ニール・ヤングの「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」を聴きながら、この記事を書いている。
10代の頃、バンドのレパートリーに加えようと、この曲の訳詞を試みたことがあるのだけど、英語を日本語に変換しただけでは、さっぱり意味が分からずに断念した。
ルー・リードやジム・モリソンやボブ・ディランも同じ。
クラッシュやピストルズはまだ分かりやすかったけど、今から思えば背景の文化も知らずに、ただ言語を変換していただけだった。
そんな頃、よく遊んでいた6歳年上のレコード屋の店員のおねーさんに、パティ・スミスを教えてもらった。
例によって、詩の内容はさっぱり分からなかったけど、言葉の「音」としての抑揚が妙に心地よくて、意味なんてどうでもいいやという気になった。
以来、ロックは言葉の意味などあまり考えずに「音」として楽しみつつ現在に至っている。
そして21世紀、取引先も下請けもほとんどが海外企業という時代になって、業務メールの返信ひとつに大汗をかいている情けない中年サラリーマンが出来上がったわけだ(^^;
2016年の重大ニュースの上位に来るのは間違いないのだろうけど、スウェーデン王国の人たちは、あのややこしい詩をちゃんと理解できているのかな?
同じ頃にラジオから盛大に垂れ流される「ABBA」を嫌っちゅうほど聞かされた身には、そうは思えないんやけどね(^^;
などとひとりごちながら、パティ・スミスの最新アルバム(といってもリリースは4年前やけど)を、ラックからひっぱりだして収録されている「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」のカヴァーに針を落としてみる(CDやし針はないんやけど)。
やっぱり、いい曲である。
というわけで、普段ならほとんど興味を示さないノーベル賞に興味を惹かれた2016年も残りわずか。
不思議なことに今年も健康に一年を終えられそうです。
やっぱり、金もストレスもためこまずに、吐きだすのが長生きの秘訣かな(^^;
漢字協会のバカバカしいキャンペーンとはいえ、「金」という下品極まりない字が今年の漢字に選ばれたことに日本人として忸怩たる思いを持たれた善男善女の皆様に、東北六県ろ~るショーの映美ちゃんがFBに寄せられた素晴らしいお言葉を紹介して、2016年の締めとさせていただきます。
今年一年の恨み辛み妬み嫉みを一気にげろげろげろ〜〜と吐き出して、空いた所に酒を流し込みましょう。
(白崎映美 FBより引用)
それでは皆さま、酔いお年をお迎えください!
Thank you!
Best regards,
namikaze拝
・・・どおり、今年も磯水槽にめでたく鞄ヤドカリがお目見えした。
おっと、ライバル登場か!
と思いきや、通りかかったのはヨモギホンヤドカリ。
とりあえず一安心やけど、水槽には同種のオスも居るから油断は禁物。
がんばれ、ホンヤドカリ!
がんばれ、ニッポンの青少年!
特製の味噌糟床に漬け込んでおいた鹿肉がええ具合に食べ頃を迎えた休日の宵。
さっそく炭火で炙って宴のはじまり。
肉があまい! やわらかい!
ありがとう、鹿さん。
合わせる酒は、こちらもええ具合に湧いてきた酵母の培養液。
大和朝廷が政治利用のために仏教を庇護し、明治政府が戦争資金調達のためにおかしな税制を定めたせいで、善男善女がいらざる禁忌に捕らわれる以前の、日本の宴の原風景である。(知らんけどな)
ここはいっちょ原始の衝動赴くまま、表に飛び出して月に向かって吠えようかと思ったのだけど・・・、あいにくのクォーター・ムーン。
いや~、残念残念。
ま、満月やったら警察呼ばれてたかもね(^^;
で、潮も小さいので油断していたら、ムラサキオカヤドカリ槽にうれしいサプライズ。
10月の終わりから脱皮モードに入っていた、「ムラサキの母」宇論ちゃんが無事生還。
美脚自慢の美少女も母になって貫禄アップ!
