軌道エレベーター派

伝統ある「軌道エレベーター」の名の復権を目指すサイト(記事、画像の転載は出典を明記してください)

風邪をひいた

2014-11-24 16:43:46 | その他の雑記
。。。みたい。熱っぽくて鼻水が止まりません。しかし、少々しんどくてボーッっとはするものの、日常的な行動をするのに差し支えない程度で、一応外出して動き回っております。
 発熱は、体に侵入した病原体に対する防御反応だと言いますが、この中途半端な微熱は何なんでしょうね。おそらく、本当にただの「風邪」であり、ウイルスや菌による感染症、つまり流行性感冒ではないので、体が疑似的な防御に出たのでしょうか。インフルエンザとかだったらこんなんじゃ済まないものな。そんなわけで、更新も中途半端で申し訳ありません。

 ただ、このところ「ニュース」を続けてアップしていて、当サイトの本来の目的にはむしろ合致しているのですが、閲覧数は今回のような駄文や単なる顔文字の方が多かったりするんですよね。最初の頃は、顔文字だけの更新などして「お前は何を考えているんだ?」と叱られるのではと思っていましたが、閲覧していただけるのを喜んでいいのやら、少々複雑です。
 最近はこっちが「見てくださる方は何を考えているのか?」と思っちゃうくらいなので、次の更新まで試験的にコメント欄を開放してみようと思います。ただし、次の更新でまた閉鎖する予定です。以前にも説明したようにこまめにレスする余裕がないので。もっとも、一番の理由は誰も書き込んでくれないと寂しいからなんですが。そんなわけで、書き込んでみようという酔狂な方がいらしたら歓迎します。他者への誹謗・中傷など悪意ある書き込みはご遠慮ください。

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宇科連で軌道エレベーターに関する複数の講演

2014-11-16 12:16:34 | ニュース
 宇宙開発・観測などの分野で活躍する研究者が集まり講演を行う「宇宙科学技術連合講演会」が、12~14日の3日間、長崎市で開催された。
 58回目の今年は、ロケットや探査機の開発の現状、観測技術の新しいアプローチや最新の機器、宇宙政策など、10会場で多くの研究者、技術者らが多彩な研究成果を発表。最終日の14日には「宇宙エレベータ」の枠で4講演が行われた。
 このうち静岡大と大林組による「宇宙エレベーターにおける複数クライマー昇降に対するケーブルの応答」では、10万km弱に展開した軌道エレベーターで、複数のクライマーが昇降運動を行った際のケーブルの挙動解析を発表。研究チームは静止軌道を挟んで2基のクライマーを同速で運行するなど、数パターンでシミュレーションを実施した。この結果、地上とカウンターウェイトの両端から、静止軌道に同時に到着するように速度調整して運行した場合が特に安定したという。
 また同チームの別の発表者が、エレベーター建造の初期段階でのプライマリーケーブル(本格的建造の足場となる最初の1本のケーブル)の展開について講演。作業用のロケットが静止軌道からプライマリーケーブルを繰り出しながら、スパイラル軌道を経て上昇していくという、いわゆるエドワーズプランに沿った計画に対し、静止軌道から上下に同時展開した時のケーブルの挙動解析を紹介した。
 この試算ではケーブルにかかる応力が、軌道エレベーターに必要とされ、またカーボンナノチューブの引っ張り強度の一般的な予想値(もしくは期待値)である約60GPaを上回る、80GPa超の箇所が一時的に生じるといい、今後のさらなる研究や解決策の模索が待たれる。静止軌道からの上下同時のケーブル展開という選択は、軌道エレベーターの研究史において最も古典的な手法であり、研究者が世代交代し、視点も一巡して回帰したことを示していると言えるかも知れない。
 同日はこのほかに、神奈川工科大や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのチームが、折りたたまれた導電性テープテザーを宇宙空間で展開するメカニズムについて、湘南工科大と大林組がクライマーの駆動について、それぞれ講演した。また初日に九州大と帝京大が対流圏でのケーブル挙動について発表を行っている。(軌道エレベーター派 2014/11/16)

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民間計画で事故

2014-11-09 15:04:08 | 気になる記事
ヴァージン墜落、遠のく「宇宙旅行の夢」
テスト飛行中の事故で1名死
10月31日、モハベ砂漠上空でのテスト飛行中、ヴァージン・ギャラクティック社のサブオービタル宇宙船が事故により壊れて、少なくとも1人が死んだ。(後略。東洋経済オンライン 11月3日)



死亡事故は久しぶりですね。お気の毒です。アンタレスの爆発もありましたし、民間の宇宙開発の妨げにならないと良いのですが。この1週間、(´Д` ) ←この顔文字で更新していたのは、今回の一連の事故を嘆いてたんです。

松浦晋也先生も言われていたことですが、フロンティア開拓は国家的プロジェクトに、ある程度開拓済みの領域は(現時点では地球近傍や月など)民間に、と上手く棲み分けて発展していってくれれば嬉しいものです。

ヴァージンギャラクティックをはじめとする、昨今の宇宙旅行プランというのは、対流圏で勢いをつけて放物線の弧を描き、高度百数十kmをかすめて落ちてくるというもので、ただの弾道飛行です。これは米国の有人宇宙計画最初期のマーキュリー•レッドストーンと基本的に同じです。

ただし、レッドストーンは大陸間弾道弾に人を乗せてるのと変わらない代物(1号機に乗ったのは猿だったんだけど)でしたから、最後はカプセルに乗ってパラシュートで落ちてくるものだったのに対し、ヴァージンのプランは航空機のパイロンから機体を分離し、レッドストーン同様弾道軌道に乗って宇宙をかすめた後、スペースシャトルのように滑空して帰還します。トビウオみたいな感じですね。
この辺が開発余地のあるところで、全部枯れた技術を使えば、今回のような事故も起こりにくいかも知れません。ていうかパイロット要らんでしょう。しかし、やはりお客様を載せる以上、どこかに不時着する可能性の高いものではサービスにならず、乗り心地というか、「ご搭乗ありがとうございました」と降りてすみやかに帰宅いただくようなサービスが求められるのでしょう。今回の事故で停滞することなく、前進を期待してます。

それはそれとして、近年、民間宇宙旅行のニュースで使われる「サブオービタル」という言葉。イマイチ好きになれないのは私だけでしょうか。「単なる弾道飛行だろ」と思ってしまうのですよね。
弾道という言葉がわかりにくいというより、カッコイイから使われているのでしょうが、「オービタル」が好きな私でも違和感というか、いかにも「宇宙」旅行だ、というのを誇張するためのまやかしの言葉に感じてしまうのですよね。
おそらく私の感覚の方が古いのでしょうが、今から無理に「オービタル」という言葉に無理にコジツケなくてもいいのになあ。ソユーズでISSに行くプランもありますし、いずれは地球周回軌道を体験できるサービスも登場して、れっきとした「オービタル」な体験もお手軽になる時代も来るでしょうから。


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