みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

訃報

2023-09-24 18:58:01 | 生き物の話
2018年8月に越前海岸で採集したフタミゾテッポウエビの種子島クンが、本日お亡くなりになりました。

5年間、ビジュアルでサウンドで楽しませてくれてありがとう。

※画像は2023年9月9日撮影
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2023年の穂紫蘇烏賊

2023-09-23 19:38:20 | 新・ほろ酔いキッチン
暑さ寒さも彼岸まで
ようやく吹きはじめた三秋に揺れる穂紫蘇。
となれば、週末の肴はアレしかない!

と、いうわけで、例によって早朝から鯖街道を若狭へ爆走・・、いやいや、秋の交通安全週間なので、それなりに(^^;

狙いはもちろん「イカ」。
それも、世界中の海に棲息する500種の軟体動物門頭足綱十腕形上目 の中で最も美味な「アオリイカ」。
育ちすぎて身がかたくなる手前の「アオハル」をお手頃価格で購入。

三人そろって仲良く歌うのキャンディーズで、ございます。


穂紫蘇と共に口中で噛みしめれば、アデノシン一リン酸 とグルタミン酸にペリルアルデヒド が絶妙に絡み合って酒を呼ぶ!

さらには極上のたんぱく質やビタミンE、タウリン、DHA・EPAが激暑に疲弊した総身をじんわりと癒やしてくれる。

酒に心を癒やされ、肴に身体を癒やされ・・・
天国にいちばん近い週末。
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暑いけど秋

2023-09-16 19:34:41 | 新・ほろ酔いキッチン
ウエディングケーキ入刀&ファーストバイト・・などという、こっぱずかしいことを人前でやらかすほど厚顔無恥じゃないから、夫婦初めての共同作業と言えば「栗むき」かな(笑)

というわけで星霜ここに幾十年、令和5年の秋も夫婦でちまちま栗をむいております。
今年の栗ごはんは贅沢にも「ごーひちご」の金!
激暑を耐えきったご褒美でございます。

栗ごはんに娶すのは、もちろん「秋刀魚」。
今や高級魚だから、焼くのも真剣勝負。
キリン秋味を飲みながら、夕風に吹かれて遠火の強火に団扇を使う。

これも正しい秋の情景。

さて、今年の秋刀魚は苦いかしょっぱいか?

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不穏な秋

2023-09-09 19:38:06 | 生き物の話
未曾有の猛夏もようやく一息ついた気配の漂う重陽の節句。
例によって涼冷えの純米酒に菊の花を浮かべて楽しんでいるみーばい亭でございます。

肴は早朝から越前海岸まで走って仕入れてきたマイカ。

もちろん、水槽の甲殻軍団にもお裾分け。

そっさく食らいつく新入りのエビちゃん。
ようやく水温も落ち着いて、エビカニヤドのストレスフリーで平和なアクアリウムを楽しめるかなと思った矢先。
ん?その後ろにいるのは・・。

やれやれ、連れて帰らないように注意していたはずなのに、網の目に挟まってたのかな?
ま、来ちゃったものは仕方がないか・・と思って目線を上にずらすと・・。

おっ、グソクムシかっ?って思ったけど、よくよく見ると、オカダンゴムシ。
どこからまぎれ込んだのかな?
などと、のんびり考えている間に・・。
食べられちゃった。
何でも食べるのね、於岩姐さん。

秋が来ても、ストレスフリーにはほど遠い「戦国」磯水槽。
おてやわらかに、鉄砲うちのご城主さま。



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外来種到来!!

2023-09-02 18:58:29 | 生き物の話
朝晩幽かに秋の気配を感じるようになった、長月はじめの週末。
キャンディーズ デビュー50周年記念BOX DISK2 B面コレクションに猛夏の疲れを癒やされている管理人でございます。

