今月転居して、直後に衆院選なんかあったもんだから年賀状書いてる暇もない。荷物整理もできないうちにあっという間に大みそかですよ。
振り返ると、今年は2月に大林組が「宇宙エレベーター建設構想」を発表するという、軌道エレベーター史に残る一大イベントがあり、まだここで伝え切れていない新たな話題もあって、とにかく記念すべき年でした。
一方で、軌道エレベーター業界(?)全体としては、我々宇宙エレベーター協会(JSEA)も色々やってきましたが、初期の成長の限界点が見えてきているというのが、私の率直な感想です。今年、関連イベントなどが何度か行われましたが、パネルディスカッションなどを見るに、「まだ見ぬ軌道エレベーターについて語る」という域を出られないため、堂々巡りになる傾向を感じます。
ようはこの先のネタが足りない。カーボンナノチューブが発見された時のような、次なるブレイクスルーが、せめてそれを実感させる新たな成果や発見が必要な時期に来ているのだと思います。そうでないと、リニアモーターカーのように、また話題に上らなくなっていくでしょう。
しかし、私はそれでもいいと思っています。どうも一知半解のまま話題先行だけになっても意味がないし、自分たちのやってきたことを見つめ直すこともできるでしょう(気まぐれな便乗派みたいな人たちをそぎ落とす機会にもなるし)。世間の関心に必ず波はあり、忘れられたころに、再び関心を集める時が来るものです。その時、これまで着実に蓄え、積み上げてきたものはあるので、それがきっと次の伸びしろにつながるであろうと。
2013年が、軌道エレベーター史においてどのような年になるか、予想はつきづらいのですが、軌道エレベーター派としては、とにかくも動じずに、伝えるべきことを伝えていきたいと思います。今年は諸般の事情で更新がななかなか進みませんでした。お詫びいたします。どうぞこれに懲りず、来年もよろしくお願いいたします。
世界の軌道派の皆さん、どうぞよいお年をお迎えください。
振り返ると、今年は2月に大林組が「宇宙エレベーター建設構想」を発表するという、軌道エレベーター史に残る一大イベントがあり、まだここで伝え切れていない新たな話題もあって、とにかく記念すべき年でした。
一方で、軌道エレベーター業界(?)全体としては、我々宇宙エレベーター協会(JSEA)も色々やってきましたが、初期の成長の限界点が見えてきているというのが、私の率直な感想です。今年、関連イベントなどが何度か行われましたが、パネルディスカッションなどを見るに、「まだ見ぬ軌道エレベーターについて語る」という域を出られないため、堂々巡りになる傾向を感じます。
ようはこの先のネタが足りない。カーボンナノチューブが発見された時のような、次なるブレイクスルーが、せめてそれを実感させる新たな成果や発見が必要な時期に来ているのだと思います。そうでないと、リニアモーターカーのように、また話題に上らなくなっていくでしょう。
しかし、私はそれでもいいと思っています。どうも一知半解のまま話題先行だけになっても意味がないし、自分たちのやってきたことを見つめ直すこともできるでしょう(気まぐれな便乗派みたいな人たちをそぎ落とす機会にもなるし)。世間の関心に必ず波はあり、忘れられたころに、再び関心を集める時が来るものです。その時、これまで着実に蓄え、積み上げてきたものはあるので、それがきっと次の伸びしろにつながるであろうと。
2013年が、軌道エレベーター史においてどのような年になるか、予想はつきづらいのですが、軌道エレベーター派としては、とにかくも動じずに、伝えるべきことを伝えていきたいと思います。今年は諸般の事情で更新がななかなか進みませんでした。お詫びいたします。どうぞこれに懲りず、来年もよろしくお願いいたします。
世界の軌道派の皆さん、どうぞよいお年をお迎えください。