に日帰り東京、ってのは9月22日以来だな。(福岡東京間は飛行機が無事飛んでよかった)
実は1月14日に百道でもこのスルースバージョン(西岡徳馬さん×音尾琢真さん)の福岡公演があるようなのだが、その日は出勤日と確定していて、どうしても行けない。こないだ荒尾で見た音尾先輩が今度は地元に来る、ってのにさ。そう思うと、なおさらなんか見てみたい気持ちになり。
そこで、金土日のうち日曜一日だけ仕事が空いたことが判明した時点ですぐチケット買っておいて、またふらふらっと来てしまった(爆)。それで再び都内に出没するキイロイトリである「オサンポ デスヨ」
(BGM:Lies and Truth / L'Arc-en-Ciel (「True」))
初台って初めて来たが、瀟洒なラウンジ状になっている。
内容というか筋は絶対言ってはいけないw、ということなので言いません。まだ上演中だし。
たれぱんだ「そりゃそうでしょ」←パンフを持っている
西岡さんも音尾さんも素敵でした(テレビの時代劇だと隠れ旅の「尾張様」の宗さんのイメージだった西岡さんがこれまた洒落てて、一幕二幕と進んでいくと、脳裏に「音尾先輩ファイト」っていう字幕がつい浮かんじゃったw)。二人とも、かっこいい+どこか愛嬌がある=妙にかっこかわいい、というのですか。そして、生だと声の響きがずしっと来て生々しく、丁々発止にだーっと引き込まれていって、双方の探り合いとか不安とか焦りとか緊迫感ががっと来るのですわ。ちょっと笑わせつつも、動き(身体能力基本高いっすよ2人とも)ではっとさせるし。ぞくぞくっとしましたね。有名な戯曲の映画で名前は知っていたけど、こういう話だったのね。
本当か嘘なのかわかんないところがいいのよねー。最後の最後で。終わってから、前のシーンのあれは、アレだったのか?などとついつい考えてしまう。
うちの日程的には12月前半は無理だったけど、新納さんだとまた違うんだろうな…と想像。
しかしDisgracedの時も思ったけど、西洋の翻訳劇って「笑顔で相手の神経逆なでする」みたいな嫌らしい話がうまい、というか、やっぱ多民族社会だからなのか(今日日の「空気読みすぎ系」日本人なんか、気が弱すぎてだめかもしんない)。もっとも、英米の推理小説とか探偵小説ってあたりのジャンルのタッチ自体が、トリックとか考えてみると元々相当非情な世界だなっていうイメージではありますが。
これは12月末までと地方公演があるんですよね。応援してます!ありがとうございました。
(20161225 23:30)