軌道エレベーター派

伝統ある「軌道エレベーター」の名の復権を目指すサイト(記事、画像の転載は出典を明記してください)

よいお年を

2009-12-31 16:25:04 | その他の雑記
 4月から「軌道エレベーター派」を始めて、なんとか続けて大晦日を迎えることができました。これもひとえに、私1人の働きによるもの。。。ではなくて、ご覧いただいている皆様のお陰です。まことにありがとうございました。
 振り返ってみると、とにかく余裕のない1年でした。軌道エレベーターの話だけやっていたら、年内にネタが尽きるのではないかと不安でしたが、遅筆なせいもあって、まだ消化できていないことが山ほどあります。

 一方で続けてきた宇宙エレベーター協会(JSEA)の方の活動では、会員が400人近くになっているそうで、もう、たった8人で始めた私たち初期メンバーだけのものではないのだと悲喜こもごも。急激に膨張したために密度が薄いのも思案のしどころです。
 そして、楽しさが忙しさを上回っていた昨年に比べ、不安のようなものを感じていました。最初はその不安の正体が何なのかわからなかったのですが、これは「置いてけぼりにされてしまうのではないか」という不安でした。
 各分野の学者や技術者の会員が増え、ワークショップなどの内容もレベルアップしたのは結構ですが、高度に専門化した内容についていけなくなるのではないか。。。そんな焦燥感も沸いてきてもいます。自分1人について言えば、とにかく勉強しなければという答えになるのですが、似たような気持ちを抱く人もいるでしょう。今後、JSEAの会員層は、軌道エレベーターの議論の先端にいる専門家と、情報の受け身に終始し、ちょっとした非日常の話題としてとらえる人々の二極化が進むはずです。全体としてどう維持していくかは、JSEAの今後の大きな課題になるでしょう。

 この軌道エレベーター派が、その橋渡しに役立てばいいな、と思っています。「軌道」と呼ぶことは譲らんけどね。来年。。。とか言ってすぐ明日に新年の挨拶を書き込むわけなんですが、「軌道エレベーターについて知ってもらう」という本道に立ち戻り、せっせと更新したいと思います。あと、春頃までにちょっとした報告もできるかも知れません。お楽しみに。

 何はともあれ、ご覧下さった方々、大晦日までお付き合いいただき、感謝に堪えません。どうぞよいお年をお迎え下さい。

今年もあと2日

2009-12-30 09:38:58 | その他の雑記
昨日で、年内にやっておくことが、ようやくあらかた片付きました。
 昨年より忙しかったなあ。。。昨年は「宇宙エレベーター協会」の立ち上げメンバーとして、忙しくて責任も大変だけども、活動を始めた新鮮な面白さや興奮の中にありました。
 お陰で今年は認知が広がり、仕事がいや増す一方で、その流れが途絶えないようにと青息吐息でありました。一方でこの「軌道エレベーター派」まで始めたもので、仕事増えるの当然ですワ。

 結果的に、このホームページの本筋ともいうべき軌道エレベーター関連情報の更新が滞ったのは反省しています。ごめんなさい。年が明けたら再開したいと思います。
 でねー、久々に、本当に久々に体が空いてみると、何していいのかわからなくてポカーンとしてます。私から軌道エレベーター取ったら何も残らんということでしょうか。お陰で特別書くこともなかったりして、なんかさびしい。
 今年もあと2日足らず。皆様、温かい年の瀬をお過ごしください。

JSEA年会報のコミケ販売日程

2009-12-27 20:58:09 | その他の雑記
 前回お知らせした、宇宙エレベーター協会年会報の、コミケでの販売スケジュールが決まりました。以下の通りです。
 コミケの出店者の方々は、大晦日もやるんですね。驚きました。何はともあれ、お越しいただければ幸いです。

12/31 西館 よ09b
ブース名「暗黒通信団」
販売価格 1,000円

参考サイトなど
http://www.comiket.co.jp/
http://www.comiket.co.jp/info-a/C77/C77info.html
http://www.bigsight.jp/general/access/index.html

目次は以下のとおりです。販売枚数は80枚くらい。ご興味のある方、ない方、ぜひお越しください。

「JAPAN SPACE ELEVATOR ASSOCIATION ALMANAC 2008年度 日本宇宙エレベーター協会(JSEA)年鑑」

年会報発行に寄せて
(献辞)The Space Eleavtor: Where We Stand and Japan's Growing Role
JSEAの歩み
メディア出演・掲載記録
会員アンケート結果
09年度事業案
特集1:第1回宇宙エレベーター技術競技会(JSETEC)速報
JSETEC参加レポート
JSEA理事座談会

会員による寄稿
 SE実現は未来のパーティー
 構築原理の美しさに魅了されて
 SEに乗るための(たぶん)必須事項
 『機動戦士ガンダム00』に見るSE
 宇宙に夢中という幸せ
 先見の明によるSEの建造
 Happy birthday from Germany!

