リンドウ科リンドウ属の多年草。和名はリンドウよりも葉が細いことによる。やや湿地に生えると言うことなので、この成東・東金食虫植物ではうってつけの環境なのだろう、たくさん咲いている。反対にいわゆるリンドウはごく少ない。花はリンドウとほとんど同じように見えるので、両者一緒の所に生えていないと区別が付きにくい。10月26日、山武市内で撮影。
イネ科イネ属の1年草。ただし、本来は多年草だという。食用作物化する課程で1年草になったらしい。そう言えば、今頃田圃へ行くと収穫した稲株から穂が出て米が実っている。昔はこれをも収穫したそうだが、収量が極端に少ないのと品質がたぶん悪いので今では収穫することなく、野鳥の餌となっている。それはそれで良いのではないだろうか。野鳥が助かる。
その、刈り取った株から生えた稲をヒツジと言い、漢字では穭と書く。禾偏に魯と書く。禾は単独で稲のことで、それに魯は「おろか」とか「まがぬけている」という意味だ。まあ、イネだが、今頃実るとは間が抜けていると言うことなのかもしれない。10月26日、山武市内で撮影。
その、刈り取った株から生えた稲をヒツジと言い、漢字では穭と書く。禾偏に魯と書く。禾は単独で稲のことで、それに魯は「おろか」とか「まがぬけている」という意味だ。まあ、イネだが、今頃実るとは間が抜けていると言うことなのかもしれない。10月26日、山武市内で撮影。
タデ科タデ属の1年草。アキノウナギツカミは、葉柄があっても短く、葉の基部が茎を抱くが、ナガバノウナギツカミでは葉柄があり葉の基部が茎を抱かないので、葉が長く見えるからこの名が付いたようだ。いずれにしても、面白い名前だ。触ったことはないが、ナガバノウナギツカミの棘は柔らかいと言うことなので、これで鰻はつかめないだろう。10月26日、山武市内で撮影。
ユリ科ネギ属の多年草。山地の草地に生えると図鑑にはあるのだが、ここ成東・東金食虫植物は海岸平野の低地の湿原だが今年最後のお花畑のように、群落全体を紫色に染めるほどにたくさん咲いていた。ヤマラッキョウは千葉県の銚子半島の屏風ヶ浦の上にも咲いていたので海岸縁の丘にも咲くのだろう。この時期にはウメバチソウとその美しさを競っているようだ。これでこの群落も花の時期を終えて、来年の4月頃までは枯れ葉の野となる。10月26日、山武市内で撮影。
キク科フジバカマ属の多年草。日当たりの良い湿地に生える。この画像のものはきれいな紅紫色をしておりあまり背丈は高くなく、ごちゃごちゃと花がかたまっているような感じだった。葉は結構小さく、花に特徴があるので、目立たない。10月26日、山武市内で撮影。
モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草。群生して赤い毛氈を敷き詰めたように見える。緑色も見えるので、葉緑素も持ち合わせており、光合成もしており炭水化物は光合成で取得し、その他の栄養素を昆虫を補食することで得ているということらしい。子供の頃、モウセンゴケやコモウセンゴケを採ってきて鉢に植えて虫を与えたりして遊んだことがあるが、今では夢物語のように思える。10月26日、山武市内で撮影。
ユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草。根生葉は他の草の中に埋もれていて見えない。茎葉は丸く、一枚が茎を抱いている。ひょろひょろと伸びた細く長い茎頂に花弁が5個の白い花を1個付けている。この花が梅鉢紋に似ているのでこの名が付いたのかもしれない。成東・東金食虫植物群落を訪れたのは10月26日だったが、ウメバチソウの花はこれから最盛期を迎えるといったところだった。清楚で白い花は小さいが、良く目立つ。10月26日、山武市内で撮影。
キク科アキノノゲシ属の1~2年草。日当たりの良い荒れ地や草地に普通に生えている。花は薄い黄色で、ヤクシソウに似ている感じがする。面白いのは茎の下の方の葉は10cm以上あり、深い鋸歯というか翅状に裂けているのだが、その裂けている先が葉の付け根の方に逆に反っているのだ。そして、茎の上の方に着いている葉は鋸歯が無くて小さい。この上反りの鋸歯を持つ葉を見るだけでも面白いと思う。10月26日、山武市内で撮影。
キク科アキノキリンソウ属の多年草。日当たりの良いやや山地に生えると図鑑にはあるが、この画像を撮ったのは半湿地の成東・東金食虫植物群落である。まあ、そこが乾燥していて草地に変わりつつあるという証拠だろうか。行政は湿地を回復しようと色々手を尽くしているがなかなか思うようにはいかないようだ。色々な開発や何かで地下水が下がってしまっているからだろう。花は枝先にかたまって咲いているので、結構華やかに見える。10月26日、山武市内で撮影。
タデ科タデ属の1年草。和名は、茎に下向きの短い棘があり、ぬるりと逃げる鰻もつかめるだろうというと言うことでつけられたそうだ。ほぼミゾソバと同じような所に生えており、ミゾソバとよく似ているが、同じ似ているママコノシリヌグイよりは名前がまだ許せるといった所か。10月26日、山武市内で撮影。