軌道エレベーター派

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ディープインパクト

2013-02-16 19:35:38 | 気になる記事
ロシアに隕石 1000人けが
 ロシア・ウラル地方のチェリャビンスク州付近で15日午前9時20分ごろ(日本時間午後0時20分ごろ)、隕石が飛来し上空で爆発。衝撃はで家屋のガラスや屋根が壊れた。(後略。朝日新聞2月16日朝刊)
 

 更新少なくすみません。もう身体が弱り切ってまして、とても原稿を書く余裕がなくて。。。まあそれでも今回は書かねば。
 推定直径約17m、時速6万4000kmで地球大気圏に突入ですって。スペースガード協会なども発見できなかったんですね。1908年のツングース(カ)の大爆発以来の規模だとか。あれはエンケ彗星の破片が落下したという説がありますね。
 NASAはアステロイドベルトが起源だと言ってるとか? 今そこまでわかるのか? それより気になるのはこの隕石、きょう未明に地球に再接近したはずの小惑星「2012DA14」とは、何の関係もないんですかね? こちらは直径約45m、近地点高度は2万7700kmで、静止軌道の内側までニアミスしてます。事前にNASAは「衝突の恐れなし」と。もちろん別個の天体だとしても、元々同一の小惑星が分解したものだとか、起源が同じだとか。無関係の単なる偶然だったら驚きです。
 それにしても、隕石が人類文明に大きな被害を与えるというこんなディープインパクトが、生きているうちに起きるとは。Newtonの今年1月号によれば、直径10mの小惑星は数十年に1度程度、1mのものは10日に1度程度、地球に飛来しているのだそうです。現実問題として回避しようがないし、これがユカタン半島沖のチチュルブ・クレーターを形成した小惑星(恐竜絶滅の一因となったとされる)並に、キロ単位の大きさだったら私たちの社会は壊滅ですね。ほかにも太陽の変動や宇宙放射線の増大など、実は天文現象に対して、文明というのは実に脆弱な代物なのですよね。それを実感した出来事でありました。


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