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軌道エレベーター派

伝統ある「軌道エレベーター」の名の復権を目指すサイト(記事、画像の転載は出典を明記してください)

今年もひこにゃんから年賀状

2014-01-28 22:16:26 | その他の雑記
 いい加減に軌道エレベーターに関連した記事を書かねばと思っていたところ、来てしまいましたよ、ひこにゃんから年賀状が。こうなったら開き直って、軌道エレベーターに触れずに今月をしのいでしまおうと。そんなわけで、今年もありがとうひこにゃん。例年通り、年賀状が彦根城の券になっていて、今年は10月1日から彦根城フェスを開催するそうです。

 さて、前々回の更新で「ゆるキャラの命は口元」という主旨の記事を書いたのですが、せっかくなので、年賀状を使って仮説を検証してみましょう。ひこにゃんの目と口を、それぞれ消した画像を作ってみました。許せひこにゃん。



 口がない方が無表情で没個性というか、本来のイメージからかけ離れるでしょ? 左はキティちゃんが兜をかぶっているみたい。ただし、ひこにゃんの目は単なる点で、口に比べて顔のパーツとしての面積が小さいので、たった1例では決めつけはできませんが、ひこにゃんっぽいイメージを、より伝えているのは口だと思うわけです。以上、QED…には程遠いね。

 ところで、急速に頭角を現したくまモン。公式サイトの「自己紹介」を見てみると、

  ボクの名前は「くまモン」。(略)
 これからもどんどん会いに行くモン!
 魅力いっぱいの熊本とボクのことを、これからもよろしくま!


と、ビジュアル面に加え、語尾に『侵略!イカ娘』みたいなキャラ付けをしています。これはけっこう重要かも知れません。ひこにゃんは、本人ならぬ本猫の代わりに「お世話係」の人(お疲れさまですいやホント)がブログを更新してますが、やはりキャラ自身からのメッセージの方が、与える印象が強いのではないでしょうか。今後、どれだけ追い上げるか見ものです。今さらひこにゃんが喋ったら興ざめだけどね。

 ちなみに、くまモンは熊本県の営業部長である。
 和歌山電鐵の「駅長たま」は全駅を統括する「ウルトラ駅長」、「和歌山電鐵社長代理」ほか多数の肩書を持つ。
 ゆるキャラや動物でさえ管理職や会社役員だというのに、我が軌道エレベーター派ときたら。。。

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震災復興支援「集まれ!星たち」キャンペーン

2014-01-18 19:00:45 | ニュース
 天文を通じて被災地復興に貢献しよう――全国の天文学者や愛好家、団体などが協力し、パソコンやスマートフォンの壁紙などに使える、美しい星空の画像を提供して東日本大震災の支援募金を募る「集まれ!星たち」キャンペーンを展開している。事務局は募金を呼びかけるとともに、画像提供も広く求めている。
 キャンペーンは震災のあった2011年5月にスタート。国立天文台の普及室長の縣秀彦さんは「私たち天文関係者にできることはないか」と呼びかけ、賛同した関係者らが参加。実行委員には同天文台や日本航空宇宙研究開発機構(JAXA)の職員などが名を連ね、ホームページに星空コラムを掲載して盛り上げる実行委員もいる。
 写真家のほかイラストレーター、漫画家なども幅広く画像を提供しており、現在、約120点がアップされている。公式ホームページには彗星や流星、2012年の金環日食といった様々な天文現象をはじめ、小惑星探査機「はやぶさ」やSF作品に登場するような宇宙船のイラストなどが並ぶ。中には、月食の夜の星空を背景に、被災地の象徴にもなった岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」を写した作品(高田裕行さん撮影)も。
 ホームページ上で申し込み、募金を振り込めば、すべての画像が30日間ダウンロードできる。このほか、天文教室などのイベントも開催しており、会場に募金箱を置いて協力を求めている。1月18日までに、1266人から計約135万円が集まっており、募金はあしなが育英会の津波遺児基金などに寄付される。
 縣さんは「天文らしい長いスケールで活動を続け、細く長くキャンペーンをやっていくつもり。プロ、アマチュア問わず画像を募っている。ぜひ協力して欲しい」と話している。
 「集まれ!星たち」キャンペーンのURLは http://atsuboshi.nao.jpn.com/

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ゆるキャラ考

2014-01-13 20:43:57 | 気になる記事
ひこにゃんとくまモン、年賀状が多かったのは…
 滋賀県彦根市は7日、市の人気キャラクター「ひこにゃん」に計1万2352通(6日現在)の年賀状が届いたと発表した。(略)
 熊本県のPRキャラクター「くまモン」には、同県の調べで7日現在、6484通が届いているといい、ゆるキャラの「先輩」として、ひこにゃんが面目を保った格好だ。(1/7 読売新聞)


