軌道エレベーター派

伝統ある「軌道エレベーター」の名の復権を目指すサイト(記事、画像の転載は出典を明記してください)

ゾ~ン!

2010-06-30 23:41:30 | その他の雑記
関越自動車道で逆走した車の運転手が車内に立てこもる
 埼玉県の関越自動車道で30日未明、車が20km逆走し、運転手の男が車内に立てこもった。(略)30日午前0時半前、埼玉県の関越自動車道で、逆走している車があるとの通報を受け、警察が出動した。
 警察は、逆走を続ける車を高坂サービスエリア付近に静止させた。(略)運転手はその後、30分間車内に立てこもり、自殺するようなそぶりを見せたという。そして、警察官は窓ガラスを割り、男の身柄を確保した。(略)(6月30日 FNNフジニュースネットワーク)


 。。。幻覚じゃなかったんだあ。きょうはもう1本更新します。
 私、通報したんですよ。警察に知らせたのは私1人だけではないかも知れませんが、通報内容はニュースと合ってますから、私のことかな(誰がやっても大差ないですが)。
 相手は3車線のうち一番中央寄りの車線を走っていて、真ん中を走行中の私の車とすれ違ったのですが、夜中だったので周囲の風景が見えないこともあり(街路灯もほとんどない)、一瞬、高速道路ではなく、一般道で対向車とすれ違ったような錯覚を覚えたんですよね。

 「……。ん?あれ、ここ高速だよな!?」

と我に戻ったようにハッとして停車し、通報したのでした(埼玉県警高速隊に電話したら、110番に回された)。あまりに現実感がなかったので「一瞬見間違いかと思ったんですが。。。」などと電話で話しました。
 よく幽霊バスとか幽霊タクシーとかいう話あるでしょう。そういう代物でも見たような気分で、現世の出来事という感じがわかずにいました。ゾ~~~~~ン!(わからない人は「トリック2」を観てね)
 さっき思いだして検索してみたらヒット。やっぱ現実だったんだ。ふふ、私の思った通りだ。どんと来い、超常現象! 滅多にない経験ですね。それにしても、衝突しなくて良かった。。。

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やられた

2010-06-30 21:31:36 | その他の雑記
 飼い猫のミミ(写真後ろの牛みたいな柄の方)に、脇腹を引っ掻かれ、深手を負いました。
 忙しかったので、抱き上げて別の部屋に連れて行こうとしたところ、背後でもう1匹がモノを落とし、その音にびっくりして腕から飛び出し、その時に後ろ足の爪を出して踏ん張ったので、モロに皮膚をえぐられてしまいました。
 あまりの痛みに「う。。。やられた」と、時代劇で切られた悪役のようにしばらく悶絶。腹には長さ7~8cmにわたる、3本の爪痕がくっきりと。ああ、なんてついてないんだ。
 
 さて、更新を休んでいたあげく、新しいネタがネコの話ですみません。とはいえ、間もなく日付と月が変わりますが、来月は軌道エレベーターの普及を目指すという本道に戻り、軌道エレベーターネタに極力特化して更新したいと思っています。
 初日、つまり明日は、簡単な文章のほかには3か月ごとにやっている目次の掲載で、その後も1週間に2回くらいの更新が目安なのですが、強化月間として、多少いつもと違うことをやってみるつもりです。N田市に引っ越してからこっち忙しく(今も参院選の最中だし)、見切り発車の部分も大きいのですが、まあとにかく走りだしてしまえという気持ちです。
 どうぞよろしくお願いします。

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アレの正体

2010-06-18 23:04:47 | その他の雑記
 W杯にはまったく興味のない軌道エレベーター派でございます。きょうは身近といえば身近な、でも宇宙に絡んだ話題を。
 皆さんも日々、あるいは時々掃除をなさることと思いますが、部屋や階段の隅などに、灰色の綿のようなホコリが溜まりますよね。あの物体、そもそも何なのかご存じですか? アレはあなた自身なのです。

 。。。人間の皮膚なんですよ。新陳代謝に伴い、人間の体表からは細かな皮膚のカケラが常に剥がれ落ちているんだそうです。さらに、人体プリュームとか体熱プリュームとか言うらしいですが、体温と周囲の空気との温度差によって、体の周囲にわずかな気流が生じていて、これによって鱗のように剥がれた皮膚のカケラが舞い上がったり空気の中を流れて行ったりするのだとか。髪の毛などの色んなゴミも混じってはいるものの、主成分(?)は私たちの一部だったわけです。

 ま、それがわかったからといって愛おしくもなんともないし、むしろ気持ち悪いと思われる方のほうが多いのではないかと思いますが、子供の頃不思議に思ったことがあったので。
 ちなみにこのホコリ、ISSや宇宙船内でも当然発生するわけですが、雑巾で拭いたり、時には掃除機で吸いとったりと、宇宙飛行士の皆さん、しっかりお掃除してるんですよね。しかも無重量状態なので隅っこに寄ったりしないから、有重力下よりも大変だし、精密機器ばかりで一段と慎重にならざるを得ないようです。
 私たちが宇宙へ進出して地上とサヨナラしても、お掃除やお手入れからはバイバイというわけにはいかないのですねえ。私のような掃除嫌いな人は宇宙へは行けないかも知れませんな。

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真空の海に帆をあげて

2010-06-14 20:34:39 | その他の雑記
 世は探査機「はやぶさ」の帰還で沸きかえっていますが、同じ頃、「楽園の泉」(早川書房)で軌道エレベーターを描いたアーサー・C・クラーク御大の想像が、また一つ実現しようとしていますね。