さて、夏の勤めを終えたトマトやキュウリのプランターの片付け作業の合間にふと目が合ったハラビロカマキリ。

猛暑を乗り切って無事に羽化したのね。
それにしてもいつになく立派になって・・って立派すぎないか?
と、その体格に違和感を感じて、よくよく観察してみると・・。
前脚腿節 の特徴などからして、ハラビロカマキリではなくて外来種のムネアカハラビロカマキリらしい。
やれやれ、庭木の梢でけたたましく鳴き喚いてるアオマツムシに続いて、我が家の裏庭にも中国からオーバーツーリズムの波が押し寄せてきたようで。
ムネアカハラビロカマキリの成虫が現れたからには、昔なじみの在来種であるハラビロカマキリは駆逐されたんだろうな。
そうはいっても、ムネアカハラビロカマキリに罪があるわけでもなく・・。
一瞬、捕殺しようかな思ったけど、一茶の句を思い出して踏みとどまった管理人。

蟷螂や五分の魂見よ見よと   一茶

情けかけどうなる日本の生態系 波風

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お米の国の甲殻軍団

2023-08-26 10:44:52 | 生き物の話
この暑さでボケたのか、年のせいでボケたのか、オカヤドカリの餌にと用意した白米のご飯を磯水槽に落っことしてしまった。

これはしまったとすぐに回収しようとしたのだけど、飼い主の反応速度より早くイワガニが駆け寄ってきてご飯粒を持ち去ってしまった。
肉食だとばかり思っていたけど、ご飯もちゃんと食べるのね。

磯水槽を立ち上げて、かれこれ20年になるけれど、餌として与えていたのは、冷凍ミックスシーフード、魚肉、クリル、アサリ、塩蔵ワカメ、アオサなどの海産物ばかり。
白米を与えるなど発想すらなかった。
今回の事故(?)で、甲殻類飼育における新たな知見が得られた事は、まことにもって慶賀の至りで御座います。

とか言っているうちに、残ったご飯粒にやってきたホンヤドカリ。


「豊葦原の瑞穂の国」とは、古代日本の美称。
天地開闢 神代の頃から、我が日本はお米の国だもんね。

さすが日本海の甲殻軍団!!

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冬瓜

2023-08-19 19:07:57 | 新・ほろ酔いキッチン
台風一過、爽やかな秋空が・・・来るはずもなく、相も変わらぬ残暑が続く今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

ま、暑熱地獄の日々が続こうとも、地球は確実に自転しているわけで、季節は巡る。

というわけで、畑から冬瓜が来た!
さっそく、本枯れ節と真昆布で叮嚀に出汁をとって含め煮に。
庭からもいできた青柚子の皮を振りかけて口腔に含み、静かに咀嚼しながら、ころころと冷えた純米吟醸を流し込む。

盆開けて、ほっと一息のひとときでございます。

ま、冬瓜だけでは残暑に立ち向かう滋養が心許ないので、

庭のシシトウを筏に組み、


なごりの鮎を焼き、


そして、この時期には絶対に欠かせない無花果田楽で、夏のなごりの「一杯一杯復一杯」。

やれやれ、今年の夏は厳しかったけど、終わりが見えてくると、少々名残惜しいかな。

夏来たりなば秋遠からじ・・ってか(笑)


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琴 一五歳

2023-08-11 13:18:47 | 生き物の話
「オカヤドカリは飼育下で繁殖行動は起こさない」という、それまでの定説に反して、我が家のナキオカヤドカリが最初に産卵したのが2004年。
翌2005年、どういった幸運か、ナキオカヤドカリ2個体とムラサキオカヤドカリ1個体が延べ5回産卵するという繁殖ラッシュに見舞われ、大量のゾエア幼生を飼育する機会を得た。
オカヤドカリの人工繁殖についての情報がほとんどない中、手探りでの幼生飼育となったのだが、供給されるパイが大きかったことが幸いして、数匹を上陸させるまで育て上げることができたものの、完全に陸上に適応させることはできずにあと一歩のところで全滅。
その後、2006年、2007年と途切れることなく産卵をしてくれたにもかかわらず、飼い主のスキルと気力と集中力が及ばず敗退。
そして5年目の今年、どうにかこうにか2匹のグラウコトエを無事稚ヤドカリに変態させることができた。
たった2匹とはいえ、しっかりと貝殻を背負ってちょこまかと陸上を歩くオ・カ・ヤ・ド・カ・リを眺めていると、この5年間の挫折感が走馬灯のように駆け巡り、その後からじわじわと達成感が湧き上がってくる(大袈裟か(^^;)

