先週、「今月25日に東海大地震が起きる」という噂がネット上をにぎわせましたが、結局小規模以上のものは起きませんでしたね。かと思えば昨日富士五湖を震源とする大きな地震が! これについても本震が来るの来ないのと侃々諤々。ことほどさようにネットの情報は玉石混交で、とりわけ東日本大震災以来、地震関連は関心が高いようです。上記のように人騒がせなものも多いですが、一方で私は期待していることがあります。
「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」というのをご存じでしょうか? 「地震が近づくとナマズが騒ぐ」といった、地震の前兆かも知れない現象のことなのですが(研究の結果ナマズは予知できないという結論らしいが)、私はインターネットやスマートフォンなどの普及によって、この研究が進むかも知れないと思っているのです。
宏観異常現象は、「犬がやたら吠えた」とか「カラスが一斉にいなくなった」「地震雲が見えた」「山が光って見えた」など、怖そうなものから珍妙なものまで多岐にわたります(このうち地震雲は写真に撮られている例があるので、これまでも「証拠?」として取りざたされることもありましたが、今のところ関連性は見いだせていないようです)。しかし大半は記録や物的証拠がなく、「今から思えば前ぶれだったのかも?」という域を出ず、後出しジャンケンのインチキ行為との区別も難しい。「仮説を立てて再現し、立証する」という科学の基本手順が踏めないこともあり、学問や研究分野としては未発達でした。
しかし昨今、携帯電話で高解像度の動画、静止画、音声がいつ、どこでも記録でき、これをYoutubeやブログ、SNSなどに個人が出先からアップできる時代になりました。この状況の中、不特定多数が地震の前に変な現象をアップし、それが偶然の範囲を超える有意の数値を示していれば充分な研究対象となる、そう思うわけです。
2007年の能登半島地震で現地を訪れた際、最大の被害が出た石川県輪島市門前町地区の多くの住民から、地震発生の1~2週間前から「ドン」「バリバリ」などという大きな音が何度も聞こえたということを聞きました。「1日に2、3回聞こえた時もあって、振動をビリビリ感じた。飛行機の爆音かと思ったが違う」「バケツを車でつぶしたような、いつもは聞こえない音」などなど。音の証言が一番多かったですが、ほかにもタクシーの運転手さんが「深夜になっても空が妙に明るくて、運転手仲間の間で『おかしい』と話題になった。半日も経たずに地震が起きた」と話していました。
当時気象台に聞いたら「異常現象の報告は受けていないが、過去、大地震の前にこのような現象が目撃されたという話はある。事実関係や原因はわからない」とのことでしたが、これが今なら、とっさにスマホで撮影や録音をして、地震の前にアップする人がいたかも知れません。また、アップしなくても、携帯の記録時間を調べてインチキでないことを証明するのも可能でしょう。
予知に関しては「当たった例」にばかり目が行き、はずれた例を母数にした検証を怠ることが多く(占いが当たったと思い込むのはこのせい)、普段の状態との比較検討が難しいところででもあります。だからこそ普段の日常の情報だって有用ですし、データは多いほど良い。もはや日常化した「即ネットにUP」という行動が地震の研究に役立つのなら、素晴らしいことではありませんか。ですので皆さん、
夜中に空が光った(雷かな?)
うちのペットが騒がしい(発情期では?)
アポカリプス音が聞こえた(ただのポルターガイストだろ?)
デスブログに記述が(これはヤバい!(((゜д゜;)))ガタガタ )
。。。などなど、ヘンだと思った現象はドンドン撮影や録音しましょう。あなたの撮った動画や写真が、地震予知に多大な貢献をして、歴史に残るかも知れません。
「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」というのをご存じでしょうか? 「地震が近づくとナマズが騒ぐ」といった、地震の前兆かも知れない現象のことなのですが(研究の結果ナマズは予知できないという結論らしいが)、私はインターネットやスマートフォンなどの普及によって、この研究が進むかも知れないと思っているのです。
宏観異常現象は、「犬がやたら吠えた」とか「カラスが一斉にいなくなった」「地震雲が見えた」「山が光って見えた」など、怖そうなものから珍妙なものまで多岐にわたります(このうち地震雲は写真に撮られている例があるので、これまでも「証拠?」として取りざたされることもありましたが、今のところ関連性は見いだせていないようです)。しかし大半は記録や物的証拠がなく、「今から思えば前ぶれだったのかも?」という域を出ず、後出しジャンケンのインチキ行為との区別も難しい。「仮説を立てて再現し、立証する」という科学の基本手順が踏めないこともあり、学問や研究分野としては未発達でした。
しかし昨今、携帯電話で高解像度の動画、静止画、音声がいつ、どこでも記録でき、これをYoutubeやブログ、SNSなどに個人が出先からアップできる時代になりました。この状況の中、不特定多数が地震の前に変な現象をアップし、それが偶然の範囲を超える有意の数値を示していれば充分な研究対象となる、そう思うわけです。
2007年の能登半島地震で現地を訪れた際、最大の被害が出た石川県輪島市門前町地区の多くの住民から、地震発生の1~2週間前から「ドン」「バリバリ」などという大きな音が何度も聞こえたということを聞きました。「1日に2、3回聞こえた時もあって、振動をビリビリ感じた。飛行機の爆音かと思ったが違う」「バケツを車でつぶしたような、いつもは聞こえない音」などなど。音の証言が一番多かったですが、ほかにもタクシーの運転手さんが「深夜になっても空が妙に明るくて、運転手仲間の間で『おかしい』と話題になった。半日も経たずに地震が起きた」と話していました。
当時気象台に聞いたら「異常現象の報告は受けていないが、過去、大地震の前にこのような現象が目撃されたという話はある。事実関係や原因はわからない」とのことでしたが、これが今なら、とっさにスマホで撮影や録音をして、地震の前にアップする人がいたかも知れません。また、アップしなくても、携帯の記録時間を調べてインチキでないことを証明するのも可能でしょう。
予知に関しては「当たった例」にばかり目が行き、はずれた例を母数にした検証を怠ることが多く(占いが当たったと思い込むのはこのせい)、普段の状態との比較検討が難しいところででもあります。だからこそ普段の日常の情報だって有用ですし、データは多いほど良い。もはや日常化した「即ネットにUP」という行動が地震の研究に役立つのなら、素晴らしいことではありませんか。ですので皆さん、
夜中に空が光った(雷かな?)
うちのペットが騒がしい(発情期では?)
アポカリプス音が聞こえた(ただのポルターガイストだろ?)
デスブログに記述が(これはヤバい!(((゜д゜;)))ガタガタ )
。。。などなど、ヘンだと思った現象はドンドン撮影や録音しましょう。あなたの撮った動画や写真が、地震予知に多大な貢献をして、歴史に残るかも知れません。