宇宙ヨット「イカロス」、帆の展開に成功
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、5月に打ち上げた宇宙ヨット「IKAROS(イカロス)」が、太陽光を受ける帆の展開に成功したと発表した。3日から作業を進め、地球から約770万キロメートル離れた位置で無事終了した。今後、半年程度かけて宇宙空間を飛行する実験をする。(日経新聞6月11日付朝刊)


 ほんのわずかな光圧による加速を行うソーラーセイルを備えた「イカロス」。 ソーラーセイル、宇宙ヨット、光子帆船などなど、呼び方は様々ですが、私は「はやぶさ」よりもこちらの方が興味深いです。1辺14mの四角い帆で、1Gにおける0.2g程度の圧力しか受けられないのですが、代わりに、自力推進ではないからどんどん加速していくことになります。
 軌道の自由度は低いのですが(姿勢制御用の推進装置を搭載すればそれだけ重くなり、セイルの巨大化を迫られるという二律背反的な制約がある)、技術発展や上手な組み合わせによって、将来複雑な任務をこなしてくれる時代も訪れるでしょう。ソーラーセイルは太陽でなくとも恒星の近隣では使えるわけですから、深宇宙探査用にも活用できるかも知れません。ちなみに、セイルの折りたたみ技術には、日本の折り紙の知恵も期待されているとか。

 このソーラーセイルをクラークは「太陽からの風」(早川書房)で描いていますし、先日紹介した「最終定理」(同)でも登場します(物語はボロクソに批判したけどね)。アニメの「機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER」(サンライズ)では、セイルを量子の幕で形成して直径を巨大化させていました。本当にできるかどうかはわかりませんが、非常にユニークです。やっぱりSFというのはアイデアの宝庫であり、多くの科学者や技術者の原点なのですよね。
 今回の見出しにした「真空の海に帆をあげて」というのは、クラークと並ぶSF御三家の一人、アイザック・アシモフの著作の邦題ですが、こういう時代になったわけですね。御三家全員(あと1人はロバート・A・ハインライン)お亡くなりになりましたが、もし生きてこうしたニュースを見ていたら、きっと興奮したことでしょう。これで軌道エレベーターが実現しない理由がどこにあろうか?
 
 それにしても、これまでの地道な努力がこのところ立て続けに結実しているのでしょうが、「はやぶさ」の航宙記録をギネスに申請したり、擬人化して「あかつき」「イカロス」とツイッターで対話させたりして、最近のJAXAは宣伝が上手い。。。やり手の広報担当でも就いたのでしょうか?(文中敬称略)

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使い心地

2010-06-07 08:50:38 | その他の雑記
iPadのことを書くのは1回こっきりのつもりだったのですが、リクエスト(?)もあり、少々。
 仕事の資料をはじめ、書籍や漫画などを少しずつPDF化してiPadに入れ、持ち歩いています。なかなか便利ですよSS木君。私がiPadを買ったのは、ひとえにこのためであって、ほかのことにはあまり興味がありません。ネットを閲覧もせず(それはパソコンでいい)、もともとゲームもやらないので、自宅に無線LANがなくても気になりません。勿体ないと言われるかも知れませんが、私はそれでよし。あー、これで次の引っ越しが楽になる。
 ただし、まだまだ重いわコレ。ワイドショーで「軽い」なんて言ってるのを観ましたが、本当にそう思ったのか? 次世代以降のものはもっと軽量化して安くもなるでしょうし、日本のメーカーも似たようなものを秋頃には出すらしいから、購入を考えている方は、もっと商品が出そろってから買った方がいいと思います。

 それにしても、世間ではこれで電子書籍が本格的に流通すると話題になって、「iPad発売 新聞・雑誌の運命は」(6月1日朝日新聞朝刊)なんてニュースが飛び交い、書店には「iPadショック」(日経BP刊)なんて本が並んでます(この手のニュースや本がiPadで読めなかったら滑稽だけど)。
 一方で、日本の漫画は表現が規制に引っかかり、iPad向けにはほとんど出せないなんて話もありますね。そこに日本製PDAや電子出版の活路があるのかも知れませんが、気が早いというか想像力豊かというか。。。20年くらい前にも今と同じように電子書籍が話題にならなかったっけ?
 色々言われておりますが、私個人はそういうことはどうでもいいんですよね。私は、私の目的が果たせればそれでいいのであって、電子出版の行く末など、なるようにしかならないでしょ。

 何だかふてくされてるみたいですが、「乗り遅れちゃいけない」と焦るのは、よりどころの乏しい日本人の悪い癖ではないでしょうか。もちろん私も、急激な世間の変化についていけなくなるのでは、という不安や焦りに駆られることはありますが、何度か経験すると、自分の不安の正体が見えてくる。
 私の場合、それは目的地を定めないまま新しい情報の海に飛び込んで泳ごうとするから、どこへ泳いで行けばいいのかわからないせいなのだということを自覚してきました。それと、新しい流れに急いで乗らなくても失うものはないのに、まるで損するような錯覚に陥りやすい。だから、目的意識を持てないうちは無理にエントリーすることもあるまい、と思うようになりました。ていうか、いい歳をしてやっと気付いたわけです。

 時代を先取りする人というのは、情報の洪水の中から目的意識を素早く見出せる人のことなのでしょう。食わず嫌いを言う前にまずは味見してみよ、というのも処世術ですが、いずれにしろ世間が変化していくのは個人ではそうそう変えられないので、なるべく目的に沿って適応し、環境をしたたかに利用していきたいものです。
 電子出版がどうのというニュースや本も、そういう変化を利用する目的でモノをつくり売っているのであって、すでにちゃっかりアジャストしていて別にショックだとは思ってないんじゃないでしょうか?

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