特集2:「機動戦士ガンダム00」
 前編 軌道エレベーター勝手に検証
 後編 ブレイクピラーは起きるのか?

2008年度活動報告
 第1回ワークショップ
 2008 Space Elevator Conference('08 SEC)
 第2回ワークショップ
 第1回日本宇宙エレベーター会議(JpSEC'08)

編集後記

「機動戦士ガンダム00」ファンに告ぐ

2009-12-24 21:25:08 | その他の雑記
。。。と書くと、アクセスが増えるんじゃないか? という姑息な打算から見出しにしました。それとも上から目線で反感買うか知らん?

 宇宙エレベーター協会(JSEA)の2008年度年会報CD-ROMを、今月開かれる「コミックマーケット77」で販売します。。。というか販売を委託して売っていただきます。

 この年会報は、会員に無料配布するものを、一般販売向けに原稿を追加などして改訂したものです。7月にも試験販売を行っているのですが、さらに内容を追加して「一般販売版」として制作しました。
 今回の追加分では、特集1「(8月に開催した)技術競技会レポート」に加え、軌道エレベーターが登場した「ガンダム00」のファンに媚を売ろうと、特集2「機動戦士ガンダム00」を計8頁掲載しました。
 8頁のうち前半はややマジメな、作中での軌道エレベーターの考察。後半は趣向を変え、セカンドシーズン第17話で軌道エレベーターが倒壊した描写に対する「あれはねーだろ!」という、愛を込めたツッコミです。放映当時JSEAホームページにも感想を書きましたが、説明の重複はあるものの、会員による作画も添えて新たに全部書き下ろしています。

 このほかの内容は、JSEAの活動記録や理事座談会、会員の原稿など。正直、コミケに関してJSEAはまるっきり門外漢で、申し込みの仕方さえわからない間に締め切りが過ぎ、会員のつてを頼って今回は販売を委託することとしました。多謝!

 販売ブースなどは追ってお知らせしますが、ご興味のある方、お買い上げいただければ幸福至極。カラー81頁で1000円。80枚ほどを販売します。

宇宙エレベーター党の陰謀

2009-12-18 21:37:51 | その他の雑記
 JpSECや軌道エレベーター派ワークショップを終えても、まだ残務処理に追われていますが、そのワークショップで、宇宙エレベーター協会(JSEA)内に潜入している軌道派の工作員のSS木君が貴重な情報をもたらしてくれました。
 JpSECの際、「軌道エレベーター」と「宇宙エレベーター」の比較についてアンケートを行ったのですが、結果は以下の通り。

宇宙:良い=77人 どちらとも言えない=42人 悪い=5人 知らない=2人 無回答=0
軌道:良い=61人 どちらとも言えない=49人 悪い=5人 知らない=10人 無回答=1

かなり拮抗しているではないか!今の自民・公明より勢力比大きいぞ。
 なぜこの結果を公表しないJSEAヽ(`Д´)ノ これは「宇宙」派の陰謀に違いありません。きっとこれまでにも、いろんな状況で「軌道」に好意的な解答や反応があったにもかかわらず、権力者(?)に手を回してもみ消したに決まってます。
 この恨み、晴らさずにおくものか。。。なんて言っていると、どこかのトンデモさんのようになってしまいますな。
 
 以前にも述べたように、もともと日本では「軌道」の方が(科学好きやSFファンなどの間のみで)普及していたにもかかわらず、その後の伸びがなかったため衰亡状態になった。そこへ近年、新理論の輸入によって一般に浸透する際に「宇宙」の名が刷り込まれて勃興した、というのが私の解釈です(被害妄想か?)。
 最初に輸入した商品はマニアにしか売れず、しばらく経って別の商品名で売ったら今度はヒットしたとでも言うか。。。軌道派から見ると、宇宙派ってのは新人類みたいなものなんですよね。もちろんそれは全然OKであって、純粋に軌道の方がカッコいいからそう呼ぼうよ、というだけなんですが。

 しかし今回の結果は、依然として軌道派が健在であることを示しました。。。きっと、たぶん、うん。これなら逆転勝利は夢じゃない。まだまだ頑張らないといけません。
 大いに意気を強くしました。軌道エレベーター派、ここにあり。