みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

シュレちゃんの逆襲とジョロウグモの葛藤

2014-09-28 11:29:59 | 生き物の話

日曜日の朝~、カーテンのすきまから~♪
と、誰も知らないであろう往年のアイドル坂下裕子ちゃんの「海が見たくて」などを、口ずさみながら窓を開けると、裏庭のジューンベリーの梢辺りに、毎度お馴染み、晩夏から初秋の風物詩、モンクロシャチホコの幼虫軍団が!
成長して拡散されると面倒なので、今のうちに枝ごと駆除。
びっしりと黒毛虫の付いた葉っぱを眺めているうちに、つい悪戯心が湧いてきて、そばにあったジョロウグモの巣に引っかけてみた。
さっそくやってきた巣の主(♀)。
モンクロシャチホコは人間が食っても美味いといわれる、知る人ぞ知るグルメ食材。
しばらくは食指・・じゃなくて触肢と第一歩脚を当てて逡巡していたみたいだけど、結局、異物(葉っぱ)として排除されちゃいましたとさ(笑)

一方こちらは、近頃「主面」で裏庭を闊歩している、シュレーゲルアオガエルのシュレちゃん。

前々記事で、「皮膚の色素細胞は、シュレちゃんよりかなり高性能のようで」などと、管理人がアマガエルを持ち上げたもんだから、対抗心を燃やして必死で黒化のパフォーマンスを披露(笑)
鋼板に生えた苔の微妙な風合いまで再現した、アマガエルの絶妙な擬態にはまだまだ及ばないけど、その心意気やよし!

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禁断のヤドカリと究極のイカ!

2014-09-27 21:28:51 | 新・ほろ酔いキッチン

爽やかな秋晴れの休日。
気温は27℃くらいまで上がったけど、先日の台風でかきまわされた日本海の磯は水温23~24℃。
1時間ほど潜っていたらさすがに冷えた。
体温を奪われた身体を温め、消耗した体力を回復させるには、なんといっても液体のごはんが一番。

というわけで、まずは一本義を大ぶりのきき猪口に注いで「ぐいっ!」
アテは、ヒラマサ、バイ貝、そして新鮮な雲子(ダダミ)を原了郭の一味と自家仕込みのポン酢で和え、さらに究極のイカ「アオリ」を刺身に造る。
もちろん切れ端は水槽にぽちゃん。
おおっ!そこに居るのは・・・。

難しいのは解っているのだけど、ヤドカリ愛好家を魅了してやまない禁断のエメラルド・アイ。
かつてのヤドカリ研究所員の諸先輩方には及ぶべくもないけど、管理人もそれなりに経験を積んできたし、ここ数年水槽も安定しているし、もちろん魚もいないし・・・。
もう一度、初心に戻って勉強させていただきます。

とか、云っている間に、水槽のアオリイカには、

ユビナガホンヤドカリが一番乗り。

続いて機動力のあるスジエビモドキがゲット。

残り少ないイカ肉を取り合うのは、ケブカヒメヨコバサミとケアシホンヤドカリ。

やっぱり、人間が食って美味いもんは甲殻類が食っても美味いんやなぁ(笑)
と、彼らと一緒にほろほろと酒を過ごし、〆は土鍋で炊き上げた新米に、ガマエビの剥き身をのせ、紫蘇の実を散らした「ガマエビ丼」。

アメイジング!


まんぞくまんぞくと、酔い醒ましの柿をかじりながら水槽をのぞくと・・・。

水合わせ、餌付け、あっさり完了(^^;
いたらない管理人ですけど、今後ともよろしく。

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おまえもか!

2014-09-23 19:19:35 | 生き物の話

昨日、シュレーゲルアオガエルが爆睡していた同じ場所で、今日はニホンアマガエルがやっぱり爆睡していた。
物置の壁材の鋼板なんで、あんまり居心地が良いようには思えないんだけど、カエルにはカエルの好みがあるのかな?
それにしても、アマガエルがこんな色になれるとは知らなかった。
皮膚の色素細胞は、シュレちゃんよりかなり高性能のようで(笑)

で、管理人はというと、届いたばかりの新米を伊賀焼の土鍋で炊き上げてご満悦。
液体のご飯も美味いけど、やっぱり普通に炊いた新米のご飯は格別!
去年の米が10kgばかり残っているけど、もう戻れまへんなぁ・・。
しゃあないし、今年も酵母の培養槽に投入しますか(爆)

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どいつもこいつも!