まあ、ともかく今回は少しだけ胸を張って「オカヤドカリの繁殖成功」の記録を報告する。
「オカヤドカリの繁殖成功!」・・・、ええ響きや。
長かったなぁ・・。




8月11日は、みーばい亭で初めて繁殖に成功したナキオカヤドカリ「琴」の誕生日。
上は、みーばい亭本店のヤドカリ話にアップした繁殖レポートの冒頭文でございます。
拙文ながら、今読み返しても喜びと興奮が熱く伝わってきますな(笑)

あれから15年。
プランクトンだった琴さんもすっかり熟女の貫禄を身につけてヤドカリ槽に君臨しております。さて、あとどれくらい生きるのか?
30年以上の寿命を持つオカヤドカリやムラサキオカヤドカリと違って、小型種のナキオカヤドカリの余命はそんなに長くは無いと思うけど、これからも飼育下繁殖個体の長寿記録をどんどん更新してくださいな。

そういえば、先述の繁殖レポートの文末にこんなことを書いている。
令和5年、オカヤドカリを取り巻く状況は・・なにも変ってないか。




今回の繁殖成功によって、オカヤドカリがWC個体を1世代畜養するだけでなく、本当の意味での飼育(累代飼育)を楽しむことのできる生き物である可能性を示唆できたことに、飼育家として一つの誇りを感じる。
まだまだ、飼育動物としては軽く扱われることの多いオカヤドカリだが、累代飼育を目指して飼育するなら、その奥深さと面白さはへヴィー志向の飼育家でも十二分に満足できるはずだ。
多くの生き物好きに、オカヤドカリ飼育の本当の楽しさ、奥深さを知ってもらえれば、「ハーミーズクラブ」以降の、流通・飼育を取り巻く惨状が少しでも改善されるのではないだろうか?

この小さなオカヤドカリたちがサザエ殻を背負う頃、すべての飼い主が心穏やかに飼育を楽しむことができる情況になっていてくれたら・・・。
ヤドカリ好きのささやかな願いである。



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かえるぴょこぴょこ

2023-08-05 09:51:15 | 生き物の話
暑い・・もとい、熱い!だけならまだしも、たまにレーダー上に現れる雨雲は少し離れたところを通過するばかりで、まともに雨が降らないからカラカラに乾ききっているみーばい亭。
乾燥に強いはずのローズマリーや暑さに強いはずのゴーヤーまでもが枯れかかっている今日この頃、皆さま如何お過ごしでしょうか?

そんなわけで、朝晩庭に水を撒いていると、そこいらからぴょこぴょこ飛び出してくるのが、今年メダカ池から上がったばかりの仔蛙たち。
小さいながらもそれぞれ居場所を定めてたくましく生きております。
温暖化やオゾン層の破壊で、地球上の両生類は今世紀中に絶滅する。なんていう研究者もいるみたいだけど、この猛暑の中でたくましく生きている仔蛙たちを見ていると、とてもそうは思えませんな。
なんといっても、我々哺乳類より古く、石炭紀から3億年以上、たび重なる気候変動に耐えて生き延びてきた種族の末裔ですからね。

先に滅びるのは人類の方かも。
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枝豆 蜩 冷麦酒

2023-07-29 19:29:53 | 2017年ムラサキオカヤドカリ繁殖記録
「蜩」と言えば、夕暮れ時に「カナカナ」となく風流な蝉・・・と、無責任な都会暮らしの善男善女の方々はお思いかもしれないが、蜩は朝も鳴く!
管理人などは毎朝四時半に蜩のけたたましい斉唱に叩き起こされております。
まあ、もともと蜩が棲んでいた山に酔狂にも棲みついたのはこちらであって、先住民ををどうこうしようという気は毛頭ありませんが、寝苦しい熱帯夜をやっと潜り抜けたかと思った矢先に叩き起こされるのもね・・。
さすがに毎朝のことになると、カンテキで炙って醤油かけて食ってやろうか・・てな気になりますな。いや、ほんまに。

ま、それはともかく、夕暮れ時に鳴く蜩の声が涼気を運んでくるのは否定しないわけで、昼間の酷暑が少し和らいだ夕暮れ時に、蜩をBGMに枝豆をつまみつつ冷えたビールを飲む、何ものにも代えがたい至福のひとときでございます。

というわけで、蝉の声を伴奏に酷暑の夏は続く。


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