「軌道エレベーター派」なのに、年明け早々何書いてんだと思われるでしょうが、毎年ひこにゃんに年賀状を出していて、返事が来たらここで紹介しています。もっとも昨年はアップする余裕がなく、今年もまだ返事来てないんですけど。まあ年初にこういうヌルい記事書いておくと、今後のハードルが低くなって気楽なものでして。
 で、今年の年賀状の数、くまモンの追い上げがすごいようですね。依然としてひこにゃんが余裕のダブルスコアのようですが。昨年、あるイベントでくまモンに直接会ったのですが、うん、確かにいい奴だったし可愛くて、人気にうなずけます。最近はご当地モノや業界モノのゆるキャラが大量発生しているので、生き残りも大変でしょう。
 このゆるキャラに最も大事なポイントとは何か? 私の周囲では目だという意見が強く、確かに目は大切です。特にくまモンのあの焦点の合ってなさそうな目は、呆けた感じのキャラ作りに不可欠でしょう。しかし私は、一番重要なポイントが目だとは思わない。ゆるキャラにとってのトッププライオリティ、それは口なのだ。

 口なのだ!

 犬猫がなぜあんなに愛らしく見えるか? それはあの「人」の文字のような、あるいはメルセデスベンツのマークみたいな口元にある。見ようによってはちょっとムスっとしたように見え、それでいて健気にもツンデレにも見える感じが、表情のほかのパーツを際立たせているのです。
 ひこにゃんは、その猫の口元を立体的に再現していますね。一方くまモンはその対極にあるような感じで、(熊キャラの多くはベンツ型が多いにもかかわらず)口を開けて笑ってますが、あの、なんかちょっとバカにしてんのか?という感じのカオスな半笑いが、夢遊病的な目と非常にマッチしていると思うのですよ。ミッフィーも、あの口なのか鼻なのかわからないバツ印が人気の源だと確信しています。ふなっしーもよく見ると口は可愛い。
 変にミスマッチで自己主張し過ぎる口元にするくらいなら、いっそ隠した方がいい。口元を消した例では、キティちゃんが出世頭ですね。ほかにも群馬県のぐんまちゃんも口が見当たらず、ゆるキャラグランプリで順位を爆上げしてます(実はあのぐんまちゃんは2代目で、先代から地位を簒奪したのである)。
 このほかネット上でよく使われる顔文字。 (´・ω・`) ←これは「しょぼん」とか呼ばれる顔文字の定番で、クッションも発売されたとか。名前が付くほど親しまれてる顔文字なんてほとんど見ないし、やはりこれも「ω」が人気の源でしょう。人物だってデフォルメすると口を消してしまうことが多い。


 顔立ちの美醜とはまったく無関係に、口元にその人の本性が出る。  
 「目は心の窓」だとすれば、「口は心の玄関」である。
(宮本輝『命の器』より抜粋)

まさか宮本輝先生も、ゆるキャラを語るのに著作を引用されるとは思われないでしょうが(なお原文は「だから口元は毅然と結んでおけ」という文脈で書かれています)、これは、間のキャラにも、否、ゆるキャラこそ一層当てはまる。口元というのは、それほど大事なものなのです。あくまで主観ですが、口元に品がないなどと感じたゆるキャラは、すべからく大成していない。
 先日配信した、宇宙エレベーター協会(JSEA)年鑑の中の座談会コーナーで、「JSEAもゆるキャラが欲しい」と嘯いているのですが、もし作る時は、口元に気を配るよう主張したいと思います。
 「目は口ほどに物を言う」と言いますが、それはとりもなおさず、口ほど(色んな意味で)モノを言う部位はないということです。これからゆるキャラで勝負しようという各業界の方々、ゆめゆめ、口元のデザインには気を抜くことなかれ。

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年頭あいさつ:「軌道」復権の年に

2014-01-01 16:39:21 | その他の雑記
うちゅうえれべえたあ? ハ! 笑わせる(`ω´#)
 地球全土の軌道エレベーター派の皆さん、明けましておめでとうございます。2014年は挑発的にはじめてみました。
 宇宙エレベーター協会(JSEA)の友人たちと協会を設立して5年余り。頑張ったかいもあって、宇宙開発に関する本などを覗くと、末尾に宇宙開発の将来像として、軌道エレベーターを紹介して結ぶことが非常に増えました。もう外せない話題になった。これは誇るべきことです。
 。。。が、どこもかしこも名称は「宇宙エレベーター」だ。ほんの一昔くらい前、とまではいかないが少なくとも20世紀末くらいまでは、日本では「軌道エレベーター」が主流だったのです。これホント! それなのに、まるでそんな歴史などなかったかのようじゃないか。「軌道」に親しんだ人たちはどこへ行ってしまったのか!? 我々の愛した「軌道」は、このまま「宇宙」派に制圧され、滅んでいくのでしょうか?