2014-09-22 21:17:17 | 生き物の話

こちら、爆睡中のシュレーゲルアオガエル。
管理人がすぐ近くでガサガサやってても我関せず。
確かにこの庭では生態系の上位に居るかもしれないけど、すぐ裏にはハシブトガラスの巣があるし、イタチやアオダイショウも来るんだから、ちょっとは緊張感持とうね。


で、こっちは、ザリ餌を顎脚に咥えこみ両手にタコの切り身を抱えてフリーズしているホンヤドカリ。
普段、メシ食わしてへんみたいで体裁悪いがな。

まったく、ウチの連中はどいつもこいつも!

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燗の始め

2014-09-20 21:09:12 | 新・ほろ酔いキッチン

田酒の華やかな香りに陶酔し、鍋島(裏)や獺祭のふくよかな旨みを堪能し、開春の醸造酒とは思えない凄絶な斬れ味に驚愕し・・・。
昨夜は仕事帰りに友人の店に立ち寄って、日本各地の味めぐりを楽しんだのだが、やっぱり帰ってくるのは元の故郷。

と、云うわけで、今夜はひと夏をこして、しっとりと熟成した浅茅生のひやおろしを、お気に入りの徳利でぬる燗に。
あてはもちろん、贔屓の豆腐屋の木綿を湯豆腐で。

は~、やっぱりウチが一番やわ(笑)

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うたたねから醒めたら

2014-09-15 19:13:23 | 新・ほろ酔いキッチン

昨日は例によって、県内33蔵83銘柄の酒を味見してきたわけなのだが、単純に好き嫌いで点数をつけていったら、結局高評価になったのは、平井商店さん、上原酒造さん、安井酒造場さんら、日頃から贔屓にしている蔵元の酒。
ま、今年も舌と好みは狂っていないことを確認できたし、自信をもってマイ酒道を究めますか(笑)
で、きき酒会後の蔵元懇親会では、懇親そっちのけで、普段畏れ多くてなかなか飲めない、純米大吟醸クラスを片っ端から味見(^^;
まんぞくまんぞくと、ほろ酔い機嫌で早々に寝に就いたせいで、今朝は休日だというのに暗いうちに目覚めてしまった。
で、朝から庭の木や鉢物を整理したりしていたのだが、さすがに昼飯を食ったら眠気が・・・。
別にさしせまった用事もないので、窓を開け放ってミンミンゼミのなごり鳴きを遠くに聞きながら・・・ごろり。
は~、極楽極楽・・・と気持ちよく午睡を貪っていたら、いきなり「びーびーぢーぢーぴゃーぴゃーぎーぎー」と、けたたましい叫び声に眠りを覚まされた。
なにごとかいなと窓の外を見ると、裏の木でメジロの群れが大騒ぎしている。
せっかく気持ちよく寝てたのに・・・と、庭下駄をつっかけて近寄ってみると、葉陰からこのヒトがにょろりと。
幼蛇時代のはしご模様から縦縞に変わりかけの、若々しくてきれいな個体。

メジロたちが騒いでたのはキミのせいだったのね。
じゃあ、しかたないか。
と、あっさり機嫌の直る管理人。

癒し系の蛇さんには生き物好きなら誰もが寛大になるのだ。

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秋日和!

2014-09-13 20:52:59 | 新・ほろ酔いキッチン

力を増した北風が8月の湿気を追い払ってくれたせいか、今日の日本海は久々に空気の澄んだ気持ちのいい秋日和。
そんな海辺のオゾンたっぷりの空気を肺いっぱいに吸い込んで海中へ。

こいつは、二枚におろして串に刺し山椒味噌を塗って炭火でパリッと炙りますか(妄想)

これは、三枚におろしてペリッと皮をむき、生姜醤油をちらっとつけてパクっ!(妄想)

う~ん、チャガラは食ったことないけど、ハゼの一種だから甘辛く煮つけるか天ぷらか(妄想)

などと、妄想に耽っていても腹は膨れないので現実に戻って・・・(笑)
本日のメインはこれ!

