○Ken TOUR 2009 “LIVE IN PHYSICAL” (7/5、17:00~19:10過ぎ頃 会場:福岡DRUM LOGOS)
山笠と言えば「山笠の頃また来る」と4月末に予告して帰ったKenちゃんが、土日と2daysでDRUM LOGOS。土曜日は祭りの気分に便乗?で衣裳に「ふんどしをしめて」(!?)歌いきった(爆)のに、「みな驚かんでふつーに聴いてる(笑)から、これでウケへんのやったらもう、ステージで○ん○してそれ食べるくらいせんと驚かんなお前ら!」(みたいなこといってたぞ?なんなんだこのMCはwwwww><)なノリでがんがん進行。だがしかし、ただの若気の至りの勢いなどでは全然なく、bandのポテンシャルが物凄く高い。bandが優れた交響オーケストラだとしたら、かなり特徴のある高音とラウドなシャンソンとでも言ったらいいのかという渾身絶叫Vocalが舞いながら、オケを指揮者として総合的に動かしているようにも見える。所謂L'ArcのLIVEでも「どうして気持ちよくなってしまうのか」が最大の謎なのだが、その要因の重要な部分を占める一つが、この人の「とにかく気持ちいい音しかいらない」という時の何か、魔法使いのような圧倒的な何かの能力によるのではないか?と感じることがある(うーん、やっぱりSかもしれないぞお、この人)。音色だけでなく、琴線に触れる旋律や「キメ」もまた然り。本人いわく「今日は、昨日とちがって、二の線で行く」の(笑←「笑うな!」)、Kenちゃんをぎゅんぎゅん味わいました(ここの「箱」は狭いので轟音がこもって、終わって数秒ほど、耳が一時的にきーんとなりやすい。外に出るとすぐ治るが)。メンバーがこんな歴戦の猛者たちで、「手だれ」の濃厚な演奏を、ひょっこりちっさいDrum Logosでこんなに密着して堪能できていいのか。ここはブルーノートか?ちゅー的に信じられない(笑)。秦野さんの「ウルトラセブン」に、もし最前列だったら「全くです!!(寒いポール星人やメトロン星人ちのちゃぶ台はともかく)第四惑星のロボット長官がウケます!!」とつっこみたかった小生であった(※喝采しようとして周囲の連中があまりにも若いのでやめた><。おまえら頭が高いというか、ほんまに贅沢すぎるで^^;;)L'Arcカバーものでは「Lover Boy」や、アンコール再度「“S”」の場内大合唱など、どんどん、くらくらしてくる。轟音と絶叫なのによく出来た美しい音楽に聴き入ってしまって、純粋に中毒性が高い。その上にband全員格好よさ高水準で畏るべし。やってくれちゃいますね。ふと飛び込んでみたら、錚々たる大人たちによって、プロとはこういうもんだ!というものをふんだんに浴びせられたき分で、非常に良かった。午後7時過ぎに出たら、午後振り出した雨も少し小止みとなり、まだ明るい福岡である。

(20090705 ※戦利品マフラータオルでくつろぐたれぱんだとひこにゃん+むすび丸)