今年、産卵はなかったけど、昨年生まれた子供たちも手が掛からなくなってきたし、来年はまた頑張ってくださいな。
木枯らしを集めて耐えし残り蜘蛛
というわけで、世は忘年会シーズン真っ盛り。
堅気の勤め人たる管理人などは逃れようもなく、どうせ逃れなれないのならと前向きに楽しんだりするもんで、なんとなく胃ィが重くて、なんとなく体がだるくて、なんとなく喉がいがらっぽい休日の朝。
宿酔なのか風邪っ気なのか・・、とりあえず今日はおとなしくして炬燵に親しんでようと思ったんやけど、師走のお仕事も残ってるし、なかなかそうもいかんわけで。
せめて晩飯は食べやすいものをと、好物の湯豆腐に。
煮やさないように煮やさないようにと慎重に温めた豆腐に、原了閣の一味と26BYの自家製ポン酢をかけ回し、はふはふと。
あ~、あったまる。
あ~、胃ィにやさしい。
あ~、めっちゃ酒が欲しい・・(^^;
で、結局今宵もほろ酔いキッチン。
師走も未だ半ば。
先は長いし、今夜は早寝しよ。
大粒のいい実をつけた今年の花柚。
まずは5㎏ほど収穫して、搾った果汁と昨夜から仕込んでおいた出し醤油を合わせて床下に封印。
あとは1年間寝かせて熟成を待つだけ。
師走のお仕事第一弾「ポン酢仕込み」完了。
さて、大変なのはここから。
残った皮と余った果汁で柚子ジャム造り。
皮を刻むのにきっかり一時間。
あ~手ぇだるぅ~(^^;
気分転換がてら収穫後の花柚の木を整えに鋏と鋸をもって庭に出て、ついでに・・と、他の庭木の剪定をはじめたが最後、夕方までかかる大仕事になってしまった(^^;
というわけで、休日に頑張った御褒美の宴は、とろりと脂ののったノドグロ(!)の笹漬けとすぐきをアテに梵の特純でスタート。
とか、飲ってるうちに煮えてきたメインは、先週の鹿に続いて冬の贈り物シリーズ第2弾!
北からの使者鴨さん。
古来より日露友好の絆を結ぶ「平和の鍋」である!
出汁は酵母培養槽から掬った「うば」を隠し味に使ったみーばい亭オリジナル。
ちょっと物騒やけど画像UP!
炎上するかな?
せんやろなぁ・・、アクセス数がアクセス数やし(爆死)
合わせる酒は、先週の蔵開きで仕入れてきた「神聖」のたれ口。
お気に入りの酒やから大事に置いときたいけど、こればっかりは鮮度が命やから早よ飲まんとね。
休日労働の対価とはいえ、贅沢贅沢。
身体に栄養、心に栄養!
この勢いで年末年始を乗り切りますか。
がんばれ!肝臓(^^;
さて、冬の使者鴨さんにご満悦の管理人やけど、ほろ酔い機嫌で覗き込んだ水槽にも冬の使者到来!
去年の5月に採集したヨモギホンヤドカリちゃん。
たかだか60㎝50ℓの水槽で見事に季節を感じさせてくれる風流なヤドカリさん。
あんた夏の間どこにいてるんや?
そして、このところ拙ブログ記事の主役となっているイソガニちゃん。
ほとんど動かないけど腹は減るようで、今夜も冷凍白身魚をもぐもぐと。
五体満足なら餌は物陰に持ち込んでしまうから、飼育下でもなかなか摂食の様子は観察できないのだけど、このシチュエーションだと顎脚の細かい動きまでばっちり観察できる。
そして、食べれば出るのが自然の摂理・・というわけで排泄シーンも。
カニって、ふんどしの真ん中に排泄孔があるのね。
ある意味、便利なような・・・。
子供の頃のサワガニにはじまって、長年カニとつきあってきたけど、ここまでリアルに生体機能を観察するのは初めて。
当のイソガニの状態を考えると不謹慎かもしれないけど・・・めっちゃ楽しい!
ここまで来たらとことん長生きして、無知な飼い主の知見を広げるためにご協力いただきたく、謹んでお願い申し上げ奉りまする・・・。
って、酔ってんのか、俺?
あ、いつもか(酔死)
最後に残った左腕でそっとホンヤドカリを抱きしめている(ように見える)イソガニちゃん。
初冬の水槽の微笑ましいワンシーンだが、さて腹の底でお互い何を思っていることやら。
「おまえ、うまそうやな。」
「ちょっと食ってもええか?」
げに厳しきは食物連鎖の理(笑)
それにしても、いつまで生きる気かな? カニちゃん。
一方こちらはイソガニ爺さんも形無しの御長寿甲殻類ムラサキオカヤドカリの大御所様。
9月からふた月近くに及んだ脱皮も無事に乗り切り、いよいよ16回目の冬に突入!
昨年の夏に孵化した子どもたちも元気に育っているし、かりゆしかりゆし。
ヒーターで加温したケージ環境にも慣れたようで一安心。
当分オカヤドカリ槽は手間いらずということで飼い主も一安心。
で、その飼い主の食卓にも冬が訪れ・・・。
まずは、解禁を待ちわびた冬の妙味「鹿刺し」で冷や酒を一杯。
続きまして、高値(こうじき)な白菜たっぷりの鍋をつつきながら、燗酒をほろほろと。
いや~、贅沢贅沢!
明日は蔵開きで新酒をたっぷりときこしめる予定だし、冬は冬で楽しいなっと。
親愛なる読者の皆様。
管理人、ほろ酔い御大尽気分でこの記事書いておりますので、野暮なツッコミはなしでお願いしますね。
「この鍋、肉入ってへんやん!」 とか(貧死)