 このまま座して死を待つなんてしませんよ、我が軌道エレベーター派は。マジメな話、「宇宙」派の活動はけっこう隙だらけで、JSEAはすっかりゲーム団体みたいになってしまってるし、学術面やPR活動も補給線が伸びきった前線部隊のようになっている。少なくとも私がこの分野の肝だと考える要素はあまりおさえてない。そして何よりも「自己満足臭」が強くなり、JSEA自体がガラパゴス化をたどりつつある。これは多くの人間集団にとって不可避な、しかし非常に危険なファクターであって、私はけっこう危機感を感じています(お金も人的リソースも乏しいからなんだけどね)。このまま袋小路に入り込まないよう、「軌道エレベーター学」には異なる世界線があるのだ、ということを示したい。
 だから、まだまだやること沢山あるのです。我が軌道エレベーター派は、「軌道」の名の復権をかけてオービタり続けます。今年も軌道エレベーター派をよろしくお願いいたします。

きのうに引き続き、目次です。今回は2013年一年分の記事を一覧にまとめました。

目次(2013年1~12月)
前回の目次からきょうまでに更新がなかったコーナーについては、一番最近の記事を載せています。

軌道エレベーター派宣言
 あいさつに代えて、このホームページのスローガンのご披露

軌道エレベーター早わかり
 はじめて「軌道エレベーター」という言葉を知った方のための、簡単な基礎知識の説明

(軌道派による軌道派のための)軌道エレベーター定義書
 当サイトにおける「軌道エレベーター」の構造や分類などについてまとめた定義一覧

軌道エレベーター豆知識
 軌道エレベーターに関する情報や知識をテーマ別に紹介
(28) 課題・問題その5 兵器転用
(29) 軌道エレベーターの殿堂

軌道エレベーターが登場するお話
 小説やアニメなど、軌道エレベーターに関係する物語のあらすじと、作中に登場する軌道エレベーターの特徴の解説
(11) 十五年の孤独
番外編(4) 宇宙戦艦ヤマト2199 前編
番外編(4) 宇宙戦艦ヤマト2199 後編
(12) 翠星のガルガンティア

専門書・論文レビュー
 軌道エレベーター関連書や論文の紹介
 (6) 宇宙エレベーター -宇宙旅行を可能にする新技術-

軌道派アイデアノート
 軌道エレベーターに関する管理人のオリジナルアイデアの紹介
 (4) デブリ根絶計画(上)
 (4) デブリ根絶計画(中)
 (4) デブリ根絶計画(下)

軌道エレベーター学会
 軌道エレベーターに関する研究発表
 軌道エレベーターによる放射性廃棄物の処分(改訂版)序文と目次
 I章 軌道エレベーターの可能性
 II章 放射性廃棄物処分の現状
 III章 軌道エレベーターによる放射性廃棄物の処分
 IV章 処分計画の改良・応用例
 脚注・参考文献

ニュース
 独自取材のストレートニュース
1.21「日本航空宇宙学会『軌道エレベータ検討委員会』を設置へ」
4.23「軌道エレベータ検討委員会始動」
8.9「第5回宇宙エレベーターチャレンジ(SPEC2013)開催中」
8.10「SPEC最終日、高度1200mを達成」
9.3「金子隆一氏逝く -『軌道エレベーター』の著者-」


気になる記事
 タイトル通り、報じられたニュースから気になるものを拾って二言三言。
2.16「ディープインパクト」
5.6「軌道エレベーターにとって小惑星が持つ意味」
6.10「エクアドル初の衛星、旧ソ連の宇宙デブリと衝突」
9.15「イプシロン、打ち上げ成功」

その他の雑記
 テーマにこだわらない、日々の他愛のない感想や雑学メモなど
1月
1.1「今年もよろしくお願いします」
1.15「宇宙要塞1基$8,500,000,00,000,000,000也」

4月
4.1「軌道派は健在です」
4.7「今年度の軌道エレベーター業界展望」
4.15「相互リンク設けました」

5月
5.15「でないのかCS7」
5.26「日本で最初の記事ゲット」

6月
6.27「祝!『宇宙旅行はエレベーターで』復刊」

7月
7.14「恐怖! 機動ビグ・ザムとうふ」
7.19「地球滅亡、ではなくて最終章上映まであと37日」(付記あり)
7.31「きょうは軌道エレベーターの日」

8月
8.3「今勾股弦釣九寸股壱拾弐寸在 内ニ如図等円双ツ入ル 円径ヲ問」
8.15「『軌道エレベーターの日』記念プレゼント当選者発表
8.19「M村さん明察」
8.24「軌道エレベーターなしで宇宙世紀を築けるわけがない。」

9月
9.1「NHK熱中症予防情報進化論」

10月
10.27「君は週刊ガンダムパーフェクト・ファイルを読んだか」

11月
11.1「『機動戦士ガンダム00』の軌道エレベーターに関する誤解の検証」
11.16「宇宙エレベーター協会の功罪 その2」

12月
12.1「君に『心』はあるか」
12.23「『ゼロ・グラビティ』観てきました」
12.29「2012年度JSEA年鑑完成」
12.31「今年1年、ありがとうございました」(前回目次も兼ねています)

 2012年以前の目次は、きのう更新した雑記「今年1年、ありがとうございました。
をご覧ください。

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