タコみたいだけど実はイカで名前が「ミミダコ」というややこしい生き物。
もちろん、朝どれの地物。
まずは胴ビンをめりっと捲って脚を抜き、ずるっと皮をむいて刺身でパクッ。
歯応えしっこり、甘みジュワッ!
酒は先週に引き続いて「越前岬 蔵出し 本醸造」をグビッ!
こんなことなら、一升瓶で買っときゃよかった(^^;
ウチの場合、あったらあったであるだけ飲むんやけど(酔死)。
脚は、卵や肝や墨袋と一緒に、さっと炊き。
肝の旨み濃厚で酒が進む進む。
もちろん、切れ端は水槽にぽちゃん。

と、一天俄かに掻き曇り現れ出でたるは・・・ブラックジャック1号2号といつの間にか水槽内で成長した種不明の肉食貝。
普段どこに隠れてるのか知らんけど、目ざといね~、あんたら。

こちらは満腹したイソニナと、まだまだ食い足りんホシゾラとユビナガ。

ほら、積極的に参戦せんと、食いっぱぐれるで、ぶち姫ちゃん。
現在、我が家には、オカヤドカリ類も含めて9種類のヤドカリがいるけど、やっぱりこの子が一番かわいいなぁ。

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秋の味覚!

2014-09-07 19:49:58 | 新・ほろ酔いキッチン

ま、局所的とはいえダイバーの夏はまだまだ続くのだが、ニッポン列島は否応なく秋に突入したワケで、明晩は早くも中秋の名月、さらにスーパー・ムーンとやらが控えているとか。
となると、この御方が食卓に登場しないと、季節にケジメが付かない!
幸い夕方になると暑さもぐっと和らぐので、カンテキにカンカン火を熾して、団扇片手に一差し火踊りを舞う。

焼きあがった熱々に箸を入れ、まずハラワタをパクっ。
ほろ苦さが口中に広がったところで、背身を一口。
すると、あら不思議!
身の甘みが口一杯にじわ~。
そこにすかさず、「一博 純米 原酒」を、グビッ!
「タカマガハラッ!」

〆は昨日、日本海からの帰り道に峠の道の駅で買ってきた栗をたっぷり炊きこんだ栗飯。


2014年、ニッポンの秋が今はじまる!

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ノドグロ!

2014-09-06 21:56:23 | 新・ほろ酔いキッチン

水平線の終わりには、朝鮮民主主義人民共和国があるのだろ~♪

と、云うわけでやってきました日本海!
気温30℃、水温26℃
深場はやや濁りがあるものの、表層は明るくて波穏やかな、まあまあのコンディション。
おまけに海岸も道路もガラガラで快適快適。
やっとこさ、シーズン到来である。

もちろん久々の海ということで、フィッシュ・ウォッチングやヤドカリ採集は当然のことながら、酒肴の仕入れにも気合が入るワケで、ガマエビ、サワラ、マイカにヤリイカと、朝どれの近海物をいろいろチョイスしたのだが、なんといっても本日の主役はこれ!
日本海にこの魚ありと謳われる高級魚「ノドグロ」を、贅沢にも刺身で!

シコッ、プリッ、トロッ、ジワ~、アマッ、ウマッ!・・はぁぁぁ~・・というところで、「越前岬 蔵出し 本醸造」を涼冷えでグビッ!
「はらいそっ!」

残念ながら孵化後30日で上陸を前に姿を消した、ムラサキオカヤドカリの琴絵さんを偲んで、もう一杯!
エア・チューブを伝って脱走したのか、貝殻の奥に入りこんだまま死んだのか・・・。
もしかしたら、夏が生み出した夢まぼろしだったのか?
小さな体で精一杯生きて、天候不順で海に入れない飼い主の無聊を慰めてくれた幼生達へ、感謝の気持ちを込めて、もう一杯!
いつかまた会おうね。
などと、感傷に浸っているほど人生は暇じゃなくて、逝くものがあれば来るものもある。

この、シャイなブルー・アイズがみーばい亭にやって来たのは何年ぶりだろう?
酔いどれダイバーの夏は、まだまだこれからなのだ!

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