カモ科オシドリ属の留鳥。この時期はメスを巡ってオス同士のつばぜり合いが見られる。この画像ではメスが暗い影の中に居て見えなかったが、メスと夫婦になるべく雄は必死である。だからこの時期のオスは一番美しくオスらしい姿だ。11月7日、千葉市内で撮影。
メギ科ナンテン属の常緑低木。名は漢名の南天燭、南天竹の省略されたものだと言う。語呂合わせで難を転じて福となす難転などから縁起木と信じられている。古くから庭木として栽培されているが、実際には山林の下木として生えている。今真っ赤に色づいたその実が暗い林の中にあっても嫌でも目につく。11月7日、千葉市内で撮影。
キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草。その若葉を茹でて水に晒して食用にすると言う和名。確か先月にも載せたと思うが、まあ、今年最後のサラシナショウマということになる。一番上の花穂は花が終わっており、11月も半ばとなったこの時期には全て咲き終わっているだろう。産地の林内に咲いているこの花は、きれいというよりは幽玄な感じがする。11月7日、千葉市内で撮影。
リンドウ科リンドウ属の多年草。根を乾燥したものを薬用にし、漢方ではこれを竜胆(りゅうたん)と言う。やや離れた山裾に紫色の色をちらっと見た。あっと思って撮ったのだが、もう少し上から撮りたかったが山裾を登ることもできず致し方ないアングルとなった。この他にまだ蕾のままのものも見られた。11月7日、千葉市内で撮影。
バラ科キイチゴ属の常緑つる性木本。冬に実が熟することからついた和名。草のようだが、茎は木質で、葉は照りがあり、大群落を作って、林の下草一面を覆っていることもあるようだ。他の木苺と同じように可食で、結構甘くて美味しい。11月7日、千葉市内で撮影。
スズメ目セキレイ科セキレイ属の留鳥。ハクセキレイは元来北国の野鳥と言われている。私の若い頃にには宮城県までがその版図で、陶器には千葉県まで移動してきていた。それが今では季節に関係なく目にすることができる。ただ、今年はこの時期にあまり目にしていない。この画像は10月に撮ったもので、それ以後はまだ見ていないと思う。10月4日、千葉市内で撮影。
クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木。その実は輝く宝石のように美しい。英語ではJapaniese beauty berry という。古くはムラサキシキミと言っていたらしく、後世にムラサキシキブとなったという。里山のへりを歩いていると、葉の陰に隠れるように赤紫色の実が見えた。毎年この時期にここを歩いているのだが、初めて気がついたかもしれない、見つけて良かった。11月2日、四街道市内で撮影。
別名はオオバタンキリマメ。初めて見ときはタンキリマメだとばかり思っていたが、図鑑をよく読むと「葉の付け根が広いのがトキリマメで、先が広いのがタンキリマメで分けられるという。」ということでこれは葉の付け根が広いのでトキリマメだとわかった。漢字では吐切豆と書く。痰切豆も吐切豆もいずれも種子や葉を薬用とし、名前もそれに基づくそうだ。毎年この豆を見るために同じところへ行って撮っている。赤い鞘から見える2個の黒い丸い豆が、大変美しい。11月2日、四街道市内で撮影。
キク科センダングサ属の1年草。コセンダングサの変種で、図鑑によれば「世界の熱帯から暖帯にかけて広く分布しており、江戸時代末期に日本に渡来したとされている」そうだ。コセンダングサに白い舌状花が2、3枚ついているといった感じだ。
私が千葉市内でこれを見るようになったのはそんなに古い昔ではないようにお思う。そこでこのブログの過去の記事を探してみると2009年10月に初めて投稿している。だからちょうど7年前ということになる。コセンダングサは知っていたが、舌状花の付いたコセンダングサはそれまで全く見たことがなかったので、コセンダングサの先祖返りじゃないかなどと思ったものだった。10月26日、千葉市内で撮影。
私が千葉市内でこれを見るようになったのはそんなに古い昔ではないようにお思う。そこでこのブログの過去の記事を探してみると2009年10月に初めて投稿している。だからちょうど7年前ということになる。コセンダングサは知っていたが、舌状花の付いたコセンダングサはそれまで全く見たことがなかったので、コセンダングサの先祖返りじゃないかなどと思ったものだった。10月26日、千葉市内で撮影。