軌道エレベーター派

伝統ある「軌道エレベーター」の名の復権を目指すサイト(記事、画像の転載は出典を明記してください)

ダイヤがあるじゃない その2

2022-03-13 12:27:52 | その他の雑記
 軌道エレベーターに関係ない話題ばかりで恐縮ですが、国立科学博物館で開催中の「宝石展」に行ったら、以前紹介した世界最大のダイヤモンド「カリナン」のレプリカが置いてありました。



 宝石を含む鉱物や、金属・ガラスなどの精密な工芸品が好きなので、この展示にぜひ行きたいと思っていたさなか、幸運にも仕事関係でチケットをいただきました。
 気前のいいことに、最後の1コーナーを除けば撮影自由でした。最近は、来館者が撮った写真をSNSに載せることが宣伝になっているからでしょうね。

 くだんのカリナンですが、レプリカとはえ直接見たことは大変興味深かったものの、さほど美しいとは感じませんでした。文字通り大味というか。
 もちろん宝石は、リングやネックレスなどに取り付けて、はじめて装飾品になり、美的価値も全体で評価されるものでしょうが、宝石が大きすぎて自己主張しすぎるようなのは、成金じみているというか下品な感じがするんですよね。

 ダイヤというと、6本の爪で石を固定して様々な角度からの光を取り入れる「ティファニーセッティング」をはじめとするブリリアントカットが王道とのことですが、小さな宝石をあそこまで緻密な多面体に仕上げた、その知恵と技術と歴史が凝縮されているという点にこそ、私は美しさを感じるんですよね。




 個人的には宝石の技術や組成、歴史などに関する展示の方に目が行きましたが、ほかにも貴金属や水晶など、興味深い展示が多数ありました。当サイトでも勝手に引用させていただいたことのある(ごめんなさい)「のだめカンタービレ」の作者、二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」とのコラボもやってました。私も愛読してます。3巻まで紙の本、4巻以降電子書籍とチグハグですが。
 ちなみに電子版は9巻まで「エクストラページ」(印刷版ではカバーの折り返しにあり、作中に登場する宝石リストが写真入りで載っている)がないので、アップデートで収録してほしいです。



 しかし平日にもかかわらず混雑がハンパでなく、やはり女性が多い。浮世絵展などでも同じことが言えるのですが、人気の展示会って、展示の前で入場者が行列をつくり、ジワジワと横にスライドしていく形になるんですよね。あの行列に加わるのがどうにも苦手で、列の後ろから見て回るのがパターンなのですが、今回タダで行けたこともあり、もう1回自費で行ってもいいかな、などと思っています。

 余談ですが、この日は3回目のワクチン接種の帰りで、翌日副反応でダウンしました。

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